- From #199 we cite three articles -
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* 6th Workshop of the CMO Planetary Observers
* OAA MARS SECTION
-- Mars Observation Reports of 1996/97 (#021)--
* 10 Years Ago (29) (Japanese)
-- CMO #043 (10 January 1988) & #044 (25 January 1988)-
OAA MARS SECTIONへの報告は、南氏・中島氏からのものだけである。小さい視直徑ながらも主な特徴は捉えられているようで、ヘラスが明るく見えて(123゜Ls)、古(いにしへ)には南極冠と見間違えられた事も肯けるような見え方だった由。
#044によれば、ベルギーの R. de Terwangne氏から、1986年の観測報告(スケッチ93枚)があった。同氏は火星の大接近を四度も体験している長老観測家で、1937年以降の主なスケッチ・Intenssity Estimatesも同封して送付されて来ている。
記事としては、「報告用紙の体裁について」南政次、#043,p380 として、報告はB5用紙に統一して欲しいとする案内がされている(現在はA4に統一)。一観測一枚の用紙に納めること、時刻順の通し番号を付けることなどは現在でも踏襲されている。また「1986年火星模様の濃度測定について」岩崎徹、#044,p383、も掲載されている。連載中の、「D.C.パーカー氏の火星写真(1986年)の紹介」も、(その10) #043,p379、(その11) #044,p392と掲載され、30 July(215゜Ls)から 26 Aug(232゜Ls)までの七枚の画像についての解説がある。コラムには BAA,JPL,TAA等外国からの情報が紹介されている。
「夜毎餘言」は、未だ短編で第六回「Where is CerberusV?」 #043,p378、第七回「フロンガスを使うな!」 #044,p391の二編が見られる。前者ではCerberusVについて誤解があるとしている。
来信には、賀状からの抜粋の他、大沢俊彦氏・日岐敏明氏・頼武揚氏・長谷川久也氏・阿久津富夫氏等から寄せられている。「臺北訪問記」宮崎勲、#044,p387が、臺北旅行のエピソードを多く語り興味深かい。上記ベルギーのテルヴァンニュ氏の観測報告に同封されたお便りの紹介もある。
(Mk) 村上昌己