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Mars/Lowell Conference

プログラム


2004年穴水・ローヱル会議

Percival Lowell Conference at Anamidzu in 2004

 東亜天文学会火星課幹事:村上 昌己

予定通り、第一回のローエル会議を下記の要領で成功裏に開催することが出来ました。参加団体および参加者の皆さんに感謝します。また、クルーザーの運用や、食事、宿泊などに関して多大なご支援を頂いた金沢工業大学、および穴水湾自然学苑の皆様にお礼を申し上げます。会議の内容については、これから随時掲載して行く手筈です。以下のプログラムは実際に運用されたものです(13 May)

                         

日   時:200452日午後〜5午前

  場:金澤工業大学穴水湾自然学苑・会議場

宿   泊:同学苑宿泊所、キャッスル真奈井(一部)

  催:東亞天文学会、日本ローエル協会、富山八雲会、金澤星の会

企画 組織: 保男、佐藤利男、南 政次、中島 孝、淺田 正、村上昌己 (東亜天文学会)

      小尾信弥、坂下  、横尾広光、平岡 厚 (日本ローエル協会)

      高成玲子、牧野弥一 (富山八雲会)

中嶋秀夫、長 兼弘 (金沢星の会)

講  演: 小尾信弥、佐藤利男、横尾広光、平岡 厚、伊東昌市、奥村茂美

      ウィリアム・シーハン、

政次、中島 孝、村上昌己、阿久津富夫、安達 誠、伊賀祐一

高成玲子、牧野弥一、長 兼弘、

 

 

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プログラム

右の写真は金澤工大穴水湾自然学苑屋上から

 

五月1  

火星通信』メンバー(村上 昌己、阿久津富夫、森田行雄、中島孝、西田 昭徳、南 政 次、およびシーハン氏)穴水湾自然学苑に集合。準備作業。

五月2 (初日)

朝食後、会場設営、受付準備

昼食後 

13:15 集合 ヨットハーバーへ(穴水町関係者、伊東昌市、藤岡宇太郎各氏含む)

 

13:30  穴水湾出出港 (20ノット)

14:15  和倉港入港

 

14:25 和倉港に参加者集合 (最寄り:JR和倉温泉駅)

14:30 和倉出航 (金澤工大・アルタイ号)

       船上航路解説: 坂    

 

15:45 上陸後、穴水湾自然学苑にて施設使用についてオリエンテーション

 

16:00 ローヱル会議開会(穴水湾自然学苑)

               司会:南   

 0)  各団体の代表による紹介

 1)  開会の辞 歓迎の辞 

              東亜天文学会理事長・藪     男、

              日本ローヱル協会副会長・坂      璣    

 2) いま、何故ローヱルか・問題提起 (『火星通信』・村上 昌己)

 3) ローヱル年譜 

(『火星通信』・中     孝)

 4) ローヱル所感(ボストン) (日本ローヱル協会会長・小尾 信弥)

      

18:30~20:00 夕食パーティ

 (自然学苑)

  司会:長   

 1) 全員自己紹介       

 2) 穴水町歓迎隊 (長谷部太鼓演奏他)

 

20:00 ローヱル会議 (自然学苑)      司会:平    

1)  ローヱル所感 (東亜天文学会歴史課長・佐藤 利男)

      佐伯彰一氏の仕事、佐伯恆夫氏との関係 

2)  ローヱルと火星(ウィリアム・シーハン)

3)  自由討論 (『極東の魂』など)   

 

3日            

8:30 ローヱル会議  (自然学苑)       司会:村上 昌己

1)  最近の地球外生命の研究とローヱルの問題(横尾 広光)

1’) ウィリアム・クラーク博士の隕石論文 (横尾 広光)

2)  オカルト・ジャパン  (平      厚)

3)  ローヱルの火星 その1:一般論、『火星』や『極東の魂』などに見られる進化論的展望を構造主義で斫断すると。 (南     次)

       

昼食 自然学苑食堂

 

13:0015:45 日本ローエル協会年会 (自然学苑会議場) 司会:横尾 広光

 記念講演:口径2メ−トル望遠鏡によるプラネトロジー (黒田 武彦)

 

 

16:0018:30 ローヱル会議  (自然学苑)司会:淺    

1)  ローヱル天文台のこと (伊東 昌市)       

2)  ローヱルの火星 その2:ローヱルの1894年の火星 (南    次)

3)  リック天文台(トッドの金星凌日の観測とバーナードの火星) (ウィリアム・シーハン)

夕食 自然学苑食堂

 

19:30〜 ローヱル会議  (自然学苑)       司会:中     

1)  ローヱル滞日中の足跡と関係資料の所在 (佐藤 利男)

2)  ハーンとローヱル (高成 玲子、八雲会) 

3)  ローヱル街道 その1 (司会:南   政 次)

3a)  ローヱルと立山・芦峅寺 (牧野 弥一)

3b)  ローヱルの天龍下りについて (奥村 茂美)

 

4

 

8:30  ローヱルの能登路

(荒山峠と天田峠)

(   ) 

司会:淺   

 

10:00    穴水町ローヱル祭

  司会:岡崎 善二

  ローヱル碑献花式

(雨天のためキャッスル真名井)

    ローヱル賛歌

   (地元コーラスグループ)

         引き続き 

  ビル・シーハン氏を囲む座談会

 (: キャッスル真名井) 

                  司会:中     

                       

昼食会 キャッスル真奈井    司会:岡崎 善二

 

14:00〜 ローヱル会議  (自然学苑) 

    司会:村上 昌己

1)  ローヱル観測の病理: 金星観測 (ウィリアム・シーハン)

2)  ローヱル街道 その2 (『火星通信』)

  高崎線 (村上 昌己)、長野-直江津間 (雁木街道など) (南 政 )

3)  ローヱルの周辺 (     孝、南  政 )

  ジェームズ・ラッセル・ローヱル、ロバート・ローヱル・エミー・ローヱルなど

 

夕食 自然学苑食堂

      

19:00〜 火星/ローヱル会議  (自然学苑) 

      司会:中    

       (CMO12回惑星観測者懇談会 I

1)  2003年の火星・その1

 (火星通信』南    次 他)

2)  2003年リック天文台での観測

 (ウィリアム・シーハン)

3)  火星の水について 

(ウィリアム・シーハン)

4) 2003年十二月黄雲

  (    )

5) 最近の木星 

 (伊賀 祐一)

 

5日   朝食 自然学苑食堂

 

9:00〜 火星/ローヱル会議  (自然学苑) 

      司会:村上 昌己

 (CMO12回惑星観測者懇談会 II

1)  ローヱルの火星 その3: 1894年のローヱルの観測の詳説 (南   )

2)  20012003年の火星 (阿久津富夫)

3)  総括 (南 政 )

その後、会場撤収、記念撮影、室内清掃など

 

昼食後 散会 

 


附録:

以下に開催前の前口上を収録します:

2004年穴水・ローヱル会議について

 

東亜天文学会火星課幹事:村上 昌己

 

OAA火星課では2002年夏より、2003年の火星大接近の記念事業として、パーシヴァル・ローヱルに関する会議を発意し、準備旁々、関係団体と交渉を重ねてきましたが、幸い、多くの賛同を得、また金沢工業大学のご支援も頂き、下記の要領・日程で、ローヱルゆかりの石川県鳳至郡穴水町で「2004年穴水ローヱル会議」を開催できる運びとなりました。いまから120年前、来日したローヱルが足かけ十年の滞在で残した資料文献足跡の数々、あるいは、丁度今年で死後100年になるラフカディオ・ハーンとの交情の仔細な紹介と分析、あるいはやや広い立場から開国後丁度150年になる今年、ローヱルの極東観の果たした意味など、豊富な話題が期待されますが、更にはローヱルが本格的に火星の観測を始めて今年で110年、火星観測の原点に立ち返る意味でローヱルの保っていた宇宙観を探り、現代的な視点で討論することも目標です。またこの会議はローヱルに関心のある方の交流会の意味合いもあります。なお、アメリカから天文史家のウィリアム・シーハン(William SHEEHAN)さんが全日程参加されます。参加は登録制ですが、参加ご希望の方は下記の総合事務局まで遠慮なくご連絡下さい。参加費用や詳しいプログラムなどは問い合わせいただければあらかじめお知らせいたします。                (2004年二月)

 

総合事務局:東亞天文学会火星課・火星通信:世話人代表:村上 昌己

        email:  cmo@mars.dti.ne.jp

        Web-Site: http://www.mars.dti.ne.jp/~cmo/ISMO.html

 

 

 


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