編 集
後 記
二月になり「立春」も過ぎ、18日には「雨水」となったのに、今年は異例の寒波が続いていて、日本海沿いでは大雪となっている。福井の西田氏からのお便りでは、あわら市付近の平地ではそれほど積雪は多くないとのことである。各地の被害の少ないことを祈念している。筆者か時折に訪ねる長野県の蓼科高原の別荘地では、今朝の最低気温は氷点下14℃に下がって近年にない寒さを記録している。今月末には小屋開きが計画されているが道路の積雪は僅かだが、厳冬期の寒さが続いていて、開催は危ぶまれている。
下界でも寒さは続いているが、季節は進んでいて日差しは強くなり季節が進んでいるのが感じられる。御近所の梅の花は満開となり、我が家の遅咲きの梅も開き始めた。玄関横の花壇には八重の水仙の花が満開になっている。
火星は明日24日には「留」となり順行に移り、「ふたご座」から「かに座」へもどってゆく。三月上旬には視直径は10秒角を下回り、今観測期も後半になってしまう。「東矩」となるのは五月1日のことで、まだしばらくは南の夕空に見えている。寒気が厳しく自分の観測は出来ずにいるが、暖かくなったら老体にも観測のチャンスが訪れるかも知れない。
二月23日記
火星課長 村上昌己