東亜天文学会火星課ホームページへようこそ!
『火星通信』は
1986年発刊です
 
CMO 日本語版        
最新改訂日
2024年12月22日
13:40 日本時

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News 2024


  ダストストームの発生

  18日(λ=314°Ls)のフォスター氏の観測で、クリュセからエオスに拡がる明るいダストが検出されました。
  このダストイベントは、右に取り上げた以前の観測のように、2020年に観測されたものと、同じ時期(Ls)で、発生位置や発生初期の形状が酷似しています。2005年にも少し早い季節に発生があって、こちらにもそっくりです。今後はエオスから南方向やマリネリス渓谷沿いに明るさがソリス方向に拡がっていくものと思います。
  関連した記事が、
2020年十一月の火星観測報告
に、あります。
  観測できる時間帯はヨーロッパ側からアメリカ大陸側に移っていきます。今回はわが国からの観測は、ソリスあたりが見えてくるまで、しばらく待たねばなりません。
 

 村上昌己 (8月20日)

  ギヤラリーページスタート

  2024/25年火星接近のギヤラリーページをスタートしました。 まだ火星は、視直径は4秒角を少し越しただけて、「やぎ座」にあり、赤緯も低いのですが、条件の良い南半球やフィリッピンからは画像が送られてくるようになっています。

  最接近は来年1月中旬で、最大視直径は14.6秒角の小接近です。視直径が10秒角以上の期間は、11月中旬から来年3月上旬の4ヶ月間に過ぎませんが、この期間は火星北半球の春分(λ=000゚Ls)すぎの観測となります。
  火星面中央緯度も、やや北向きで、北半球面の春の観測になります。北極冠の縮小状況が観測出来る季節です。

  画像やスケッチなど、下記宛に jpgやpngの画像形式のファイルで、コメントを添えてお送りください。

Mail to : cmo@mars.dti.ne.jp
 
 村上昌己 (3月1日)

News 2023 Headlines

1) 火星とZTF彗星の接近
2) ふたご座に入った火星
3) 今接近の観測期終了
4) 火星が合

News 2022 Headlines

1) 2022/2023年接近 ギャラリーページ開設
2) 朝空の惑星
3) 2020年同様のダストストームの発生
4) エドムでの発光現象の可能性

News 2021 Headlines

1) 今回の火星接近期の終了
2) 日本天文学会 2020年度天文功労賞の受賞
3) 太陽と合

News 2020 Headlines

1) 火星が朝の空に戻っています
2) ギャラリー・オープン
3) 火星とアンタレス
4) 春暁の三惑星
5) 火星観測期の到来
6) 火星接近期 来る
7) AMEC (Arsia Mons Elongated Cloud ) の影の検出
8) 南半球初秋(λ=300°Ls)過ぎの黄雲の発生

このファサードについて

 このウェブ・サイトは東亜天文学会(OAA)の火星課から公式に発行されるものです。これまで火星課のウェブ・サイトは英文と和文に分かれるか、『火星通信』をPDFの形にして両言語を併用してきました。しかし、2010年の八月から『火星通信』CMOは以下に述べる事情により全体的に英文の形にして、和文は独立してこのサイトで受け持つことになりました。内容はほぼ併行しますが、和文の方はもとのHTMないしHTMLで書かれることになります。日本語をお読みの方は、こちらを参照しながらPDFの方のCMOもご覧下さい。

 この欄は私どもはファサード(玄関)と呼びますが、このファサードからいろいろなサイトに入って行けます。ときどきの速報も出されますし、観測に関する予報、報告、論評、総括なども掲載されます。これまでの成果も保存されています。これまでに出されたCMO/OAAは右欄のバナーから辿れますし、2001年、2003年、2005年、2007/2008年、2009/2010年接近中に世界から寄せられた火星の優れたCCD像などは各接近ごとのMars Galleryとして保存されています。また、2004年のローヱル会議に関する頁やローヱル頁、CMO火星観測者会議なども、ファサードから、バナーを選択することによってたどれます。それぞれに日本語の頁がありますので選択できます。その他、さまざまなバナー(リンクも含めて)があります。またこの頁の後半にもリンクが表示されます。

 これからの毎月の火星観測に関するページはこのサイトでは新しい(Series 3の)バナーから直接辿れますが、昔のCMOに紹介されているものに関しては、旧いCMO(Series 1Series 2)から検索していただくことになります。同じように古い独立した記事も読めます。HTM版の英和文両用のところでは、[和文]またはJapaneseのところをクリックすれば、日本語の頁が現れます。とくに下記に表れる1997年接近期〜2010接近期のOAA MARS SECTIONの毎月の観測報告や、観測結果についての記録や論評のMars Notes、或いは会議に関する報告などは、上述のように検索できます。

 そのほか、「目次」バナーにはさまざまな記事が含まれています:Letters to the Editorにはメンバーからの編集者宛の手紙やemailなどが収納されています。Ten Years Agoには十年前のCMOが簡単に紹介されています。「ずれずれ艸」や「歳時記村」、「アンタレス研究所訪問」などでは、編集者のときおりの随想が読めますし、「目次」からはそれ以外の面白い記事も辿れます。

『火星通信』の沿革

 『火星通信』CMO1986年一月に発刊されました。火星の場合、その自転周期が地球のそれと似ていて一、二日にして一箇所から火星全面を捉えるということは適いません。したがって、海外で観測されている事柄について日本からは殆ど窺いしれないわけで、発刊の理由は常時海外との交流を始める必要があったからです。また日本の観測を海外に知らせる義務もありました。その為、CMO/OAA1986年の第1号から和文英文両用で記事が書かれています。部数は限られたのですが、Internet時代に入って、海外との交流という点は飛躍的に伸びました。最終的には2005年から『火星通信』自体をPDFにするという方法を採ったのですが、更に、今回、新たに「国際火星観測者協会」(Intetnational Society of the Mars Observers)を設立し、CMO/ISMOをその機関誌とすることになりました。これは英文紙になりますので、改めて和文の当該サイトを立ち上げることとした次第です。HTMLないしHTMで作っていたCMOを第一シリーズ、CMO #300から#374までを第二シリーズ、今回の新しいCMO/ISMOを第三シリーズと呼ぶことにし、この和文サイトは第三シリーズに対応するものです。

『火星通信』編集スタッフ

  浅 田 正 (Tadashi ASADA、福岡) 
(1986年一月〜1991年五月、2008年十月〜)
  南  政 次 (Masatsugu MINAMI、福井) 
(1986年一月〜2019年一月)
  村上 昌己 (Masami MURAKAMI、神奈川)
(1996年五月〜)
  中 島  孝 (Takashi NAKAJIMA、福井)
(1986年一月〜)
  西田 昭徳 (Akinori NISHITA、福井) 
(1992年三月〜)


 

東亜天文学会火星課の沿革

 東亜天文学会は1920年に京都大学付属花山天文台の山本一清氏(1889-1959)によって創立され、火星の観測も花山天文台の中村要氏(1904-1932)に依って1924年の大接近前後の観測は遂行されていましたが、グループとしての火星観測班は1933年末に木辺成麿氏(1912-1990)や伊達英太郎氏(1912-1953)に依って結成されました。したがって現在の火星課のルーツはここにあります。1933年といえば佐伯恒夫氏(1916-1996)が初めて火星観測を開始した年であり、翌年には前田治久氏(1914-1952)が仲間に加わっています。1935年には前田氏は140枚の観測をこなし、1937年にはまたパステルに依るスケッチも行っています。1937年には佐伯氏は花山天文台のクック鏡による観測も含めて101枚の観測を行いました。アンチゴネス・フォンスの検出やゴメール湾の変形などの観測に寄与しています。
 1939年は大接近の年でしたが、前田氏も佐伯氏も戦地にあり、両者の成果はありません。しかしこの年、東京の村山定男氏(1924-2013)が観測を開始しました。戦中の観測は困難を極めたようですが、1948年には順調に復活し、佐伯氏は20cm木辺鏡で、村山氏は国立科学館の20cm屈折で活躍を遂行され、新しい観測家も参加して来ました。
 戦後の火星課は佐伯氏によってリードされ、ノドゥス・ラオコーンティスの追求は火星課の十八番でしたし、1954年にはエドムの閃光現象が佐伯氏によってなされ、1956年には村山氏を始めとしてノアキス大黄雲の追跡が行われています。
 佐伯氏は1990年まで火星課長をつとめ、その後南政次氏(1939-2019)に受け継がれました。南氏は廿年に渡って火星課を率いて来ましたが、下記に述べるISMOの発足に伴い、そちらに専念することになり、新しく村上昌己氏を新課長とする陣容で火星課は運用されます。
 この二十数年火星課では前述のように1986年に『火星通信』CMOを機関誌として和文英文両用で発行を開始し、海外との交流に力を注ぎました。Internet時代の到来とも相俟って、1996年にはウエブ・サイトによる活躍も行われ、内容も一段と充実し、2001年以来火星のCCD画像やスケッチがemailを通じて紹介されファイルされています。

 

東亜天文学会火星課の新しい陣容

 この度の改組に伴い、2010年九月から火星課の役員は次のようになります:

課長:村上 昌己 (Masami MURAKAMI)
幹事:中 島 孝 (Takashi NAKAJIMA)
幹事:西田 昭徳 (Akinori NISHITA)


 

「国際火星観測者協会」(ISMO)の設立

 今回『火星通信』CMOを媒介にして、先述のように2010年八月からInternatinal Society of the Mars Observers (ISMO)「国際火星観測者協会」が全世界の火星観測者を対象に設立されることになりました。評議員としては、アメリカからドナルド・パーカー氏とウィリアム・シーハン氏、フランスからSAFのクリストフ・ペリエ氏が参加し、我が国からは浅田正氏と近内令一氏、南政次氏が入っています。この「協会」は世界各国から出入り自由で、いくらかの国内からカンパを募るほかは、会費などもなく、媒体のCMO/ISMOPDFの形で読めますし、投稿も自由です。併行して接近期にはMars Galleryがこのサイト(およびISMOのサイト)で運用され、CMO/ISMOで論評されるほか、このサイトの「CMOシリーズ3へのリンク」でも和文で読めます。


 

旧いCMOのドキュメント

右側のアイコンと二重になる事柄も含まれますが、旧いリンクの数々です



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Forthcoming 2009/2010 Mars


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Forthcoming 2007/2008 Mars


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Forthcoming 2005 Mars


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Coming 2003 Great Mars


OAA Mars Section Reports

2007/2008 OAA Mars Section
(see from CMO #330 to #348)

2005 OAA Mars Section
(see from CMO #300 to #326)

2003 OAA Mars Section
2001 OAA Mars Section
1999 OAA Mars Section
1997 OAA Mars Section


Observation Notes

CMO 2009/10 Mars Note

2007/08 CMO Note
(see from CMO #347 to #360)

2005 Mars CMO Note
(see from CMO #318 to #332)

2003 Mars CMO Note
Only two articles

2001 Mars CMO Note
1998/99 CMO Note
1996/97Mars Sketch
1994/95 Mars Note


Some of CMO Meetings

The 12th CMO Meeting on 4 - 5 May 2004 at Anamidzu

The 11th CMO Meeting on 2 - 5 May 2003 at Fukui

The 10th CMO Meeting on 2 -5 August 2002 at Ina

The 9th CMO Meeting on 20 -22 Oct 2001 in Okinawa

The 8th CMO Meeting on 15-17 Sept 2000 in Yokohama


Letters to the Editor
Archives

#200 (25 February 1998) ~ #289 (25 March 2004)


CMO Clicks
Index


CMO Members
(further under construction)


Please make the access to
http://www.mars.dti.ne.jp/~cmo/ISMO.html
for the English CMO/ISMO


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『火星通信』 CMO #540

(第3シリーズの第165号、2024年11月10日発行)
2024年十月の火星観測報告・
2024年十二月の火星観測の目安
----2024年11月22日 11時20分更新


- - - - 2024年12月21日更新


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First uploaded on 1 March 2024


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21 December 2024 at 04:02 GMT
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Cebu island, The PHILIPPINES



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WILSON,Tim
Jefferson City, MO, the USA




CMO#300 (2004年12月号 )からの PDF版


CMO#174 (1996年4月号 )から #289 (2004年4月号 )までの Web版による『火星通信』のインデックス



First uploaded on 7 February 2022
Last updated on 6 September 2023


2022-23 Mars Projection Maps
1) Martin R LEWIS


First uploaded on 1 January 2020
Last updated on 19 July 2021

2020 Mars Projection Maps
3) Damian A PEACH
2) Martin R LEWIS
1) Teruaki KUMAMORI


First uploaded on 12 October 2017
Last updated on 23 May 2019


2018 Mars Projection Maps
2) Damian PEACH
1) Robert HEFFNER


First uploaded on 23 November 2015
Last updated on 14 May 2017


2016 Mars Projection Maps
1) Teruaki KUMAMORI


First uploaded on 1 September 2013
Last updated on 14 April 2015


2013/2014 Mars Projection Maps
2) Martin R LEWIS
1) Teruaki KUMAMORI


First uploaded on 1 August 2011
Last updated on 27 October 2012


2011/2012 Mars Projection Maps
1) Damian PEACH
2) Martin LEWIS


First uploaded on 3 April 2009
Closed on 29 August 2010
Revised on 17 September 2010




1) Teruaki KUMAMORI
2) Martin R LEWIS         
3) Damian PEACH          



Click the icon  



First uploaded on 9 April 2007
Closed on 6 August 2008
Revised on 7 October 2008





First uploaded on 1 January 2005

Last updated on 26 November 2006
at 09:00 GMT



Uploaded on 2 January 2006



1 ) Bill DICKINSON       
2 ) Christophe PELLIER
(projection map, see LtE)
3 ) Christophe PELLIER
(polar regions, see LtE)
4 ) Robert HEFFNER     
5 ) Jan ADELAAR          
6 ) Damian PEACH        


このサイトは2002912日に
最初に掲載され、

20051015日に更新


穴水に於ける2004年ローヱル会議
(525日)


Last updated on 14 May 2004
Revised April 2007



Our CMO Web for the 2003 Mars images,
first uploaded on 18 November 2002

Final updating on 15 June 2004 at 08:30 GMT

Also click here for Director's Notices in 2003


2001 Mars Images after the Onset of the Global Dust Storm on 24 June 2001

The International MarsWatch 2001 Information
2001 Dust Storm on Mars!

2001 Mars Images up
until the major dust storm was onset



Here is a history of the CMO Meetings of Planetary Observers
first uploaded on 23 Sept 2002

c) 2002年12月4日 皆既日食
b) 2002年6月10 日 金環日食
a) 2001年しし座流星群



Mars Observations in 2022 at the Observatory
of the Fukui City Museum of Natural History
福井市自然史博物館天文台における
2022年の火星観測報告
(PDF 8.1MB)

Yasunobu YOSHIZAWA

Mars Observations in 2020 at the Observatory
of the Fukui City Museum of Natural History
福井市自然史博物館天文台における
2020年の火星観測報告
(PDF 9.4MB)

Yasunobu YOSHIZAWA

Mars Observations in 2018 at the Observatory
of the Fukui City Museum of Natural History
福井市自然史博物館天文台における
2018年の火星観測報告
(PDF 6.4MB)

Yasunobu YOSHIZAWA
----------------------

On the Mars Observation Scheme Employed at Fukui in 2007/2008 (PDF 0.6MB)
Masatsugu MINAMI and Takashi NAKAJIMA
Mars Observations in 2005. Part III (PDF 1.3MB)
Masatsugu MINAMI
Mars Observations in 2005. Part II (PDF 0.2MB)
Mars Observations in 2005. Part I (PDF 0.8MB)
Mars Observations in 2003. Part U(PDF 3.5MB)
Mars Observations in 2003. Part I (PDF 0.6MB)
Mars Observations in 2001. Part V (PDF13.5MB)
Mars in 2001 Part II (PDF1.7MB)
Mars in 2001, Part I (PDF 1.5MB)
Mars in 1999 (PDF 1.9MB)
Mars in 1996/97 (PDF 73.1MB)
Mars in 1994/95 (PDF 47.8MB)
Mars in 1992/93 (PDF 44.6MB)
Mars in 1990/91 (Japanese only)
  (PDF 33.7MB)

All published by
The Fukui City Museum of Natural History



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Japanese



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