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Hiroshi ISHADOH
●・・・・・・『火星通信』249号夕方拝受しました。
こちらは曇りがちですが、このままですと八月も台風の接近がなく平年とはかなり異なった様相になりそうです。先日の台風も沖縄経由でなく、直接本土直撃となりましたが、発生位置が通常より東側に移動しているようです。沖縄近海は海水温が高い区域に囲まれており、これはしばらく続くようです。
火星は今日覗いて(観望のみ)見ましたが(ω=006゚W及び040゚W付近)、暗色模様の確認は難しく、あれだけ濃い模様の一部がまだかすかに見えるのみで、この範囲での黄雲の沈静化はまだ感じられません。逆に熱をもらった黄雲がより活発になっている?ことは考えられないでしょうか。北極雲も活動も低調?のようで発生範囲も狭くなっているような気がします。
火星も小さくなり、また黄雲のため捉えることが困難ですが、八月下旬から仕事も落ち着いてきますので、これから火星を覗く機会を増やして行きたいと思っています。
(28八2001 email)
○・・・・・・九月に入りようやく落ち着いてきましたが、火星の観測はマイペースで行っています。・・・・・・黄雲発生以後、変化が少なく観測も滞りがちで、何とかペースを取り戻したいのですが思うように行きません。これからも細々と続けていければと思っています。
(6九2001 email)
○・・・・・・・『火星通信』250号は13日に拝受しています。台風16号の影響で空・海共交通が途絶えてしまい遅くなったようです。
台風16号は、沖縄本島を二度通過し三度目の通過か、と思いましたが途中で気が変わったようで北西に進路を変更し、そのまま過ぎ去るかに思えました。しかし、この迷走台風は未だ健在で、石垣島の北部付近から南下しています。七・八月に台風の接近がなかった反動でしょうか。中心に近い離島ではコンクリート電柱・プレハブの倒壊や体育館の屋根も吹き飛ばされるなど大きな被害を及ぼしております。
ニューヨークの事件の次の日、職場は休みとなりましたが、おりからの台風と重なり出勤は難しい状態でした。私のいる建物は幸いガードがいない部分に位置しているため、車のチェックなどもなくスムーズに行きましたが、ゲートを通過するためには相当な時間がかかったようです。沖縄の場合、テロがあったとしても空からの可能性がたかく、今朝も3時ごろ戦闘機が五機ほど編隊を組み、爆音をとどろかして飛んでいました。ブッシュは戦争だと言っていますが、そうなりますと沖縄にもかなりの影響がでてきそうで心配です。ミサイルが空から降って来なければいいのですが。
那覇は昨日(14日)と今日晴れましたが、昨日は観望のみで今日は四枚のスケッチを久しぶりに行いました。ω=180゚W付近でしたがオリュンプス・モンスが相変わらず明瞭に見えていました。マレ・キムメリウムも淡く見えていますが、北半球の模様はこの範囲ではまだ見えないようです。
シーイングは好転しているようですが、煙の影響で台無しです。土星も久しぶりに見ましたが、煙の影響さえなければベストに近い素晴らしい像が見えたかと思います。
(16九2001 email)
○・・・・・・・かなり遅くなり申し訳ありませんが、今日(24日)速達にてスケッチを送付致しました。
台風の影響で天気は曇り空が多かったのですが、台風一過の空はシーイングが安定してきました。しかし、また台風19号の影響で先週末より雨模様で今後が心配です。
火星面ですが、オリュムプス・モンスは15日(ω=178゚W)で明確に見えており、それ以降21日(ω=133゚W)まで暗点としてまだ捉えられます。視直径は低下しましたが、シーングが落ち着くときに明瞭に見えます。21日にアルシア・モンスも微かに見えているように思えましたが、微妙なところです。暗色模様も僅かに濃くなってきているようです。南極冠も明るく輝きだしている?ように感じます。
残念ながら今週以降も19号の影響で暫く火星を見ることができないような空模様になりそうですが、少しでも観察できればと思っています。
アメリカの報復攻撃も迫ってきていますが、それ以降どのようなテロがどこで起きるか心配です。最近の拝金主義傾向にある沖縄にとっても少しは考え直す機会になると良いのですが。
(24九2001 email)
伊舎堂
弘 (Hiroshi ISHADOH 那覇 Okinawa)
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