体験アーカイブ・2010年6月5日
体験学習コースの受講模様を分野別に掲載しております。
数学
チューター:丸橋 広和(修士課程2回生)、竹内 光(修士課程 2回生)、広瀬 稔(修士課程 2回生)
実施場所:理学部3号館109号室
グラフの彩色数、リスト彩色数の定義と簡単な性質について話してもらった。あとは最終発表にむけての準備についての連絡などについて
受講したELCASメンバーの感想文
- 今日は、The Dinitz problemをやりました。少し考えるのが難しかったです。あと1回なので、頑張りたいと思います。
- 今日の範囲は少し難しかった
物理
常見 俊直(研究員)
チューター:渡邉 大樹(学部4回生)
実施場所:理学部5号館511号室
まず実験室に移動し配線の確認と記録を行った後、測定を開始した。崩壊の信号を確認して装置が稼働していることを確認できたら教室に戻り修了発表会に向けてプレゼンテーションの準備を行った。
最後の確認中 | 検出された崩壊 |
プレゼン分担 |
受講したELCASメンバーの感想文
- 専門用語がやっと身についてきたので、ミューオンの寿命測定の回路がわかってきました。パワーポイントの役目が決まったので、がんばっていい発表を目指したいです。
- 今日はやっと実験ができたので、次回が楽しみです。プレゼンを作らないと…と思うので、少し考えておきます。
- 前回休んだので装置の組み立てに参加できず残念でした。自分がヒストグラムのアップデートしたときはグラフに変化がなくて更に残念でした。
- 今日は無事に実験。スタートボタンを押せてよかった。途中経過はいい感じなので、2週間トラブルもなく計測が続いてほしい。次回はいよいよ最終回だが、修了発表会に向けてしっかりと準備を進めたい。
- 今日はスタートボタンを押しました。今までの集大成として実験装置を動かしました。まだイベント数が少ないのであまり正確さはありませんでしたが、2週間後のデータ解析が楽しみです。
- チューターの皆さんの普段の努力のおかげでトラブルがおさまっていたので少し手を加えて無事スタートすることができました!!野沢さん、渡辺さん、本当にありがとうございます。いくら感謝してもしきれません。ようやく1イベントが見えたときは感動しました。
- 今回はミューオンの寿命の測定器のStartボタンをついに押しました。求めている結果に近いものが得られていたので、二週間にちゃんとした結果が得られていたら良いと思います。発表は『理論』を担当する事になったので、できるだけくわしく、まとめられるように次回は頑張ります。
- 今日は実験を開始しました。次回までにデータをとって、考察する予定です。発表のことも考えて、誤差がおきた場合は統計誤差と系統誤差について説明できるようにしたいと思います。また、ミューオンの寿命が測定できればどのように発展できるかも考えてみることになったので、考えたいと思います。
天文
加藤精一 (天文台 非常勤講師)野上大作(天文台 助教)
チューター:西田圭佑(研究員)
ボランティア:西島豪宏(修士課程1回生) 川井大輔(学部2回生)
実施場所:理学部4号館328号室
各自、5月1日のシミュレーション課題に取り組んだ。高校生1~2人に対して指導者が1人つくという態勢で、実習時間の間ひたすらプログラミングを行った。
実習中の部屋全体の様子 | |
実習中の風景 |
受講したELCASメンバーの感想文
- 銀河とか探査衛星の動きを、パソコン上で再現できるなんて、すごいと思った。 もう少し簡単にできると本当に感動していたと思うが、次回までに時間があるのでそれまでがんばりたいと思う。
- シミュレーションが動いた時はすごく感動しました。 チューターさんにたくさんお世話になり感謝しています。 体験講座も次で最後と知り寂しさを感じます。 あっという間だなと思いました。
- 疲れました。発表まで間に合うのか不安です。
- とにかく難しいです。前回参加していないので復習みたいな感じだったのですが、ほとんど分かりませんでした。たくさんメールで聞くと思いますがよろしくお願いします。
- すごく眼が疲れました。 でも一対一で教えてもらえたのでとても分かりやすかったです。 すごく難しかったです。
- 今日はプログラムを組みました。はじめはよくわからなかったけど、いっぱい教えてもらって骨組みとして完成することができました。一回ミスすると全部わからなくなったり見失ったりするけど、それを見つけ出して直していくのが地味だけど楽しかったです。 今から家に帰っていろいろいじってみようと思います!!!
生物
戸部 博 (植物系統分類学研究室 教授)
チューター:掛澤明弘(修士過程2回生) 山本武能(修士過程2回生)
実施場所:理学部2号館218号室
8月に行われる体験講座の修了発表会に向けて、その準備を行った。発表の全体の流れや、各自の担当する講座について話し合いを行ったのち、実際にパワーポイントでのスライド作成に取り組んでもらった。 これに際して、話の組み立て方や、文章、図表の用い方など、わかりやすいスライドを作る上での重要なポイントについて適時指導を行った。
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受講したELCASメンバーの感想文
- 今日は来るべき8/7に向けて、発表の準備をしました。今までのことを振り返るのは楽しかったのですが、発表は気が重いです。あと、もうすぐELCASが終わるんだなあと実感して、少しさみしくなりました。
- 修了発表のためのプレゼンを作りました。相談しながらワイワイ作れておもしろかったです。次回までにスライドを完成させないといけないので頑張ります。
- 発表のスライドの準備をしました。伝えたいことがあっても、言葉をまとめてパワーポイントにするのは大変でした。頑張ってまとめようと思います。
- 今日は、今までの体験学習でしてきたことを発表するための準備をしました。こうして、今までのことをまとめていると、本当に多くのことをしてきたのだと改めて実感しました。いままでしてきたことを、わかりやすく伝えられるように努力していきたいです。
- 発表の準備をしたのですが、よく考えるとあと2回なのですね。さみしい気もしますが、20回も有意義な時間を過ごせてよかったです。
- 今日でオープンコア講座が最後だということで、時ははやいなあとつくづく感じました。発表準備では、1年間の講座を振り返ってすごく懐かしく感じました。
化学
金 賢得 (量子化学研究室 助教)
チューター:上田哲(博士課程2回生)植野正嗣(修士課程2回生)
実施場所:理学部6号館158号室
現代的な理論化学の研究手法をダイジェストで紹介し、次回の体験学習への準備運動を行った。具体的には下記のとおりである。
①水の集団的運動をシミュレーションするにあたり、その難しさと面白さをムービーを用いて紹介した。特に水素原子の量子性が水中の水素結合の組換運動にどのような役割を果たしているかを解説した。
②分子動力学シミュレーション法とは何かを解説し、それを用いたフッ化カーボンナノチューブにおける 振動様態の最新研究を紹介した。
③分子は光とエネルギーをやり取りし、その様子は色またはスペクトルとなって現れるが、そのス ペクトルからどのようなことが分かるかを中心に、新しいシミュレーション法の開 発を紹介した。
計算化学で用いる水分子の運動モデルについて参加者の意見を聞きながら解説 | 計算化学的手法によるフッ化カーボンナノチューブの研究紹介 |
理論化学計算でどのようにスペクトルを計算するか解説 |
受講したELCASメンバーの感想文
- 今までと違ってかなり数学的・理論的だった。やはり実験ばかりしていては「化学」をすることはできないのだと思いました。これからのためにとても役立ちそうです。
- 量子力学の話から勉強不足で物理や数学などいろいろな分野の話を理解するレベルにまでは行けなかったので、次回までに少しでも物理や量子力学について勉強しておきたいと思いました。
- 量子力学とは何か、今研究していることについての話を聞いたが、正直かなり難しくてあまり理解できなかった。
- 今日は研究の紹介ということでとても興味深かった。大学でどのような研究がおこなわれているかよくわかって、とてもよかったが、自分の知識がその研究を理解するまでに達していないことが残念だった。
- 初めて化学の計算分野の説明を聞きました。最初に実際に計算するパソコンを見せてもらって、すごく大きかったので、このパソコンで大変なややこしい計算をするんだと思うと気が遠くなりました。
- 今まで高校で習ってきたのとは全く違うアプローチで分子の性質や結合の仕方を学ぶ方法があると知ることができた。理解できない話も多かったけど、深い話が聞けて考えさせられました。化学と言えばとりあえず実験というイメージがあったけど、コンピュータの中でもこんなにいろいろなことができると知って科学と技術は相互依存しながら発展してきたのだなと実感することができた。