今号は三月後半の観測が纏められている。前号の発行が遅れたこともあり、観測レポートの掲載は少し遅れた。

 

今年の四月は寒気の南下の影響が残り桜開花後の天候も安定せず、火星は夕暮れ時には、すでに天高く上がっているのだが、観測のチャンスは少なかった。四月の末で視直径も10秒角を下回り、今接近も後半戦となっている。

 

五月に入っても関東では不安定な天候で、五日には関東北部で竜巻の被害が出るほどであった。

四日の夕刻には当地藤沢では、夕刻に晴れ間が出て、新緑の遊行寺の森の上に虹が架かった。

五月11日 記

 

 

 

OAA火星課長 村上 昌己


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