第11回天体観測指導者養成講座 (2024年)
2024年11月10日(日)に花山天文台で天体観測指導者養成講座を開催します。天体望遠鏡の使い方を習得して、宇宙と自然科学の面白さを子ども達に伝えることができる指導者を養成します。参加には事前申込が必要です。
- 日時
- 2024年11月10日(日) 9:45–17:45
- 場所
- 京都大学大学院 理学研究科附属 花山天文台 (京都市山科区)
- 講座のねらい
- 天体観測は誰でもが関心を持ちやすいので、青少年に科学の楽しさを教えるのに適していますが、教える際の基礎として、天体の運行と望遠鏡の操作について知っておく必要があります。しかし地学教員が少ないこともあって、多くの学校の小望遠鏡がほとんど使われずに眠っているというのが現状です。また、学校で望遠鏡が使われないもう一つの理由は、夜に観測することが難しいという点にあります。ところが、太陽や月を用いれば昼間でも天体の運行について学び、望遠鏡の使い方を習得することが出来るのです。本講座は、小望遠鏡による太陽と月の観測実習によって、天体望遠鏡の使い方を習得して、宇宙と自然科学の面白さを子ども達に伝えることができる指導者を養成します。
- 内容
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- 9:45 集合
- 10:00–11:00 講義「天体観測の基礎:天体の運行と望遠鏡の原理」
- 11:15–12:00 実習「小望遠鏡の組み立てと操作方法」
- 13:00–13:30 講義「太陽観測の基礎:太陽表面活動の周期的変動」
- 13:45–14:30 実習「太陽投影板の設置と日周運動の測定及び太陽黒点のスケッチ」
- 14:45–15:30 実習「Hα望遠鏡の組み立てと太陽紅炎のスケッチ」
- 15:45–16:30 実習「太陽黒点の日面緯度・経度の測定と太陽自転周期の計算」
- 16:45–17:15 実習「小望遠鏡による月と土星の観測」
- 17:15–17:30 実習「小望遠鏡の解体と収納」
- 17:30–17:45 まとめ「今回の成果と今後の課題」
- 17:45 解散
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天候やその他の事情により内容が変更になる場合があります
- 講師
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- 黒河宏企 (京都大学名誉教授、元京都大学大学院理学研究科附属天文台長)
- 西村昌能 (京都教育大学非常勤講師、元京都府立高校教諭)
- 山村秀人 (元滋賀県立高校教諭)
- 永田利博 (関西天文同好会)
- 対象
- 18歳以上 (天体観測の基礎知識や経験は必要としません)
- 定員
- 12名
- 料金
- 3,000円 (資料代・保険代を含む)
- 交通
- 地下鉄東西線蹴上駅からタクシーで7分。自家用車でも可。
- 申込方法
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以下のフォームからお申込みください。
受付フォーム
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電子メールでお申込みの場合は以下の項目を記入して hosizora@kwasan.kyoto-u.ac.jp にお送りください。
- 氏名、住所、年齢、連絡先電話番号、天文台への交通手段
- 職をお持ちの方: 勤め先・所属
- 学生の方: 通学先・学年
- 申込締切
- 2024年10月31日(木) (ただし定員に達し次第締め切らせていただきます)
- お問合せ
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- 主催
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- 協力
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- 後援
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- 写真撮影について
- この活動では、子どもゆめ基金への報告のために写真撮影を行います。提出された個人情報(写真)は、「(独)国立⻘少年教育振興機構が保有する個人情報の適切な管理に関する規程」に基づき、子どもゆめ基金助成業務以外の目的には使用されません。
- チラシ