特定非営利活動法人 花山星空ネットワーク
2024年12月8日(日)に第33回 講演会を開催します。今回は、京都大学での現地参加とオンラインのハイブリッド形式で開催します。現地参加・オンライン参加どちらの場合でも事前申込が必要です。
渡辺公貴氏 (同志社大学生命医科学部医工学科教授)
JAXA、株式会社タカラトミー、ソニーグループ株式会社、同志社大学の4者で共同開発した変形型月面ロボットSORA-Qは月着陸機SLIMに搭載されました。2024年1月20日、SLIMの着陸直前に月面へ放出されてSLIM及び周辺の撮影に成功しました。これにより、SORA-QはLEV-1と共に、日本初の月面探査ロボットになり、世界初の完全自律ロボットによる月面探査、世界初の複数ロボットによる同時月面探査を達成しました。さらに、SORA-Qは世界最小・最軽量の月面探査ロボットとなりました。今回はこのSORA-Qについて話をさせて頂きます。
岩本昌倫氏 (京都大学基礎物理学研究所 特任助教)
近年、高速電波バーストと呼ばれるごく短い間だけ非常に強い電波を放射する天体現象が多数発見されています。非常に重たい星が寿命を迎えた後にできた「中性子星」の中でも、特に強い磁場を持った「マグネター」と呼ばれる星が、高速電波バーストの発生源であることが最近になってわかってきました。しかしながら、高速電波バーストがマグネターのどこでどのようにして発生しているのかは未解明のままです。本公演では、スーパーコンピュータ「富岳」によるシミュレーションの成果を中心に、高速電波バースト研究の最前線を紹介します。
Copyright © 花山星空ネットワーク. All Rights Reserved.