From
Ya’ichi MAKINO
●・・・・・・・Date: Sun, 21
Dec 2003 17:48:45 +0900
Subject: RE:火星/ローヱル会議に関して
ご無沙汰しております。実は,Ccで送られてきているメールを読んでいまして、そろそろ富山でも皆さんの様子を聞かなくてはと思っていました。
実は、穴水会議の日程案については、富山市科学文化センターの渡辺さんにもお伝えし、富山八雲会には昨日例会があったため、お知らせしました。
まず、渡辺さんの方ですが、連休中は天文台の公開日なので、全く参加できないということです。富山県天文学会のメンバーには1月の新年例会で知らせようと思っています。ただ、天文学会員は主に観測をやっている人ばかりなので、あまりローエルに関心があるかどうか疑問です。
富山八雲会の例会でも日程案を報告しました。どれくらい参加するかこれも疑問です。というのは、来年はハーンの没後100年記念のイベントがあるのと、どちらかというとハーン自身に関心のある方が多いようです。たぶん高成先生と私を含めて数名ということになると思います。
いずれにしろ、これからPRします。全日でなくても部分的にでも参加できるよう勧めようと思っています。
なお、ローエルの宿泊地は私が昨年黒部市に勤めていたので、分かります。以下の内容については、後日調べてお知らせいたします。
○・・・・・・Date: Wed, 24
Dec 2003 22:47:05 +0900
Subject: RE:火星/ローヱル会議に関して
学校は今日でようやく終業式となりました。
さて、先日のメールに加えます。
>さて、差し当たり決定しなければならないこととして、2日の和倉出航の時刻
>の決定、それに参加者のとくに金澤工大穴水湾自然学苑での宿泊者と食事数の
>確認です。前者については富山からたとえば、午後1時までに和倉港に集合可
>能かどうかについて、アンケートをお取りいただきたいと思います。
富山八雲会と富山県天文学会への呼びかけはそのままです。具体的な参加日時、人数等は早くは確定しないと思いますが、いつ頃までがタイムリミットでしょうか。
午後1時和倉温泉集合は富山からは十分可能です。富山からは金沢から来るより、氷見から来た方が時間的にも距離的にも近いと思います。私自身は、車で和倉へ行けると思います。途中、荒山峠を通ってもそんなに遠回りにならないと思っています。ということで、?時和倉集合で結構です。ただ、そこに車を駐車しておくことは可能でしょうか。
>次に、一点ご教示願いたいことがあります。私は、穴水会議の前4月28日に、
>SHEEHANシーハンさんと淺田正氏(京大宇宙物理出身、九州国際大学教授、金澤
>出身)と一緒に富山からローヱルの辿った道を通って芦峅まで行き、それから
>飛騨天文台へ出掛けるのですが、出来れば、富山市で、ローヱルが能登の帰り
>に泊まったところ、通ったところを訪ねたいと思うのです。NOTEによれば、石
>動から高岡へ出て、富山市にはいるのですが、富山の宿は"大名(daimyos)が泊
>まった宿(inn)"とあるわけですから、本陣か、脇本陣跡のような旅館を思わせ
>ます。これは同定されているのでしょうか。もう一つ、お城のところが公立学
>校(public school)になっているらしい、のですが、そこへ彼は行っていま
>す。これも同定しやすいところですね。リセ風の制服というのもありますから、
>当時の学校を調べればハッキリする話だと思いました。
明治20年代の富山城本丸には、富山県庁がありましたので、学校ではありません。しかしすぐ側には、師範学校がありましたので、そのことだろうと思います。本丸の横に本陣があったのかどうかは、調べてみないと分かりませんが、武家屋敷や宿はあったと思います。しかし、富山は何度かの大火や、第二次大戦で徹底的に焼けましたから、現在は往事の町並みは全くといって良いほど残っていません。そのおかげで?、富山は碁盤の目のような町並みになっています。しかし、先ほど書きました師範学校のあった辺りは同定されています。それ以上は、いつか郷土史家に聞いてみます。
> ローヱルは、ここを出て、上滝の方へ人力車で出掛けるわけで、現在、43号
>線か179号線がそれに当たると思うのですが、私は昨年の11月に村上さんと179
>号線を走りました。然し、先の旅館と学校に近い方がそれらしく思われますの
>で、旅館の位置、学校の位置が特定されれば有り難いわけです。
43号線とか179号線はどこでしょうか?富山から上滝は県道ですが・・
>なお、ローヱルが能登に入る前に三日市で泊まった加賀の大名が泊まったとい
>う宿の位置は判明していて、いまは薬屋さんでしたか、私はまだ訪ねていない
>のですが、矢張り本陣ということで明らかなのでしょうね。これは伊東昌市さ
>んのお得意です(彼は富山出身でしたか)。往きは次に氷見でも泊まっているの
>ですが、これも判明すると面白いですね。警官に案内されたところは三階のあ
>る豪勢な旅館のようですから、そう多くはないでしょうから。
その通りです。勿論、今は跡形もなく、薬局です。
なお、ローエルが泊まった芦峅の宿坊は確定されます。実は旦那帳(宿帳)が残っており、「ベルシバル・ローエル」と「山田竹次郎」とあります。(富山県立「立山博物館」)栄次郎ではなく竹次郎なのはなぜか分かりませんが・・・・。
なお、芦峅から立山下温泉(現在はありません)への道は、カルデラ砂防用のトロッコでしか行けません。ただし、季節限定で、連休中は未開通です。
現在私の知っている範囲は以上ですが、もう少し、調べてみようと思います。なお、来秋、富山八雲会では「ハーンとローエル」展を行う予定で、これから資料集めに掛かる予定です。(詳しくは富山国際大、高成先生を中心に煮詰めています)
では、後1週間で今年も終わりです。良いお年をお迎え下さい。
牧野 彌一
(Yaichi
MAKINO 富山 Toyama)
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