ELCAS・最先端科学の体験型学習講座(京都大学理学部)未来の科学者養成講座

ELCAS・最先端科学の体験型学習講座(京都大学理学部)未来の科学者養成講座

体験アーカイブ・2009年6月20日

体験学習コースの受講模様を分野別に掲載しております。

数学

チューター:木村嘉之(博士課程 3回生),長尾有晃(博士課程 3回生)

実施場所:理学研究科6号館 609号室

7月の二回の発表に向けて、その準備を行った。

まず、テーマを決め、各自にどのテーマで発表するかを選ばせた。

次にプレゼンテーションの大筋を決め、資料の作成を行った。

発表の内容は高校生の創意を十分に生かしたものにした。

また、はじめてみる高校生にも分かりやすく、興味を持てるものになるよう努めた。

 

受講したELCASメンバーの感想文

  • どういう発表にしようかとか考えるのって、すぐに決まるものだと思ってたけど、意外に時間がかかった。
  • 発表に向けての準備をした。楽しかった。
  • 発表の準備をしました。初めて聞く人が分かるように、工夫するのは難しかったけど、楽しかったです。人に説明しようとすることで、自分の理解も深まってよかったです。
  • 今日は疲れた。誰にでも分かりやすいように、さらに正確にしようとするのが大変でした。
  • 発表の準備で難しい問題を誰にでも分かりやすくするように考えるのは楽しく、また難しかったです。まだ途中なので、最後まで頑張ります。
  • とりあえず、いろいろ決まって良かったです。自分の分がちゃんとまとまるかは心配だけれど何とかなると良いと思う。
  • 自分達で、発表の準備をするのは、やりがいがあります。発表に向けて頑張りたいと思います。

物理

チューター:佐田優太(修士課程2回生),酒向正己(修士課程2回生)

実施場所:理学研究科 5号館 511号室

前半は今井教授による、特殊相対論(後半)の講義。特殊相対論(前半)で求めたローレンツ変換から出発し、質量とエネルギーの等価則(E=mc^2)を導いた。

後半は、宇宙線の寿命測定の解析。そして、終了発表へのまとめを行った。

 

受講したELCASメンバーの感想文

  • 今日はデータ解析をコマンドプロンプトを使ってしました。C言語は理解できないなぁと思いました。でも、データがグラフにも数値にも表されていたのでとても便利だとは思います。これからレジュメを作るので、まだまだ頑張りたいです。
  • 発表前最後の講義で、ついにミューオンの寿命を求めることができた。7月18日の発表は、これまでの内容をうまく伝えられるものにして、ELCAS第一期生を成功で締めくくりたいと思う。
 

天文

長田哲也 教授

チューター:禅野孝広 (特別講師)、義川達人(修士課程 1回生)

実施場所:理学部4号館5階会議室

前回制作した分光器に光検出器(フォトダイオード)を取り付け、前々回制作したオペアンプ回路と接続する。これにより、入射してきた光を分光し、それを電気信号に変換して(増幅して)検出することが可能となる。すなわち、分光観測を行うことができる。なお、前回は回折格子の代わりにCD片を用いたが、精度よく分散させるために今回はグレーティングシートを用いた。

自作の分光器に光源(白色LED)を固定する。 光を電気信号に変換する読み出し回路の作成。

自作の分光器と読み出し(及び増幅)回路をつなぐ。これにより分散された光を場所ごとに電気信号として読み出すことができる。

 

受講したELCASメンバーの感想文

  • 今日は分光器を作り、光の色ごとに、光検出器で検出し、光の強度を測るという内容でした。スペクトルは見えましたが、光検出器で、検出した光を電圧にする際、電圧が倍増する様子が電圧計で測定できずに終わってしまったのは、とても残念でした。恐らく、スペクトルの光の強さが弱かったか、回路の一部が故障していたのでしょう。
  • 前回に引き続き、分光器をつくるということであったが、今回は成功して、本当によかった。振り返ると・・・・・なんだかんだで他の人の足を引っぱりまくってたような気がするけど、1年間様々な経験ができたので、参加してよかったと思う。
  • ライトを固定したり、角度を固定したりするのに、工夫するのが楽しかったです。また、思わぬ時に、いきなり電圧がはねあがったり、なぜか全然反応がなかったりして、理由を解明するのも面白くて、いつのまにか時間が過ぎていました。今日が最後だと思うと、とても淋しいですが、今まで色んなことを面白く教えてくださって、本当に感謝です、ありがとうございました。
  • 今日は、前回の続きである、分光器を作りました。いろいろと手を動かしてやるものだったので、今回の実習で、望遠鏡や分光器の仕組みがよく理解できました。                   また、長田教授とチューターの皆さんには、とてもお世話になりました。本当にありがとうございました。
  • 一応最後の実習だったので少しさみしい気持ちです。分光器は失敗した。
  • 自作分光器で分光した白色LEDの光を、波長(色)ごとに、フォトダイオードの感度特性は考えていないけど、光度がある程度(?)分かり、実際に近いような感じだったので、よかった。工作は、電子工作よりはるかに難しいと実感した。

生物

戸部博教授

チューター:山本武能(修士課程1回生)、小森晴香(修士課程1回生)

実施場所:理学部2号館218号室

 植物系統分類学研究室にあるスキャナや画像ソフト等を使用し、各自作成してきたパワーポイントを完成させた。その後各々が発表練習を行い、発表について良かった点や改善すべき点を指摘しあった。必要があればチューターも改善点について意見を出した。その後各自で指摘された点を中心にパワーポイントを修正した。また全員のプレゼンテーションを1つにまとめるにあたってその流れを再度確認し、導入部分やまとめ部分のスライドを作成した。

本日の予定 パワーポイント作成中
発表練習中

       

受講したELCASメンバーの感想文

  • またパワポ...。次はもう発表会だけです。少しさみしいですね。

  • 今日は発表に向けてスライドを作りました。みんな違うことを個性的に発表してくれるので、みんなで一緒にやるのが楽しみです。他の講座の人たちがどのような発表をするのか楽しみにしたいと思います。

  • パワーポイントの練習をして、自分の至らない点、発表の改善点を見つけることができました。これらを7/11の発表に必ず活かします。

  • 今日は各自が作ってきたプレゼンを発表して、修正点や良かった点などを指摘する。その後、みんなの意見をもとに自分のプレゼンを磨いた。本番までに完成できるように頑張る!!

  • 今日は必死でプレゼンをつくりました。私に時間があると、どんどん派手になっていくので大変でしたー。

    でも楽しくできてよかったです。発表頑張りたいです。

  • 今日は修了発表会の練習をしました。

    普段、プレゼンすることなんてめったにないので、少しドキドキしました。

    こうゆうことをする機会があってよかったです。