特定非営利活動法人 花山星空ネットワーク
2023年6月4日(日)に「NPO法人 花山星空ネットワーク 第30回 講演会」をオンラインで開催します。恒星フレアがもたらす系外惑星や地球の生命環境への影響の研究と木の年輪から過去の太陽活動に迫る研究について、わかりやすく解説します。参加には事前申込が必要です。
行方宏介氏 (国立天文台ALMAプロジェクト学振特別研究員PD)
近年、我々の住む太陽系の外にも生命が住みうる「系外惑星」が多数発見されてきました。しかしその惑星系の中心にある恒星は「恒星フレア」という表面爆発を起こすため、系外惑星に宇宙生命が育ちうるかが今まさに真剣に議論され始めています。本講演では、恒星フレアの最先端研究で明らかになった系外惑星を取り巻く環境や、それらが生命誕生・維持に与える影響を紹介します。また、恒星研究を通して見えてきた我々の太陽や地球の過去・未来の姿についても紹介します。
宮原ひろ子氏 (武蔵野美術大学教養文化・学芸員課程研究室教授)
太陽活動の歴史をたどると、活動が現在よりも活発だった時代や、黒点が数十年にわたって消えてしまった時代などがあったことが見えてきます。そういった太陽活動の状態の変化が、どういったメカニズムによってもたらされるのか、木の年輪に含まれる炭素14の分析から紐解いていきます。本講演では、太陽活動が気候や気象に及ぼす影響についても簡単に紹介します。
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