Kwasan and Hida Observatories, Graduate School of Schience, Kyoto University English Home page

飛騨天文台65cm屈折望遠鏡で観測した木星


2010年9月4日の木星画像です。上段がRGB合成の可視光、下段は強いメタンバンド(893nm)の画像です。メタンバンドは木星大気の吸収線で明るく見える模様は高度の高いところです。4枚目の中央下の大赤斑やその下やや右のOval BAは高度が高いことを示しています。

注目していただきたいのは、可視光の画像で大赤斑の中央から北が明るくなっていることです。ここには昨年まで、北半球の太い縞と同じくらいの縞がありました。ところがメタンバンドでは昨年同様、縞があります。この現象は10年〜20年に1度くらい発生しますが、なぜこう なるのか、まだ良く分かっていません。

飛騨天文台 65cm屈折望遠鏡で撮影
2010年9月4日
撮影者:浅田(九州国際大学)
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