AKUTSU #236

Letters to the Editor


from Tomio AKUTSU in CMO #236

●・・・・・・土星の環の明るさについてです。土星の環は 衝の頃になると、環が明るくなりのが分かります。太陽からの当たる角度が小さくなると環の構成する欠片の反射率が強くなり、環が明るくなると思っています。特にB環は顕著に明るく感じます。衝効果と言うべきでしょうか如何でしょう。
(26九2000 email)

○・・・・・おはようございます。阿久津です。PEACH氏の木星土星画像の転送ありがとうございます。・・・氏にはこちらから7 Octの画像を送りました。・・・処理が少々過度かなと思いますが、25cmシュミカセで素晴らしい画像が数多く得られるのは気流が良いからでしょう。

 依頼の昨年の火星画像、m990512-2をLRGBカラーで再処理しました。普通RGB画像のカラー信号とL画像をR.BからのLRGBカラー、RGBカラーの強調処理をしました。例の明斑も見やすくなっています。LRGB法でLをBで合成すれば白雲が明瞭になり、これは今後使えると思っています。

 7 Octに撮像の木星土星は今回福島県の滝根町星の村天文台の65cmカセグラン(F=12)で初めて使わせて貰っての観測です。さすがに65cmともなると32cmよりもはるかに多い光量でIRやメタン像も大変楽な撮像でした。当夜は気流も良く、土星は500倍でも眩しく感じました。今後とも機会をみて遠征したいと思います。木星のBA画像に関してはIR(880nm)像では内部に淡い暗部が見られます。PEACH氏からのメールでは昨シーズンのBEでもこのようなことがあったとのことです。

(22十2000 email)


阿久津 富夫 ( 烏山, 栃木 :Karasuyama,Tochigi)  is6t-akt@asahi-net.or.jp