玉燈

 当時の夜間の照明としては、灯明や行灯、ロウソクなどが使用されていました。ロウソクは高価でしたので、庶民は油を使う前者にもっぱら頼っていました。照明としては非常に暗く、夜に本を読んだりするのには苦労したようです。そこで一貫斎は、ガラス容器に太く束ねた灯心をいれ、風がふいても火が消えず、明るい照明器具としてこの玉燈を開発しました(写真は国友一貫斎科学技術研究会による復元品)。宣伝用のチラシもつくっています。


冨田良雄 2009年10月9日(河村聡人 2022年5月12日改訂)

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