花山天文台は清水寺の裏に広がる東山にあります。設立から長い間附属天文台の主力
観測施設でしたが、その後の京都市の人口増加に伴う環境悪化(光害や大気状
態の悪化)により、1968年に新設されたの飛騨天文台設立にその地位を譲りま
した。
現在では、優れた多くの計算機から成るデータ解析システムが整備され、飛騨
天文台を初めとする観測データの解析・研究が日々行われています。また理論・
数値シミュレーション研究も盛んに行われています。
また、花山天文台は「教育施設」としての重要な役割も果たしています。学
部学生・大学院生の教育は勿論のこと、近年では、近隣の高校生の実習などを
中心に、外部の教育機関と連携して様々な教育活動に積極的に関わっています。
※花山天文台の見学についてはこちら(教育・社会活動情報)
2013年1月31日、花山天文台は、京都市の“京都を彩る建物や庭園”に「選定」されました。その後、調査と審査会を経て、特に価値が高いと認められ、2014年5月9日に“京都を彩る建物や庭園”に「認定」されました。
石田潤一郎 京都工芸繊維大学名誉教授による、花山天文台の文化財的価値についての所見
原稿(pdf)
参考写真(pdf)
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