Kwasan and Hida Observatories, Graduate School of Schience, Kyoto University English Home page

2017年9月に大フレアが発生した黒点(NOAA 12673)


2017年9月6日に今太陽活動周期(Cycle 24)において最大のフレア(X9.3)が活動領域NOAA 12673において発生しました。 この領域では、4回の大フレア(X-class flare)が発生しましたが、すべて日本時間の夜であったため、 飛騨天文台では観測はできませんでした。 ここでは、飛騨天文台SMART望遠鏡とドームレス太陽望遠鏡(DST)による黒点の画像や中規模フレアの動画を紹介します。
(クリックすると大きな画像が表示されます)

(1) 9月4日と9月5日のSMART/SDDI太陽全面像
(左:9月4日 H-alpha +3.5 A、右:9月5日 H-alpha中心)

(2) SMART/T4の磁場データ

左は連続光、右が磁場を示す。白がN極、黒がS極。
活動領域の東(左)側の、N極とS極が入り乱れている部分でフレアが発生しました。
(3) SMART/FISCHの連続光データ

(4) SMART/SDDIで観測されたフレアの動画集
SDDI_event_report
(5) ドームレス太陽望遠鏡での観測例
9月5日 補償光学/画像処理の実験中の画像

9月11日 夜中に発生した大フレアのポストフレアループ