--- CMO #231 (25 May 2000) pp2731~2750 ---

▼巻頭は、「第8回CMO惑星観測者懇談会」の案内が掲載されている。2000年九月中旬の連休に横浜で開催された懇談会の予告である。

▼ 次いで1998/99 Mars CMO Note(8) 「イエルネ」 "Ierne" と1998/99 Mars CMO Note(9)「南極冠」" The spc"が連続して取り上げられた。前者には北極冠極小時に現れる周囲の雪片の様子が、後者には来期から始まる南極冠観測の前哨戦としての1999年の南極冠の観測状況が纏められている。

▼ LtEは、始めに常間地ひとみさん(神奈川)からの多数の来信があり、九月の懇談会の相談や、比嘉氏・成田氏と筆者の家で集まったときのことなど記録されている。また末尾には「藤沢だより」も掲載されて、懇談会のロケハンの様子があり、当時のことが記憶に蘇る。
 その他に国内からは、阿久津富夫(栃木)、宮崎勲(沖縄)、比嘉保信(沖縄)の各氏から、外国からは、Damiam PEACH (UK), Nicolas BIVER (HI, USA), Giovanni DI GIOVANNI (Italy), Audouin DOLLFUS (France), Daniel CRUSSAIRE (France), Sam WHITBY (VA, USA), Robert SCHULZ (Austria)の皆さんから便りが寄せられている。SCHULZ氏はPEACH氏の紹介で、今回が初めての来信、自己紹介がされている。
CMO_Mars Report (24)には、SCHULZ氏からの追加報告が紹介された。

Click CMO (15) には、西田氏と常間地さんから紹介のあった、ウエッブページ二つが採り上げられた。MGSの画像アーカイブと次のオマーンで見つかった火星からの隕石の話題である。

▼ また、巻末には「文献紹介」として、佐藤健氏などより送られてきたScience, Nature, S&Tに掲載された火星関係記事の紹介があった。

TYA(57)には、CMO#087(25May1990)が紹介されている。廿年前のその「OAA_MARS SECTION」には観測報告に先立って、OAA火星課長が佐伯恒夫氏から南政次氏に替わり、幹事に中島孝氏・浅田正氏が就任したことがアナウンスされていた。まだ火星は朝方の「うお座」にあって視直径は6秒台であった。また、Coming 1990/1991 Mars (4)「今年の火星は高いですね!」と 1988CMO観測ノート(12)「Thyles_Monsらしきもの」が掲載された。


村上 昌己 (Mk)