LtE in CMO #246,247,248,249

From Teruaki KUMAMORI


 ・・・・・・熊森です。8 June GMT のビデオ火星ですが、天候の状況で始めたのが1524 GMT ただし雲の中、中間が16:20-30 GMT少し大きな晴れ間、最後が17:24   GMT  これ以降曇り(撮像も雲の中)でした。上記の間は撮像していないです。

 

テープを見直しても、言われれば雲があって明るいな・・・程度で特に急激にピカル様子はありませんでした。私のビデオ映像は、とても他人に見せられるような代物ではありません。画像処理があって何とか形を保っているところです。

 

上記の最初と最後にあたる画像を添付ファイルで送ります。

 

1724 GMT の像は雲を通して全くのアンダーですが無理矢理画像処理で救っています。解像度はこれ以上でません。

私が解釈すべきでないかとは思いますが、入道雲のようなものではないかと思ったりもします。

 

今日月曜日は職場の休館日です。火星像も多いとは言えませんが、処理に時間を取られるようになってしまいました。職場は、堺市教育文化センター(ソフィア・堺)教育センターです。主な仕事はプラネタリウムと全天周映画の運営です。

 

晴れれば火星像をもう少し努力してみます。

(112001 email)

 

添付ファイルのデータ

Km8June01_1.jpg

         08 June 2001 at 15h28m

      ω=090W   δ=20.1"

      Ls=175   φ=2N

      S=5/10    T=3/5

      prism 3

      531 frames Composite

      Sony PC-5

      20cm Dall Kirkham

 

 

Km8June01_2.jpg

         08 June 2001 at 17h24m

      ω=119W   δ=20.1"

      Ls=175   φ=2N

      S=4/10    T=2/5

      prism 3

      531 frames Composite

      Sony PC-5

      20cm Dall Kirkham

 

○・・・・・・・堺市の熊森です。11 June GMT は快晴でしたがシーイングが悪く一応撮像はしたのですが透明度が良すぎて幻惑されてしまい、撮像サイズを欲張って大きくしたのが悪く不出来でした。12 June GMT は一度曇った後、夜半晴れましたので撮像しました。透明度は悪いもののシーイングはずっと良くなりまずまずの写りでした。二枚を添付ファイルで送付いたします。よろしくお願いいたします。

(142001 email)

 

添付ファイルのデータ

 

KM06121527GMT.jpg

         12 June 2001 at 15h27m

      ω=55W   δ=20.4"

      Ls=177   φ=3N

      S=6/10    T=3/5

      prism 3

      375 frames Composite

      Sony PC-5

      20cm Dall Kirkham

 

KM06121708GMT.jpg

         12 June 2001 at 17h08m

      ω=79W   δ=20.4"

      Ls=177   φ=3N

      S=5/10    T=2/5

      prism 3

      493 frames Composite

      Sony PC-5

      20cm Dall Kirkham

 

○・・・・・・・・比嘉さんの方へFメイルでお願いを出しました。Niftyfaxは初めてです。

 

PS24 Juneは晴れましたが・・・シーイングは最悪でした。

  六月後半は全滅状態です。

(252001 email)

 

 ・・・・・・・・熊森です。 26 Juneはひどいシーイングの中で撮像しましたが、マレ・キムメリウムとマレ・テュッレヌムの間に雲があるかのように濃い模様が分断されて写りました。悪シーイングの中で自信はないのですが雲でしょうか? 今夜もう一度確認いたしますが、とりあえず報告させていただきます。

 

  添付ファイルデータ

 

GMT: 26 June 2001 at 14h29m

ω:277W  δ:20.7"  Ls185゜ φ:5N

S:4/10  T:3/5 prism 3

348 frames Composite Sony PC-5 

20cm Dall-Kirkham

 (272001 19:28 JST email)

 

○・・・・・・Subject: RE:緊急! 熊森です。

 

  今夜 27 June は職場の60cmで撮像しました。ディテールはもひとつですが、雲の姿を捕らえました。本来の色ではありませんが、わかりやすくなっていると思います。

 

 添付ファイルデータ

 

GMT: 27 June 2001 at 13h11m

ω:248W  δ:20.6"

Ls:185 φ:6N

S:6/10  T:3/5

prism 5

380 frames Composite

Sony TRV-900

  60cm カセグレン

(282001 2:54 JST email)

 

○・・・・・・熊森です。27 Juneの前回報告分の画像処理を再度行いました。添付いたします。

 

前送画像はとりあえず報告するために処理しましたので不十分なところが多々ありますが、強調処理はあっても、ニセモノの画像ではありません。

 

黄雲は液晶のモニター上でも明らかに暗色黄色に見えていました。やっぱり60cmの光量は大したものだと思います。60cmによる最後の画像です。

 

職場(ソフィア・堺)の開館時間は午後10時までです。家に帰ってからベランダ天文台でも撮ってはいますが、まだ処理していません。あまり写っていないと思います。

 

簡単に私の画像処理の順序を書きますと

Video Cameraによる撮影、DVまたはアナログ

○ビデオ画像をパソコンのキャプチャーボードで

 アナログキャプチして、標準 AVI(DVではな い)ファイルにする。20秒間、約580コマ

AVIファイル編集ソフト(ボード付属の)で悪像を消去1コマ(フレーム)単位で可能、100コマから200コマを目標に編集する。

AVIファイルの各コマをそれぞれ bmp ファイルに変換これはビジュアルベーシックを使った自作ソフト。

○ステライメージ3のバッチ合成(重心)でコンポジット

○強調処理は、ステライメージ3の最大エントロピーとアドビ・フォトショップのアンシャープマスクとの組み合わせを多用しています。ただ思った以上に手強くて色調などを揃えるのは至難の業です。

100枚以上の合成はノイズを減らすことと、均等にボケることによって、画像復元処理がより有効になるのではないかと考えています。 もちろん悪シーイングでボケ過ぎたものはどうにもなりませんが。

60cmでの撮像に使ったSONY-TRV9003板式CCD Video Cameraなのでよりcolorfulに写るのですが、天体の様に限界に近いと3色が上手く連続しなくて、自然な色には成り憎いようです。使いこなしてないと言うこともありますが。

 

添付ファイルデータ:コンポジットの枚数以外変更はありません。

 (292001 00:35 JST email)

 

○・・・・・・・・・24 Juneの撮像分を添付ファイルで送ります。この日はシーイングが特に悪くブヨブヨの火星像を無理矢理強調処理していますので役にたつかどうか分かりません。

 

添付ファイルデータ

 

GMT: 24 June 2001 at 13h11m

ω:275W  δ:20.7" Ls184゜  φ:5N

S:3/10  T:3/5 prism 3

202 frames Composite Sony PC-5

 20cm Dall-Kirkham

(292001 email)

 

○・・・・・・・・・・熊森です。晴れない天候でお疲れと思います。

本日 1 July 久しぶりに晴れて20cmで火星を見ましたが、模様らしいものはほとんど見えませんでした。撮像もしていません。大黄雲になったのでしょうか?

 

 話は変わりますが、私の27 June 60cm望遠鏡についてもしコメントが必要な場合は、

 

通称「ソフィア・堺 天文台」・・・・日本語

The Sakai City Observatory」・・・・・英語

 

として紹介いただけると、職場の宣伝?にもなるかと思いますので。よろしくお願いいたします。

 

熊森です。見てはいるのですが、模様は淡くにしか見えません。3 July 60cmで撮像したものを添付ファイルで送付します。

 蒸し暑くてどんよりしているのでシーイングが良さそうに思ったのですがもひとつでした。暗色模様をあきらめて?雲の輝度を中心に(言い訳っぽいですが)処理してみました。

 

南極に近い雲が灰色に見えていたのが印象的でした。

 

 添付ファイルデータ

GMT: 03 July 2001 at 12h31m
ω:186W  δ20.3"
Ls
189 φ:6N
S:5/10  T:3/5
prism 5

201 frames Composite
Sony TRV-900 exposure=1/125 second
60cm Cassegrain at the Sakai City observatory

(52001 email)

 

●・・・・・・・・・久しぶりに10 Julyは晴れましたが、シーイングは最悪でした。無理して取った画像ですが、添付ファイルで送付させていただきます。相変わらず細部は写りませんが、南端の白い雲?が明るく見えて いました。

(122001 email)

  画像Data

 

 GMT: 10 July 2001 at 11h39m

 ω:110W  δ:19.7"

 Ls193 φ:7N

 S:2/10  T:4/5 

   prism 3

 111 frames Composite

 Sony PC-5

 20cm Dall-Kirkham

 

○・・・・・・・・・・・熊森です。13日、当館の一般観望会の後撮像しました。ちょっと色むらがありますが、添付ファイルで送付いたします。

よろしくお願いいたします。

(142001 email)

画像Data

 

GMT: 13 July 2001 at 13h15m

ω:107W  δ:19.3"

Ls195 φ:7N

S:5/10  T:4/5

prism 5

169 frames Composite

Sony TRV-900 exposure=1/180 second

60cm Cassegrain at Sakai City observatory

 

○・・・・・・・・・・比嘉保信さんのビデオが届きました。

 

急いで?六月28日の分だけ約二十分ごとに処理してみました。期待?の画像処理とは随分と違うかも知れませんがとりあえず添付ファイルで送ります。添付ファイルは四画像を一枚にしています。

 

データはテープが連続していることと想定して

   左から GMT 12h50m ω=235°W

             GMT : 13h10m  ω=240°W

             GMT : 13h30m  ω=245°W

             GMT : 13h49m  ω=249°W

 

色合いやその他、本物と随分と違うと言われそうですが、やや模様を濃く出すためにやや荒れ気味です。

 

言い訳

○VHSテープにダビングしているので、2030%は画質が落ちている。

○大阪・堺より沖縄の火星高度が高いとはいえ、やはり色分散が大きく、RGB画像で位置あわせしたのですがうまくいかない。今からでも補正プリズムを使った方が良いと思います。

○沖縄のシーイングが良いので、判断に苦しむところですが、シャッター速度を速くした方が時間的な分解能が上がるのではないかと思います(推測ですが)。画像を見ていると1/8secondぐらいのシャッター速度で撮影されているので、テープ上の画像はすでにコンポジットされているとことと考えられます。

 

勝手なことを言いましたが、比嘉さんによろしくお伝えください。

 

六月30日分は明日にでも処理させていただきたいと思います。

 

PS:堺は昨日からずーっと雨でした。

(172001 email)

 

○・・・・・・・・・・・熊森です。比嘉さんの火星画像30 June 添付ファイルで送ります。

時計表示があるところはコンポジットできなかったので 3shotになってしまいました。

ただ、画像処理前のComposite処理だけの画像も送りますので添付ファイルは都合六枚になります。

  データ

  ファイル名

     HGM06301404GMT.jpg   GMT=14h04m  ω=235W    130frames

     HGM06301445GMT.jpg   GMT=14h45m  ω=245W    254frames

        HGM06301604GMT.jpg   GMT=16h04m  ω=264W    207frames

 

     今回も強調!画像のため、やや自然感が乏しいのはお許しください。大気分散による色ずれは今回触れていません。色調もほぼテープに近いと思います。カラーバランスもほとんど触ってはいませんが、最大エントロピー法は画像濃度によって、色が変化します(ステライメージ3)。画像処理ででてきた雲のムラムラ?はなかなか強烈ですね!

 

比嘉さんにもよろしくお伝えください。

 

PS:堺はずーっと不安定な天気です。

(192001 email)

 

○・・・・・・いよいよ沖縄ミーティングですね!

 

30 June 画像はその通りだと思いますが比嘉さんのVideo Cameraは最近VX1000を使っておられるのでは?

 

比嘉さんの28日の処理画像はさすがですね、綺麗にまとめておられると思います。他人の処理したものを簡単に受け入れるようでは、進歩がないかと思います。

ただ、prismは必要だと思います。眼視観測でもそのコントラストの上昇は観測されている方には分かると思います。私の眼力でも分かるぐらいですから、観測されている皆さんはもっと分かると思います。画像処理をしていて青色画像が延びている姿は強烈です。画像処理でこれを救うのは大変です。私が処理した28日の画像で南極冠のダークフリンジが可笑しいのもRGB三色を位置をずらして合わそうとした結果です。ともかくVideo Cameraによる画像に多くの情報が埋もれていることは確かです。より良い抽出方法が出てくることを楽しみにしています。

 

比嘉さんや皆さんによろしくお伝えください。

 

PS:阿久津氏の画像と違うのは、R光の処理が赤外に近いかどうか、などによっているのかと思います。ビデオ画像の方が眼視に近いかと思います。三板式CCDビデオは結構青色に強いと思います。

(192001 email)

 

○・・・・・・・・比嘉さんの28June の画像処理は大気差の色ずれも綺麗に補正していて、私は良くできていると思います。

 

ただ、堺のようなシーイングの悪い状況と比べるともっと詳細があらわれても良いかなと沖縄のシ−イングの事を考えているところです。やはり、シャッタースピードと拡大率を色々と比べて見る必要があるかも知れません。また、火星の色については口径による光量が大きく利いてくるのだと思います。私がTRV-90060cmを組み合わせているのは、たまたま職場の別の係りにあったVideo Cameraを借りているだけです。

 

ムービー画像から良シーイング画像を抜き出すと信じられないくらいの天体像があらわれます。よりよい方法を皆さんと見つけたいと思っています。

(202001 email)

 

○・・・・・・・梅雨明け宣言後に比べると晴れが続くようになりましたが、酷暑の割に?シーイングは最悪?に近いです。南から、熱風の固まりが激しく流れています。

 

23 Julyの画像を添付ファイルで送付いたします。眼視で見ていても、北極雲あたりが薄暗いほかは模様らしきものは見えません。

242001 email)

 画像データ

GMT: 23 July 2001 at 12h40m

ω:007W  δ:18.1"

Ls:201 φ:7N

S:4/10  T:3/5

prism 3

125 frames Composite

Sony PC-5

20cm Dall-Kirkham

 

●・・・・・・・熊森です。相変わらず不安定な天候とシーイングです。暑さだけは完璧です。

29 July の火星像を添付ファイルで送ります。眼視では微かなシュルティス・マイヨルが見えるような気もしましたが自信はありません。

(302001 email)

○・・・・・・・・こちらは晴れても火星面がさざ波のように揺れています。また、酷暑の熱が建物・地上を暖め地表の気流も落ち着く前に火星高度が低くなってしまいます。

 

>Mk氏が『天界』用に黄雲の原稿を書いていますが、特約写真を使わせていた

>だくかも知れません。ソフィア堺を宣伝します。

 

よろしくお願いいたします。

(22001 email)


熊森 照明  (Teruaki KUMAMORI  Osaka)
khf11706@nifty.com


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