Subject: lunch-seminar
From: Shin Mineshige
Date: Fri, 2 Jul 2004 11:27:42 +0900 (JST)
ランチセミナーの出席者のみなさま
ランチセミナーに分野や観測・理論の別を問わず、
毎週多くの方が参加して下さりありがとうございます。
ただ最近、必ずしも、ランチセミナー本来の趣旨が徹底していないようなので、
創設者として、意見をのべておきます。
ランチセミナーの趣旨を一言でいいますと、「耳学問」をするということにつきます。
「広く浅く」です。
「狭く深く」の雑誌会とは目的が異なります。
・最近の「おもしろい」話題の紹介。
何が新しいか、これまでどういう謎があって、それをどういうアイデアで乗り越えたか、
あるいは新しくどういう展望が開けてきたかを簡単に紹介する。
図を中心に説明するのも一つのやり方。
・いろいろな分野の話の紹介。
できる限り、自分の研究分野から少し(たくさん?)離れた論文にも挑戦して欲しい。
したがって、読み方は多少甘くてもいい(ことにしたい)。
担当者は話題提供と割り切る。
興味をもった人がきちんと論文を読めばいい。
・記録をきちんと残す
author, title はもちろんのこと reference (astro-ph の場合、投稿された雑誌名、
in press か submitted かも含め)を書いてコピーを配る。
担当の水野君がファイルに閉じる。
・雑誌会との棲み分け
(月曜...水曜)雑誌会での論文紹介では、あくまでもきちんと理解し、
発表することが求められている。
ランチセミナーは、もっと気軽に話をしてよい(ことにしたい)。
そのかわり、自分の守備範囲外の分野に冒険してほしい。
・異分野間交流
観測(実験)の人は理論の、理論の人は観測の論文にもチャレンジして、
不明な点はあえて出席している専門家に投げて、交流を深めるのもよい。
特に理論の人は観測(機器)プロジェクトについて理解を深めるいい機会。
理論の難しい話をして、観測家の眠気をさそうようではいけない。
以上。(あくまでも個人的希望でした。)
嶺重