65cm屈折望遠鏡で観測した土星
今年(2008年)の土星は、春の星座のしし座の方向に見えています。
土星は2008年2月25日に地球から見てちょうど太陽の反対側に
位置する衝となりました。
この衝の時に土星は一番明るく見ることができます。
衝のころ、土星は日没とともに東の地平線から昇り、日の出ととともに
西の地平線へと沈んでいきます。
衝を過ぎると、土星が昇る時刻が少しづつ早くなっていくので、観測
しやすくなります。
同時に地球から
も遠ざかっているために見かけの大きさが小さくなっていきます。
下の写真を見比べると、4月に撮影した土星が3月のものより
小さくなっているのが分かります。



土星
飛騨天文台 65cm屈折望遠鏡
(上):2008年3月12日(日本時間20時20分)
(中):2008年4月4日(日本時間20時38分)
(下):2008年4月30日(日本時間20時)
撮影者:仲谷
自作カメラにて直焦点で撮影
(上:800枚積算,中:1300枚積算,フィルター無し)
(下:1600枚積算の画像5枚をコンポジット)
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