From Hiroshi ISHADOH
●・・・・・・お忙しかったことと思いますが、懇談会お疲れ様でした。
こちらは最悪の状態で三月下旬から天候が優れず、わずか一枚のみしかスケッチしていません。観測可能な日も二三日あったかもしれませんが、明け方はずっと曇られぱなしで緊張感がなくなりました。雨こそ降らないものの四月もまるで梅雨の様な天気で、漸く五月の連休が明けてから晴れ間が見える様になった次第です。特に首里では湿った南風で夜間は常時雲が発生することが多く、これから梅雨に入りますので海側近くに移動して観測をすることも考えなければならない様です。
2May(GMT)に久しぶりの大きくなった火星に驚きましたが、南極冠も鈍く明るさがなく、またヘッラスを含む回りが薄く黄塵に覆われているようなイメージでした。長期欠測で南極冠結成までの途中を見逃してしまいましたが、今朝見た火星はシーイングも良好できれいな火星でした。また気を取り直して追いかけて行きたいと思っています。
(11五2003 email)
○・・・・・・梅雨入り宣言がでてから梅雨空らしく雨天または曇天の日が続いており今日も蒸し暑い日となっています。ある程度晴れ間を期待したいのですが、この時期に雨が降ってくれないと夏場に水不足になるおそれもありますので空梅雨でも困りものです。
火星は11、12日に見ることができましたが、マレ・キムメりウムなどの暗色模様はしっかりとしており正常な状態かもしれませんが、南極冠は鈍くまたダークフリンジも淡い感じで捉えられ、私には南半球が淡く砂塵が漂っているようなイメージに感じられます。
望遠鏡の件ですが、湧川氏は既にメッキに出しており、後二週間ぐらいで届くのではないかと言っていました。ただ斜鏡の方はメッキが良好ということで主鏡のみ再メッキを依頼したそうです。
沖縄初の定時運転となるモノレールも捌月10日開通の予定ですが、完成しますと首里から直接空港まで約三十分で行くことができるようになります。しかし採算性が疑問視されており車社会の沖縄ではどうなるかわかりません。
(18五2003 email)
伊舎堂 弘
(Hiroshi ISHADOH 那覇 Okinawa)
ishadoh@m1.cosmos.ne.jp