Ten Years Ago (80)
CMO #116
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頭の1988CMO觀測ノート(18)は村上昌己(Mk)氏による(その爲に今回はMnがこの欄を担當する)。Mk氏自身のニコン10cm屈折で行なった1988年の火星觀測について気持ちのいい文章で綴られている。
さて、この號にはSomething
Old (5)として De MOTTONI氏の1911年と1914年のローエル天文臺での觀測についての記事(義太利語)の英譯(R CERRETA氏による)が出ている。1990年と1993年に相當するからであるが、1914年にはローヱル天文臺で殆ど觀測されていないことが判る。「日本語講座」は(4)でNj氏と矢張り病室で書いたもの。「夜毎豫言」27は前號に引き續き「Word Watching 2」でソリス・ラクスに關係するような火星面の名稱について述べたものである。これまで間違って傳えられていること數點も批判的に載せているが、どこか分からない人が多かったと思う。もう一度精讀願いたい(ただ二三誤植はご容赦)。ボスポロス、シレーネスの海(シレーンの海ではない)、ドロス凹地(ドリスではない)など注目點である。序でに1986年のヤオ(ヤオニス・レギオの帝堯のこと)についての記事も批判であるから合わせてご覧下さい。
(Mn)
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