From
Hiroshi ISHADOH
●・・・・・・昨日、今日と晴れましたが、シーイングが安定せず、一日一枚のみとなっています。視直径の低下で影響が大きくなりました。かろうじてマレ・キンメリウムあたりが淡く捉えられるだけです。
(1987年の金環食の際の)ハーバービューホテルは現在もあり、皇太子などが来沖した際にもよく利用されたホテルです。昔はこの場所にアメリカ軍の施設があり、軍独自や沖縄側との社交場として使用されていた記憶があります。名前もそのままハーバービューでした。
金環食は、比嘉、湧川氏と一緒に観望し、その後ムーンビーチ近くのマクドナルドで皆さんとお会いしましたが、前日まで大雨でしたので当日どうなるか非常に心配し、無事晴れて安堵したことを思い出しました。
1971年当時はガタガタの10cm反射経緯台で数枚火星のスケッチを取ったと記憶していますが、全く知らない状態でしたのでひどいスケッチでした。 黄雲のことなどもわからない状態でした。
二月から沖縄ではプロ野球六球団がキャンプインし、すぐ近くの浦添球場ではヤクルトが練習していますが、時間があれば見に行く予定です。
先日の名護市長選では現職の岸本市長が再選されましたが、不在者投票が約20%になる異常な状態で、やはり土建政治がまかりとおったようです。沖縄もダメになる一方で、もう一度爆弾を落とされないと目が覚めないのかもしれません。そうならないことを祈りたいと思います。
(5二2002 email)
○・・・・・・わずかですが、二月前半までのスケッチを送付させていただきます。一月中旬以降は曇空が多く殆ど觀測になりませんでした。晴れても日没後に急にシーイングが悪化するようで連続してのスケッチが難しくなっています。
火星も5.0秒近くとなり、觀察は困難になってきていますが、もう暫く追い続けてゆく予定です。
(18二2002)
○・・・・・・・スケッチを送付した18日の夕方、阿久津さんが湧川氏といっしょに我が家を訪ねてきました。空は晴れてはいたのですが、あいにく火星は西空の雲に覆われ観測は適いませんでした。
しかし、天頂付近にあった土星や木星は観望することができました。風がやや強く吹く状態でしたが、この時期としてはまれに見る好シーイングで安定しており、阿久津さんも吃驚していました。
その後、湧川氏の自宅に移動し比嘉さんも交えて曇り空のなか木星を40cmで観望しました。40cmは最近コントロールボックス及び制御基板を改造し、観測のたびに取り外しが可能なものとなり、安定して使用できるようです。
今年は雨が少なく、プロ野球のキャンプには好影響を与えていますが、水の心配が出てきております。温暖化の影響でしょうか。
火星はいよいよ終盤を迎えましたが、シーイングが回復すれば模様の検出は何とか可能と思われますので後暫く追跡予定です。
(21二2002 email)
伊舎堂
弘 (Hiroshi ISHADOH 那覇 Okinawa)
ishadoh@m1.cosmos.ne.jp