From
Tomio AKUTSU
●・・・・・・・毎号CMOの配布ありがとうございます。また三月末にて定年退職されるとの事ですが、長年の勤務ご苦労様でした。今後は火星観測に注がれるとのことで、お身体に留意しながら頑張って頂きたいと願っております。
また、三月24日の横浜でのBEISHさんとの集会のお誘いありがとうございます。丁度、所要(次男の引越し)があり、調整が付かず残念ながらも参加できません。尚、村上さんから連絡があり、その内に私の画像を村上さん宅に送りますので当日、BEISHさんに差し上げて下さい。宜しくお願いします。
さて連絡が遅れましたが、先月二月17、18、19日の沖縄訪問(町内慰安旅行)時の報告を致します。今回の沖縄は四回目となり、お決まりの観光も全て経験済みでパットしませんでした。今回は時間も無い中、18日の夜が那覇市内のホテル泊でしたので、前連絡で湧川さんに来て頂きました。夜の宴会を中座し、氏の車で伊舎堂さん宅に8時ごろ行きました。途中、南さん達が滞在していた民宿も教えて貰いました。伊舎堂さん宅は以前、スライデング・ルーフの観測所が出来た頃の訪問でしたので、31cm反射を初めて見ました。私のと同じ大きさで同タイプの望遠鏡でしたので、とても興味があり、何かと比較できました。行く前から「二月は沖縄でも天気が悪く、気流も安定しないから期待しないように」との事前連絡が入っていましたが、当日は運良く晴れの良気流、低空の火星以外の土星と木星を見ることが出来たのは誠にラッキーでした。
(寫真は伊舎堂 弘氏と31cmフレーム式反射:撮影:阿久津 富夫)
ご承知の様に観測所が高台のためか風が強く、31cmフレーム筒が揺れ、当初は土星の細部が見えていませんでした。そこで風除けシートを張った処、筒はピタット止まり、そこで見えた土星像は恐ろしく良いイメージでした。土星の半透明のC環、B環内部も分かりそのコントラストは光学系の良さ(光軸も合っていました)と気流の良さのシーイングも9/10はあり、こんな冬の時期で天頂で見えること自体、初めての経験で、ビックリしました。冬場の関東地方では到底信じ得ない惑星像で「沖縄ショック」を体感しました。
木星像は日頃から見慣れていますが、これも良く見えてベルト内部は雲状斑点でした。良い惑星像のイメージは湧川氏の40cmも同等でした。沖縄の二月は関東地方と違って、まだまだ寒くなく、夜は虫の声が聞こえ栃木の十月の様に感じました。
冬の沖縄は暖かくて、いいものですね。
(20三2002
email)
阿久津
富夫 (Tomio AKUTSU 烏山, 栃木
Karasuyama,
Tochigi)
is6t-akt@asahi-net.or.jp