- From #200 we cite 4 articles -
.. Index ........
* Messages to CMO No. 200
* OAA MARS SECTION
-- Mars Observation Reports of 1996/97 (#022)--
* 1996/97 Mars Sketch (2)
--Movement of Warm, Moist Air from the Arctic Area to the Equatorial Band
* 10 Years Ago (30) (Japanese)
-- CMO #045 (10 February 1988) & #046 (25 February 1988)-
OAA MARS SECTIONは、まだ短くて簡単である。観測報告者として南氏(大津)・松本直弥氏(長崎)・長谷川久也氏(茨城)の名が見える。
視直径も5秒台と小さいが、大きな模様は確認できていた。17 FebでLsは148゚に達し南半球の冬が酣であり、中央緯度も南半球に移り、いよいよ南極域の観測が出来るようになった。
記事としては、#045に南氏がJournal of ALPO #32 (Oct 1987)の火星記事から抜粋を紹介している。霧や雲などの季節変化をグラフ化するという記事を取り上げて、小望遠鏡での観測の集積と統計で確度の高い成果のあげている実例を示した。
#046にはComing 1988 Mars(7)「観測開始時期と前半のポイント」(南氏)が掲載され、注意すべき観測ポイントの紹介と、前と次を押さえるルーチン観測の遂行を推奨されている。
連載中の、「D.C.パーカー氏の火星写真(1986年)の紹介」は、(その12) #045,p397、(その13) #046,p401と掲載され、27 Aug (232゚Ls)から 30 Aug(234゚Ls)までの五枚の画像についての解説がある。Solis L周辺中心の構図。Aurorae S辺りに見られたローカルな塵雲に就いての記述もある。
来信には、Richard BAUM氏(UK)・阿久津富夫氏・松本直弥氏から寄せられている。コラムには「第二回惑星観測者懇談会」のお知らせが掲載されている。ダバオに日食観測に出掛ける松本直弥氏の上京する機会を捉え、阿久津氏・白尾元理氏が中心になって、三月16日に東京の白尾氏の自宅で、写真観測者中心の懇談会を開催するという案内である。
(Mk) 村上昌己