CMO #407 (25 February 2013)用 和文お便りLtE Now
最新のemailが上に來ています。
●・・・・・シーハンエッセイ完訳
発信:
27 January 2013 at 01:11
近内令一です。遅くなりましたがシーハン巻頭エッセイ和訳完了しましたのでWord文書にて添付いたします。少々decadentな音色の原文は読んでいて気持ち好いのですが、日本語にするのは私の力量では難しいですね。またいつものことながら万葉歌人のように言葉に二重、三重の意味を掛けてくるので訳しきれません。たとえば原文6頁冒頭のthe likes ofには“同類”と“風情”を掛けています。
また宜しくお願いいたします。
近内 令一 (石川町、福島)
●・・・・・シーハンエッセイ和訳未完
発信:
25 January 2013 at 00:45
近内令一です。先ほど出張より戻りました。地域業界の現役顧問なので未だに出張が多くて時間が潰れます。ということでシーハン巻頭エッセイ和訳、原文一頁弱分未訳で申し訳ありません。一両日の内に完訳して発信いたしたく存じます。準備中でご勘弁ください。
ESAのVMCから久し振りに画像が入りました。昨年の7月から12月までの画像が並んでいて壮観ですNPR発生源?のダストを伴った?渦巻き形の大規模な気流などが非常に珍しく感じられます:
http://www.flickr.com/photos/esa_marswebcam/sets/
また宜しくお願いいたします。
近内 令一 (石川町、福島)
●・・・・・天体画像教育利用ワークショップ参加のため仙台に来ています
発信:
13 January 2013 at 23:50
南 先生
今、仙台に来ています。
仙台市天文台を会場にして行われる「天体画像教育利用ワークショップ」参加のためです。
これまでは「FITS画像教育利用ワークショップ」となっていました。もともとは研究者が冷却CCDで撮像したFITS画像を教育に活用するために教材開発を目的とした研究会です。平成14年より国立科学博物館の洞口氏を中心にPAOFITSワーキンググループを立ち上げ活動しています。年1回ワークショップを開催しており、2007年1月には福岡教育大学が会場となり、浅田氏とご一緒する予定でしたが、北陸は荒天で交通機関がマヒし、福岡に行くことができず残念ながら参加できませんでした。
最近では、撮影機材の進歩もあり、公開天文台やデジカメを活用した天文教育教材開発が多くなってきたので、今年から表題を変えたようです。ワークショップでは研究者の講演や大学や高校での研究発表が行われました。また、無料で公開されている画像解析ソフトMakali`iの活用方法の講習も行われました。参加者は研究者から小中高教員、大学生、アマチュアと幅広くユニークなワークショップです。天文学の最新情報や、データの取り扱いなど大変勉強になります。詳しくは下記アドレスをご覧ください。
仙台市天文台の1.3mで木星を見ましたが、低コントラストでたいした像ではありませんでした。
小石川さんは3月で定年ということでした。 また、市職員は3月いっぱいで撤退して、五藤光学が完全に運営を行うようです。そのために天文学を専攻した方を職員に採用しているようです。
西田 昭徳 (あわら市、福井)
●・・・・・Flash Problem
発信:
20 January 2013 at 22:15
南 政次先生、近内令一です。シーハン氏への照会EmailのCcing有難うございました。シーハン先生の方で調べが早く付くと好いですね。
私の個人的な感想ですが、前田静雄氏や佐伯恒夫氏のような大観測者が観測シーズン中のその日に限って経度の計算を間違えるとは到底考え難いので、両先生はそれらの観測の時にその経度の火星面をまさしく観ておられたのだと思います
(WinJUPOSなどで調べればすぐに確認できることでしょうか)。ですから、Tithonius
L.、Sithonius
L.(経度的に正反対!)
の取り違えが、de
Vaucouleursをして侮辱的な発言を書かしめた元凶に違いないと思います。この部分の拙和訳をコピーして以下に貼り付けます:
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彼はDean MCLAUGHLINの火星の模様の起源の仮説 ―暗色アルベドー模様のいくつかは、模様の外形の先細りの先端に位置する活火山から吹き流されて沈積した火山灰から構成されているという― のファンではなかったし、また、火山活動仮説の証拠とされてきた“噂の明るい閃光の観測”にも取り立てて感銘を受ける様子もなかった。(最も好く知られた火星面の閃光の観測は日本の観測者たちによって得られたものである。たとえば、1937年6月4日に前田静雄は8吋反射望遠鏡を用いて、シトニウス‧ラクスに強烈な光点が出現するのを認めた;この光点は恒星のように瞬き、5分後に消失した;同様な現象が1951年12月8日に佐伯恒夫によってティトニウス‧ラクスに観測されている;また1954年7月1日には佐伯によってエドム岬に突然の発光が観測された、等々。)このフランス人の高名な天文学者は、明らかに佐伯の1951年の観測を引き合いに辛辣なことを述べている (187頁):
評判の明るい閃光の観測のいくつかは、火山活動の証拠として引用されることもあるようだが
(水素爆弾の爆発や、火星人の光学的信号でないことは言うまでもない!)、おそらく錯覚もしくはでっち上げだろう。そのような“閃光観測”の一つを私はよく調べてみて、その観測がなされたという時刻には、その報告に描写されている火星面の地域は地球を向いていなかったことを見い出した。また、添付の火星スケッチに示されたディテールの豊富さは使用された望遠鏡の光学的能力を完全に超えている
(実際のところ、この時火星の視直径はわずか5秒角に過ぎなかったので、いかなる望遠鏡でもこのような詳細を捉えるのは無理だったであろう)。この観測者へ手紙で問い合わせても明らかな説明は全く引き出せなかった。
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……訳していてややムカムカしますが、それはともかくとして、南先生もご指摘のようにde
Vaucouleursのこの部分の記述には前田氏の1937年の観測と、佐伯氏の1951年の観測がごっちゃになっているのでしょうか。まあシーハン先生が事情を調べてくれるでしょうから、訳をこのまま続けて、あとでこの部分を修正する予定にさせていただきたいと思います。
また宜しくお願いいたします。
近内 令一 (石川町、福島)
●・・・・・前田静雄氏閃光観測
発信:
19 January 2013 at 21:58
近内令一です。CMO編集でお忙しいところ度々失礼いたします。先ほど晩酌で雑念の払われた頭でシーハン原文を読んでいてあれれと気付いたのですが、原文2頁冒頭に引用されている前田静雄氏の1937年6月4日の閃光検出場所はTithonius Lacusでなくて、Sithonius Lacusではなかったでしょうか? 『火星とその観測』が手許にないので確かめようがないのですが。アメリカ側に閃光発生地域が昔誤って伝わっていたとすれば、原文の2頁、10行目に引用されているde
Vaucouleursの『そのような“閃光観測”の一つを私はよく調べてみて、その観測がなされた時間には、その報告に描写されている火星面の地域は地球を向いていなかったことを見い出した』という不可解な発言も、なんだそういうことか、と理解できます。一字違いでこないにちゃいまんねんで、の例でしょうか。
また宜しくお願いいたします。
近内 令一 (石川町、福島)
●・・・・・ペリエノート#406
発信:
7 January 2013 at 22:15
南 政次先生、近内令一です。 謹賀新年のEメール有難うございました。 本年も何とぞ宜しくご指導のほどお願い申し上げます。 ペリエノート今週中に和訳発信できると思います。
昨日は氷点下5度の寒波の中ゴルフの親善大会に出場し、強豪連が調子を崩す中で逆境に強い私はしぶとくスコアを拾いまくって首尾好く優勝をはたしました。 年頭から縁起の好いことです。 近年のアマチュアゴルフは世界的に電動カートに乗ってのプレーが普及していますが、これで楽をしてしまうと全く運動にならないので、カートの運転は同伴競技者の誰かにまかせて、歩いてプレーするよう心掛けております。1日で凡そ8kmほど歩くことになり結構な運動になります。若い人の中には歩かずにシャドーボクシングをしながら走りつつゴルフをしている例もありますが、息が切れてしまうのでこれはもうきびしいですね。少しジョギングもしてみたいのですが、心臓に負担がかかると危ないようなので専門家の指導を受けながらにしようかと考えております。シーハン先生の心臓の調子もやや心配です。 ペリエ君は写真で見るかぎり柔道家のような引き締まった体格で健康そうですね。 私も中学、高校と柔道、野球、アーチェリーを掛け持ちでやっていたころはアスリート体型でしたが、いまや5段腹で見る影もありません。
とりあえず今年は家内や娘たちと一緒に健康に気を使おうと考えております。
また宜しくお願いいたします。
PS: 季節はそろそろλ=240°Lsくらいと思いますが、最新releaseの年末のMRO MARCIには大きなダストの発生は記録されていないようです。 昨年11月中旬のノアキスあたりのダストは、encirclingもしくはglobalになる気配か、とJPLでは一時考えていたようです:
近内 令一 (石川町、福島)