Coming Mars 1998/99 (09)
1998/99年の火星 (9)
1998/1999年の火星の見かけの大きさや位相の変化 (下)
西田昭徳
♂ この記事はCMO#209p2354の記事の続編で、最接近日の1Mayから毎月初日の火星面の経緯度の様子を視直径の変化と共に示したものである。ただし、時刻は00:00GMTである。1Mayは最接近だが(17hGMT)、既に衝は過ぎているので、正午のN線はCMより東に来ている。
♂ M線との交点はSub-Solar点(昔のDs)であるが、七月末の秋分までは北半球にあるが、五月、六月などでは丁度オリュムプス・モンスからタルシス三山のあたりを通ることに留意してほしい。
♂ 北極が隠れてしまうことに注意。
♂ 図に使われているN線やM線の意味は過去の記事に譲る。N線とM線の交点は太陽が天頂に来る点で(Sub-Solar point)、交点の移りは季節を映す。過去の同様の記事は、#38p311、#58p459、#68p523、#120p1065、#181p1935等に見られる。