LtE in CMO #282

From Kanehiro OSA


●・・・・・・・・Date: Sat, 25 Oct 2003 22:48:13 +0900

Subject: 本当に迫力がありますね

 

 今日、久方ぶりに二時間ほど時間ができたので、肉眼で黒点を見ました。噂通り大きくて、小池田さんも大きな電波バーストを幾つか観測されています。いよいよ太陽活動も急激に低下してゆくと思います。

 

 写真中のループ状に見えるのは、他の亀裂の様に見えるものと同じものです。これは亀裂ではなくブリッジと呼ばれる現象です。暗部の近接で発生するので、橋の様に見えるからそう呼ばれています。

 

 フレアは、このブリッジの両側面に発生し易いです。居ても経ってもいられないので、簡単にパーカーさんの写真に矢印予想を描いてみました。たぶん今までの経験では、こんな感じに変化すると思います。単なる予想ですが。この予想からするとキーポイントは、緑の円で表した領域なのでしょう。そう思っているのは、この領域の周囲にある微小黒点が半暗部を外側に暗部を内側にしていることです。つまりこの中には大きな磁場領域が存在する可能性があるからです。(見かけ状かも知れません)ループのブリッジは、黒点の回転に流されたと想像できます。非常に沢山のハッキリした亀裂状に見える時は、大抵の場合、近接する大きな暗部と双曲を示すことが多いです。これは、右上が−で左下が+である事を意味します。気になるのは、緑の円の領域が強ければ、恐らく左したの大暗部はこの領域と反する動きがあると感じますので、反発するなら+と言うことになります。

 

 今後の変化の中で、青円で示した平穏な流れでフレアが発生する可能性があると思います。これは、この群が分解する時に青円でちぎれると思うからです。殆ど八卦のようですが、当たるかどうかを見るのも楽しみです。早く仕事を終えて観察したいです。日曜も仕事です。

 

○・・・・・・・・Date: Tue, 28 Oct 2003 02:50:54 +0900

Subject: 肉眼黒点について

 

 ようやく忙しい仕事が片づきつつあります。明日で全てが修了しるでしょう。次の仕事の実験の段取りは、来月から始まることになりましたが、その内容は、今回と比べると5%程度のものです。(^O^)

 

 さて、先日来賑わっている肉眼黒点ですが、ほぼ予想通りの動きになりました。私の撮影した写真を添付しておきます。やはり前回の緑円の領域が廻りに対して影響を与えていました。黒点本体は現象として結果が見えていると判断できるからです。原因はその廻りに存在します。

 

 むしろ可視光の黒点は、非常に狭い領域の平面を見ているだけですので彩層や光球面の下部の影響が現れているだけと判断します。天気図を描く様に電磁気方向を作図すると予想ができます。マグネットグラムの画像とも見比べてみましたが、一部を除いてほぼ同じ映像になっています。

 

 今回の2607UTのバースト中で、プロトンと電波とHα線等のタイムラグがありました。又、このバーストはプロミネンスの上昇によるものと486黒点付近のフレアが全く別のものであり、その現象になる二時間前から可視光(又はFe線)に兆候が見られています。多くの方は見落としているようです。機械が発達すると経験則が不足してしまうからでしょう。

 

 484黒点のちぎれると想像していた部分は未だ繋がっています。緑円の領域がダークフィラメントとしてエネルギーを放出してしまったからだと思います。ただし、回転は続いていますので黒点下部にエネルギーが蓄積されていると思います。ちょっと楽しみです。

 

○・・・・・・・・Date: Wed, 29 Oct 2003 17:37:23 +0900

Subject: Re: REbis:日本ローエル協会年会/26 Oct Mk

 

Mk氏宛Mn>2004年五月

>

>   1

>2  3  4  5  6  7  8

> 

>2345日と休日です。

> 

>これは長さんや牧野さんにもCcします。長さん、牧野さんの上の日程についてご意見が

>ありましたらお聞かせ下さい。

> 

>大西さんの感じはどうでしたか?emailアドレス貰いましたか?トッド夫人は斎藤国治

>さんも佐藤利男さんも褒めていますが(名文家、エミリィ・ディキンソンの詩の編集)

>エミリィ・ディキンソンの兄と不倫関係で悪名高い人でもあります、多分、話は出たと

>思うけど。ダンナはアモスト大学のプロの天文家で、火星運河については曖昧でスライ

>ファーに眼が悪いと言われていますが、夫人の方は堂々と蜘蛛の巣状に見えると言って

>いる悪妻です。アモスト大は新島襄の留学したところで、同志社にはアモスト館という

>建築物があります。長さんがどういう建物か好く知っていると思う。

> 

 

 やっとのことで、忙しい仕事が修了しました。なんだか気が抜けてしまいました。昨日に無理をしてしまい、再び腰痛(実は激痛)におそわれています。

 

 こんな時に太陽でイベントが発生して大騒ぎになっています。25日に二時間ほど時間をとって観察したのですが、昨日のイベントで痛い腰の腰が抜けました。火星に太陽風が到達するのは38時間後になりますので、明日の早朝と思われます。火星面でどの位で影響がでるか判りませんので火星が昇ると直ぐに見る必要があるでしょうね。既にオーロラの強度が強くなっていますので、今夜から北の空に注意する必要があります。サブストームは繰り返して起こっている様ですので、低緯度オーロラの発生が期待できます。

 

 さて、日程に関してですが、私は今のところ問題ありません。家族サービスは難しいですが、私的にはOKです。

 

 同志社のアモスト館ですか・・・。同志社の古建築の一つですが、その中でも比較的新しいものです。様式はニューイングランド・ジョージアンです。同志社と言えばゴシック様式のイメージがあるのですが、後に建てられたものも煉瓦を使ったので先入観ができたのです。チャペルが気に入ってましたが、火災に遭う前に行ったので現在も同じなのか判りません。

 

 

○・・・・・・・・Date: Thu, 30 Oct 2003 23:44:10 +0900

To: Hitomi Tsunemachi <hitomi@kh.catv.ne.jp>

Cc: <VZV03210@nifty.ne.jp>

Subject: Re: 衝撃波

 

予想は的中ですね。でも、サブストームは未だ始まっていないと思います。

http://www2.crl.go.jp/dk/c231/ace/1day/

Ts>またまたX10Flareです。

>予断を許しません。職場でも時間を盗んではWebで追跡しています。

>何でこんな仕事が立て込んだときに!

>今日肉眼で確認。あまりの大きさに吃驚しました。

>直視観測したいのですが、土曜日までびっしり仕事です!恨めしい限り。

> 

 かなり遅くまで仕事で出掛けていたので火星を見ることが出来ませんでした。いったいどんな姿なんでしょう。

 

○・・・・・・・・Date: Fri, 31 Oct 2003 23:07:01 +0900

To: Hitomi Tsunemachi <hitomi@kh.catv.ne.jp>

Cc: <VZV03210@nifty.ne.jp>

Subject: 低緯度オーロラ

 

 富山で低緯度オーロラが観測されました。

 

http://web3.incl.ne.jp/wind/ 

 

○・・・・・・・・Date: Fri, 31 Oct 2003 23:56:57 +0900

To: Hitomi Tsunemachi <hitomi@kh.catv.ne.jp>

Cc: <VZV03210@nifty.ne.jp>

Subject: Re: 低緯度オーロラ

 

今のところ富山天文学会のメンバーの写真だけしか情報が入っていません。

 

現在もオーロラは活発です。

http://sec.noaa.gov/pmap/ 

http://sec.noaa.gov/pmap/OverviewN.html 

http://www2.crl.go.jp/dk/c231/ace/1day/ 

 

http://sec.noaa.gov/SWN /

http://sd-www.jhuapl.edu/Aurora/ovation_live/ovationdisplay?pole=N&type=E 

http://www.dan.sp-agency.ca/www/rtoval.htm 

http://gedds.pfrr.alaska.edu/allsky/realtime.htm 

http://eiger.physics.uiowa.edu/~vis/images/ 

 

○・・・・・・・・Date: Sat, 01 Nov 2003 14:47:09 +0900

To: Hitomi Tsunemachi <hitomi@kh.catv.ne.jp>

Cc: VZV03210@nifty.ne.jp

Subject: Re: 低緯度オーロラ

 

Ts>長さん、情報ありがとうございました。

>群馬県でも確認されたそうです。

>http://www.raijin.com/news/fri/news11.htm 

>http://www.dab.hi-ho.ne.jp/hirok/

> 

 

 常間地様、情報ありがとうございます。低緯度オーロラの観測報告が幾つかあつまってきました。北緯36°ラインあたりより北部で報告されていますね。能登の柳田村でも綺麗な写真が撮られました。

http://member.nifty.ne.jp/moony/aurora.htm 

 

 少々強引ですが、各写真のオーロラ部分のRGBを合わせてみました。どうも富山の写真は少々画像を加工している様に感じます。フィルムの性質によるものか判断できません。北極星を中心に構図をほぼ揃えてみますと群馬では西側に赤みが南まで広がったみえます。立山・柳田では東側が南に伸びています。

 

 想像ですが、超高層に出現したものが写っていると判断します。画面の下に写っているいわゆる低緯度オーロラとは別の輝きである可能性が高いです。何故かと言いますと撮影時刻が群馬の方が早いからです。


  (Kanehiro OSA 野々市 Ishikawa)   
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