編 集
後 記
三月になっても寒暖の日較差の大きい日々が続いている。19日には「春分」の一日前に南岸低気圧の通過で、当地でも風か強く冷たい雨が降り荒れた寒い日となった。内陸部では雪となり蓼科では15㎝ほどの積雪になっていた。この数日の気温の変化は大きく、本日は当地でも25℃を越える夏日になって、シャツ一枚ですごしている。気に掛かるのは今年の夏の暑さで、昨年並みに暑さが続けば、だいぶ体力を消耗しそうである。
降雨も、このところ少し増えてきて植物にとっては恵みの雨となっている。ソメイヨシノの開花も今日・明日には発表されそうである。御近所でも、ジンチョウゲが香り、シロモクレン・コブシと咲き進んで桜を待っている雰囲気である。我が家では梅や水仙の花が終わって、レンギョウが咲き始めた。デンドロビウムのつぼみもふくらみ初めて、庭いじりの季節が訪れようとしている。
火星は日没後の空の天頂近くに進んでいる。明るさはプラス等級に落ちて春霞の中あまり目立たなくなってきた。四月中旬には「ふたご座」から「かに座」へもどって順行を続けてゆく。「東矩」となるのは五月1日のことで、今観測期も終盤なってきた。
三月23日記
火星課長 村上昌己