Ten Years AGO (67) - CMO #103 (
火 |
星は、1991年三月はじめに「おうし座」で「東矩」を迎えて、以後は南中過ぎの観測になった。とはいえ、赤緯最北の位置にあり、沈むのは深夜の
"OAA MARS SECTION"には1991年二月後半と三月前半の観測報告が纏められている。寄せられた観測は、岩崎徹氏、南氏、中島孝氏、 Gérard TEICHERT(France)氏の国内外合わせ四名となった。
この期間、表面の様子は捉えにくくなっているが、異常がない火星面だった。期間中に観測者全員が北端に北極冠の明るさを認めている。南極域も明るい。
その他に、期間外の観測してDon PARKER氏からカラースライド40点(Aug 1990 ~ Jan
1991)とThomas CAVE氏とそのお嬢さんヴァネッサさんのスケッチ26点(Oct 1990 ~ Jan
1991)の報告があった。#103ではPARKER氏のスライドの中から十月と十一月の黄雲の写っているものだけをとりあげ概観している。
LtEには、Don
PARKER(USA), 岩崎徹、鳴海泰典(Seattle, USA)、Kermit RHEA(USA)の各氏からの来信が掲載された。Kermit RHEA氏のお便りは、21 Feb, 5,19 Mar の観測レポートである。
その他、"WHO'S
WHERE (1)"とS&T誌のコラム記事"To See Planets Better, Draw an Egg"の紹介がある。
村上 昌己 (Mk)
『火星通信』日本語頁に戻る
Back to cmo#241 Home Page/『火星通信』ファサードに戻る
『火星通信』ホームページに戻る