ISHADOU #223

Letters to the Editor


from Hiroshi ISHADOH in CMO #223

●・・・・・・・・沖縄では、日中はまだ暑く、もうしばらく夏が続きますが、福井ではそろそろ秋の気配が漂っている頃でしょうか。今年はまだまともな台風の接近が無く、めずらしい夏になりました。
 遅くなり申し訳ありませんが、八月後半以降のスケッチと模写をお送り致します。今回は天気に恵まれ、晴天が続いたおかげで、連続して観測する事が出来ました。しかし、視直径の低下と高度の低さにより、詳細を捉える事は難しくなりましたが、シーイングが良い時にはまだ何とか見えますので、あとしばらくは追跡出来ると思います。那覇でもこのような状態ですから、足羽山ではさらに困難な悪条件の中での観測ですから大変だと思います。
 先日、お電話で問い合わせた件ですが、次の日から天気がくずれ確認は出来ておりません。北半球が暗帯に覆われているように見えたのは(マレ・アキダリウムからテムペ付近)たぶん視直径が小さくなった事に起因すると思いますが、直感的に何か異変があったのでは?と思わせる雰囲気の火星面でした。前半に火星面を横倒しに見るヘマをしでかしていますので、先入観でもって見る事がないよう注意しているつもりですが、やはり通常と異なった見え方だと困惑してしまい、落ち着きをなくしてしまいました。これから判断することがさらに難しくなっていきますので以後、気をつけていきたいと思います。

(追伸) 模写の件ですが、やや濃いめに写したつもりですが、まだ薄めでしょうか。周囲の墨塗りは慣れないため少々汚くなっていますが、お許し願います。南さんから福井で頂いた模写用紙(三枚)は光沢がなく、一様にきれいに墨入れされていますが、これにも技術が必要であることを痛感しました。

(18九1999)

伊舎堂 弘 (Hiroshi ISHADOH 那覇 Okinawa)   :   FAX 81-098-885-1263