焦点面
せいめい望遠鏡には2つのナスミス焦点があります。 赤色のナスミス台には装置ローテータを介して多数の観測装置が、青色のナスミス台には太陽系外惑星観測装置 SEICAが搭載されており、2つの焦点は第3鏡を回転することで切替えます。
赤ナスミス焦点
この焦点に設置された装置ローテータには、大型装置フランジ・小型装置フランジ・ファイバステージという3種類の装置取付け場所があります。 装置ローテータに組込まれた第4鏡の出入れや回転によって光路を切替えることで、観測天体に適した装置を選択できます。
大型装置フランジ
直径1150mm、重量1000kgwまでの観測装置を搭載できるフランジです。
このフランジに搭載された装置ではオートガイダ・波長校正ランプを使用できます。
搭載装置
装置交換が必要となりますが、持込み装置による一時的な利用は可能です。
小型装置フランジ
大きさ数100mm程度の観測装置を複数搭載できるフランジで、第4鏡の回転により光路を切替えられます。
搭載装置
- 視線速度精密測定用可視高分散分光器 GAOES-RVの前置光学系
- 電子観望会用カメラ
以下は望遠鏡の運用や調整のための装置
- 対象確認カメラ
- オートガイダ
- Shack-Hartmannカメラ
- 位相カメラ
- 波長校正光源
まだ空いているスペースがあるので新規装置の追加が可能です。
ファイバステージ
光ファイバによって別の部屋に置かれた観測装置へ天体の光を導くためのステージです。
このフランジに搭載された装置ではオートガイダ・波長校正ランプを使用できます。
搭載装置
まだ空いているスペースがあるので新規装置の追加が可能です。
青ナスミス焦点
当面は太陽系外惑星観測装置 SEICA 単独での運用を予定しています。
観測装置の持込み
観測装置の持ち込みについては、次のメールアドレスにお問い合わせください。
inst (at) kusastro.kyoto-u.ac.jp