News 2024


  ギヤラリーページスタート

  2024/25年火星接近のギヤラリーページをスタートしました。 まだ火星は、視直径は4秒角を少し越しただけて、「やぎ座」にあり、赤緯も低いのですが、条件の良い南半球やフィリッピンからは画像が送られてくるようになっています。

  最接近は来年1月中旬で、最大視直径は14.6秒角の小接近です。視直径が10秒角以上の期間は、11月中旬から来年3月上旬の4ヶ月間に過ぎませんが、この期間は火星北半球の春分(λ=000゚Ls)すぎの観測となります。
  火星面中央緯度も、やや北向きで、北半球面の春の観測になります。北極冠の縮小状況が観測出来る季節です。

  画像やスケッチなど、下記宛に jpgやpngの画像形式のファイルで、コメントを添えてお送りください。

Mail to : cmo@mars.dti.ne.jp
 
 村上昌己 (3月1日)

  ダストストームの発生

  18日(λ=314°Ls)のフォスター氏の観測で、クリュセからエオスに拡がる明るいダストが検出されました。
  このダストイベントは、右に取り上げた以前の観測のように、2020年に観測されたものと、同じ時期(Ls)で、発生位置や発生初期の形状が酷似しています。2005年にも少し早い季節に発生があって、こちらにもそっくりです。今後はエオスから南方向やマリネリス渓谷沿いに明るさがソリス方向に拡がっていくものと思います。
  関連した記事が、
2020年十一月の火星観測報告
に、あります。
  観測できる時間帯はヨーロッパ側からアメリカ大陸側に移っていきます。今回はわが国からの観測は、ソリスあたりが見えてくるまで、しばらく待たねばなりません。
 

 村上昌己 (8月20日)

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