ISHADOU #219
Letters to the Editor
from
Hiroshi ISHADOH
in CMO #219
●・・・・・・・・先日は、お悔やみのお手紙をいただき感謝申し上げます。しばらくは落ち着かない日が続きましたが、日常生活へ戻っております。
遅くなりましたが、5月後半のスケッチをお送り致します。梅雨のためほとんど火星を見る事が出来なくなっており、また、見えても、雲間からの観測となりますので難しい状態が続いています。
今年に入り平年ですと天気の悪い二月に晴れ間が多く、それ以外は曇り空が続くといったやや異なった季節の動向になっていますが、梅雨明け後(六月20日ごろ)の天気に期待したいと思います。
連日の観測、『火星通信』の編集等、大変お疲れの事と思います。あまり無理をなされぬ様御自愛いただきたいと思います。
(追伸)
3Juneは久しぶりに晴れ間が広がり、途中曇られる事もありましたが、比較的良好な条件で火星を見る事が出来ました。その位置がヒュペルボレウス・ラクスが見え始めた所で、先日のお手紙にありましたバルティア付近にちょうど同じように強い朝霧があり、しばらく追って見ました。当地の新聞にはサイクロンの記事は紹介されておらず、詳しい事はわかりませんが、残念ながら台風の眼らしきものは透明度がやや悪いこともあり確認できませんでした。形も午後に移るにつれて、やや円形のような感じで見えましたが、段々と淡くなっていきましたが曇られ、以後は追跡できておりません。この雲もサイクロンなのでしょうか。
(5六1999)
伊舎堂 弘 (Hiroshi ISHADOH 那覇 Okinawa) : FAX 81-098-885-1263