CMO #433 (25 April
2015)用 和文お便りLtE Now
最新のemailが上に來ています。
● ・・・・題名:土星 3月21日 2015年
発信: 12 March 2015 at 19:07 JST
栃木の阿久津です。
2015年3月21日土星画像
阿久津富夫 (那須烏山市、栃木県)
● ・・・・題名:"Phemus"
発信:
12 March 2015 at 19:07 JST
南 政次先生、近内令一です。
3月11日付のマルク‧デルクロアの英文LtE Nowの、ガニメデがイオを掩蔽してほどなく蝕する、という動画の迫力には感動しました。木星のガリレオ衛星の相互現象を何で”Phemus"と呼ぶのか最初は判らず、オデュッセイアに登場する楽人ペーミオスのことかな?、そういえば2001:A
Space Oddysseyの映画では宇宙船ディスカヴァリー号は木星に向かったっけな、とか連想しました。が、Webで調べたらなんのこっちゃない、”PHÉnomènes MUtuels
des Satellites de Jupiter”のアブリヴィでした。――かなり強引な略称で、私の”ARGUS" for “the
Areoholic Reconnaissance Group with Uninterrupted longitudinal coverage of
observing Stations” といい勝負かと思いました。
どうせなら、木星のDs≒Deの今期に多発するガリレオ衛星の相互現象の画像や動画をまとめてたくさん並べて、”多数”の意の接頭語”poly"をつけて”Polyphemus"というタイトルにすれば、オデュッセイアのもっと有名な登場者、主人公に木杭で突かれて単眼を潰される人喰い巨人キュクロープスの”ポリュペーモス”ということで、大衛星同士が何度となく突つき合うということで洒落ていると思うのですが、凝り過ぎでしょうね。
また宜しくお願いいたします。
近内 令一 (石川町、福島県)
● ・・・・・題名:Re:
気をつけて
発信:
8 March 2015 at 17:28 JST
南 様:
福岡からANA、UNITED、HAWAIIANと乗り継ぎ、マウイ島のクラに着きました。
ハワイに来たのは初めてで、ハワイアン航空の機内誌に日本語版があるのに驚きました。
到着して、東北大学の鍵谷さんという人に迎えてもらい、レンタカー営業所、地元のスーパー、ハワイ大学の施設に案内してもらいました。ただ、彼について行っただけなので、位置は完全には理解していません。
本日は午後昼寝ができたので、ハレアカラ観測所に行ってきました。標高3000mを超えるところの雲というのが分からなかったのですが、飛騨のガスと同じものと理解できました。本日はWebカムの接続を確認して、下山しました。3000mともなると、上がり斜面を歩くだけでもきついことが分かりました。明日以降、木星の撮像ができることを期待しています。
PS. ハワイ(の特にマウイ島)はいい所です。行かれたことがなければ、お勧めです。
浅田 正 (宗像市、福岡県)
● ・・・・・題名:日本語版#431巻頭エッセイ拝読
発信:
8 March 2015 at 15:12 JST
南 政次先生、近内令一です。『火星通信』CMO日本語版第431号拝読いたしました。英文の方も格調高くて読み応えがありましたが、日本語版書き下ろしはまた痛快で別格で堪えられませんですね。アントニアディやローヱルを滅多斬りにできるのは南先生しかおられませんですね。この時代の火星地誌を的確に評価、解説するのも余人には不可能です。
Part I、第四項のThe
Colour of the Diskがまだ私には気になるのですが、表の欄外上で“火星像の黄色味の度合いと暗色模様の淡さとの関係から、課長は1914年は本表の下に示すような状況であったと判断した。”と前置きして、表の欄外下で“非常に顕著な雲の形成は本観測期中に認められなかった。”と結論しているわけです。日本語版の観測の部で南先生が指摘されておられるように、へッレスポントゥスが屢々黄雲におおわれたと記述したり、この海峡の南西部に欠け際で突出して見える白雲が記録されたと書いているのと整合性が取れません。私的な感想ですが、表下結論の”非常に目立つ雲の形成は”とあるのは、かなり大規模な黄雲 (ダスト)活動の意味合いかとも思えます。大規模ダストストーム活動の季節的な傾向や発生機序をこの時代に把握していたかどうか不勉強で判りませんが、ヨーロッパの片隅だけで観測者も少なく、火星裏面の直近の状況も判らないという条件下で、火星像の赤味の強さと暗色模様の薄れ方の少なさ、という大まかな所見だけから1914年には大きなダストストーム活動はなかったと結論したのであれば、早期にこの気象的現象の季節的特徴に知見を加えたということで卓見と評価できるような気もいたします。
日本語版の巻頭論攷のアップが少々遅れていましたので、お体の具合でも優れないのかと心配で、お節介で申し訳ないのですがこちらで途中まで和訳を進めておりました。
Word文書で添付いたしますのでご笑読ください。毎度拙い訳で冷や汗ものですが、読ませていただいた音色だけ再現できるようには気を使っております。
また宜しくお願いいたします。
近内 令一 (石川町、福島県)