From Sho ITOH
●・・・・・・伊東昌市です。メール有難うございました。私の写真がお役に立つならありがたいことです。私のローウェル天文台訪問は1982年12月、1986年7月1999年10月そして2002年8月の計四回でした。1986年が抜けていました。このときは24インチで土星を見ました。黄道が低いのであまり良くはありませんでしたが…。
それから、Rose
Houk氏の解説書にPercivalの弟のLawrenceが次のように回想していると書いています。 "left no statement of why he gave up
僕は、ローウェル研究家ではありませんし、火星に特別な興味をいだいている人間でもありません。友人の横尾広光(杏林大学)さんに、ローウェルの面白さを吹き込まれて興味を持ちつづけているだけです。横尾さんが言うようにローウェルの日本への興味と火星人への興味は同じだろうというのは納得できるものです。欧米と隔離された日本が独自の文明を持つということに驚き、宇宙に別の文明があることが特別のこととは思えなくなっていったのでしょう。日本人はまさに宇宙人に思えたのではないのでしょうか?火星にも文明があることを肯定したくて研究をはじめたのかも知れません。そこが科学者ダグラスにとって許しがたく思えるようになったのではないでしょうか。
さて、もうすこし良く写っていそうな写真を添付します。それからダグラスがシーイング調査に使っていたころの15cm望遠鏡の写真はローウェル天文台のホームページのライブラリーの中にあります。赤道儀に載っている写真です。 http://www.lowell.edu/library/data/historic_photo/I_2005.gif
話は変わりますが、南さんは、蟹の美味い三国にいらっしゃるのですね。行ったことはないのですが、よくお会いする天文学者の藤田良雄先生から先生の出身地だと伺っています。まだ、生家もあるようですね。他の方がすんでいらっしゃるらしいのですが。
(17三2003 email)
○・・・・・・昨年訪問したときに、アメリカの惑星研究者の友人(国際プラネタリウム協会会長)の紹介でローウェル天文台長に会いました。日本のローウェル協会のために日本関係の全ての高画質映像を提供してもらえないかと頼みました。ダメでした。明示されている料金が必要です。横尾さんの弁によれば、ローウェル財団の理事長はとても好意的なひとだけど、今の台長は経営について非常にセンシティヴなのだそうです。
藤田先生には年に二,三回おあいして食事をしています(図らずも全て先生のおごりですが…)。相変わらず毎週本郷の天文学教室へ通っていらっしゃいます。お元気なのですが、少し体力が落ちていらっしゃる感じです。荒川洋治さんはラジオで声を聞いています。
ローウェル天文台で撮影した写真は、現在観測している観測所の写真などいろいろあります。必要があればお知らせください。
(18三2003 email)
伊東 昌市 (Sho’ichi ITOH 東京
Tokyo )
itoh@science.suginami-ku.ed.jp
杉並区立科学館