CMO #396 (10 April 2012) 和文お便りLtE Now   

     最新のemailが上に來ています。


●・・・・・題名:Mars Drawings, 02 Apr 12

発信:03 April 2012 at 21:59

南先生

村上様

いつもご指導ありがとうございます。

42日のスケッチ二枚を送付します。

http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2011/120402/Kz02Apr12.jpg

 

西村の経緯台の水平微動ですが、社長の有二氏にメールで教わって、微動部分を分解

してみました。分解して仕組みはよく理解できたのですが、うまく組み立てることが

できず、バラバラのまま手の施しようがなくなってしまいました。

 

西村氏からは、うまく組み立てられなければ工場送りだと言われていたのですが、こ

の時期に工場に送ってしまうと、そのまま火星のシーズンが終わってしまうと思われ

るため、とりあえず、今シーズンは、水平微動無しでだましだまし使い、シーズンが

終わってから、きちんと修理しようと思います。

 

というわけで、今回のスケッチも、水平方向の回転は、ゆびで架台をちょんちょん押

しながら追尾しています。

 

13h40mが雲が出てきたのと、シーイングが悪くなったため、13h00mの方がよく見えま

した。北極冠の北西に白い部分があり、北極冠と同様の白さと明るさでした。これは、

CMO#395にあったオリュムピアでしょうか?

また、タルシス地方に丸い雲が三カ所に出ているのが目に付きました。

エリシウムも明るく見えますが、こちらはクリーム色でした。

 

今日、43日は、暴風雨で、望遠鏡は、久々に家の中にしまいこみました。架台だけ、

昨年12月以来、防水シートをかけて庭に出しっぱなしなのですが、これが微動部分を

傷めた原因だったかもしれません。

 

引き続き、ご指導お願いします。

神崎 一郎

 

●・・・・・題名: 大事をとられては

発信: 03 April 2012 at 18:51JST

政次先生、村上昌己課長。

南先生のご容体は大変心配です。一時休止のアナウンスを

出されて、病院で精密検査を受けられては如何でしょうか。

ご無理は絶対禁物と思います。またメール差し上げます。

 草々

近内 令一

 

●・・・・・題名: 火星 M120402 ishibashi

発信: 03 April 2012 at 16:50 JST

> 相模原、石橋です。

http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2011/120402/Is02Apr12.jpg

> 北極冠が小さくなり、その周囲の暗さが目立ちます。真ん中、左側に NIX

> OLYMPICA

> が白く見え、その左の縁にも白い夕もやがあります。朝もやはボンヤリとした感じで見えています。上の方にかろうじて MARE SIRENIUM 付近が暗く見えます。

 

 

●・・・・・題名:昼休み

受信:2012年四月03日 13:56JST

政次先生。近内令一です。日本語にて失礼いたします。

台風並みの低気圧で強風が轟々と吹き荒れて、昼食に出歩く

と色々なモノが飛んできて危険であります。

 昨夜はかなりマシなシーイングになって、1830から五回

10度リズムで観測しました。黎明欠け際明突起地域には何も

見分けられませんでした。今晩スキャン発信いたします。

 ペリエは2005年のMGSの画像見つけて同年のNix Olympica

の“霜化粧仮説”諦めたようですね。雲霧も面白いですが、

霜も面白いですね。霜の色の見え方もオフシーズンに考えて

みようと思います。

 また宜しくお願いいたします。

 良好天気!

近内 令一

 

●・・・・・題名:西風強し

受信:2012年四月01日 22:14 JST

政次先生、近内令一です。日本語にて失礼いたします。

メール有難うございました。体調芳しくないとのことで大変

心配しております。南先生は火星のことをやっておられない

と逆にストレスの溜まるお方とお見受けしておりますので、

お忙しくても精神的ストレス(循環器系に好くないです)の溜

まる心配は無いと思っておりますが、お体の方は誰がどう見

ても過労状態なので、routineの内から可能なものを少し間引

きしていただいて負担を少しでも減らされてはいかがでしょ

うか。LtE Nowも“LtE Not So Now”でも構わないように思い

ます。海外の連中も納得するでしょう。

 今日は神崎氏に追い付こうとスケッチ十枚取る勢いで夕方

5時前から火星を視野に導入し(青空バックの火星はサーモン

色が綺麗ですね)、夕食後18:4019:20と二回取ったところで

シーイングが激悪化して19:40には模様が何も見えなくなりま

した。焦点外像では西北西の非常に速い急流状のカレントで

火星像がスジスジのmulti-stripe状となり、肉眼で激しく瞬く

有様となりました。22時過ぎ現在は視相の様相が変化して、

縞々外像でなくて拡散膨満像となりましたが何も見えないの

は変わらず、残念ですが撤収いたします。スキャン明日お送

りいたします。

 また宜しくお願いいたします。

  健康一番!

近内 令一

 

●・・・・・題名: 追伸

受信:2012年四月01日 11:59 JST 

英文LtEdawn terminator protrusion現象の遅延可能性

考慮alertただ今拝読しました。数日の遅延があっても来週

の頭まではこちらから条件好く監視できそうですね。ただ

最近の傾向で火星が南中過ぎてしばらくするとシーイング

が激悪化することが多いのが少々心配です。

 草々

 近内 令一

 

●・・・・・題名:Sprites

受信:2012年四月01日 11:26

  政次先生、近内令一です。日本語にて失礼いたします。

村上課長がLtE(和文)Nowに紹介されていた宇宙天気のサイト

に載っていたスプライトのヴィデオ画像凄いですね!二州離

れて見えたということでスケールが違います。妖精や小鬼で

なくて大鬼の怪物ですね。音も強烈。気の短い江戸っ子は雷

鳴が轟くと『うるせえなぁ、上で太鼓鳴らしてるのは誰でい

!?』と怒り、西洋人は『雲の上でボウリングやってるのは誰

だ?うるさいぞ!』と怒鳴るという話を思い出しました。

 今週の欠け際のオーロラ状明突起現象待機にはこちらの経

度は最適ですね。ぜひ晴れて良好なシーイングになってほし

いものです。燐光要素は無いとは思いますが、直視分光器も

用意しておきます。

 幕下不一致氏のお騒がせ陳謝は南北取り違えその他でしょ

うか。

 当該地域のevening limbでのチェックも皆さん準備さ

れていることでしょう。

 また宜しくお願いいたします。

  良好視相

 近内 令一   

 

●・・・・・題名: Mars Drawings, from 20 to 27 Mar 12

受信: 2012年三月31日 22:27

南先生

村上様

今日は、東京はすごい強風が吹き荒れました。

まだ、経緯台は直っておらず、西村に詳細な作業手順を問い合わせ中です。

 

ただ、スキャナは復旧しましたので、たまってしまったスケッチ14枚を送ります

http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2011/120320/Kz20Mar12.jpg

http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2011/120321/Kz21Mar12.jpg

http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2011/120322/Kz20Mar12.jpg

http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2011/120324/Kz24Mar12.jpg

前半は、シルチス・マイヨルが中心でしたが、北極冠がずいぶん小さくなり、輪郭も明瞭には分かりませんでした。ただ、北極冠の周囲ももやったように明るいのが目に付きました。ヘッラスは、北極冠並の明るさで、白く輝いていました。

後半は、エリシウムが中心でした。エリシウム周囲の淡い部分をスケッチ上で表現するのに苦労しました。まだまだ、スケッチの技法を習得していないことを感じました。

分量が多くなってしまいましたので、二回に分けて送信します。

よろしくお願いします。

神崎 一郎

 

●・・・・・題名:Re: 火星観測について/村上昌己

受信:2012年三月29日 22:27

神崎一郎様

前略、お便り拝見いたしました。

いくつものトラブルを抱えてご苦労の多い観測になっておられるようで、お察し申し上げます。

CMO次号では、三月1日から三月15日までの3月前半の観測がレビューされますので、

未報告のものを早急に、観測日・観測数・使用倍率などをメールでお知らせください。

観測はコピーをお送りいただければ、こちらでスキャンすることも出来ますので、あまり貯まらないうちにお送りください。

その次は三月後半までのものを纏めますので、31日過ぎには観測日・観測数・使用倍率などをメールでお知らせください。

『天界』には三月分を観測報告として掲載するため、すぐにお知らせくださるようにお願いします。

締め切りが四月5日なのでお早めにお願いします。草々

村上 昌己

 

●・・・・・題名: 火星観測について

受信: 2012年三月29日 21:25

南先生

村上様

いつもご指導ありがとうございます。

ここ二週間ほど報告が滞っていますが、スケッチは続けており、現在、Kz-056Dまでいっ

ています。

        実は、スキャナの調子が悪く、スケッチを読み込めない現象が生じており、報告が滞っ

てしまいました。

今週中には、ドライバをアップデートする等の対処をして復旧できるように頑張りま

す。

また、望遠鏡なのですが、西村の20センチ経緯台を使っております。

しかし、数日前、観測中に、突然、水平微動が効かなくなり、微動ハンドルが空回り

するようになってしまいました。また、水平の粗動回転自体、ところどころ引っかかっ

ている状態になってしまいまして、現在は、微動なしで、だましだましスケッチをとっ

ております。

西村に照会したところ、経緯台を分解して再調整する必要があるとのことでしたが、

もともと単純な構造ですから、今週末に試みようと思います。

 

そんなこんなで、連絡が途絶えてしまいましたが、観測自体は続行しております。

今後とも、ご指導をお願いします。

神崎 一郎

 

●・・・・・題名: Mars 2012/03/27-Kumamori

送信日時: Wed 03/28/2012 21:18 JST

 南政次 様

  高気圧が南に下がってシーイングが良くなることを期待しましたが

冬型の気流でほんの少し良くなった程度でした。

 まだまだ不安定な気流が続きそうです。  

http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2011/120327/Km27Mar12.jpg

よろしくお願いいたします。(英文LtEにも掲載-Ed)

 熊森 照明

 

●・・・・・題名: 追伸/ Mk

送信日時: Wed 03/28/2012 15:23 JST

政次 様 前略失礼します。

先ほどのアニメーションを見るための入り口は下記のところと思いますが、

http://iswa.gsfc.nasa.gov/iswa/iSWA.html

ブラウザが適合していないとの警告で開くことが出来ませんでした。

今日はもう時間切れですので(外出)、お知らせまで・・

昨夜はこちらも晴れが続いて、ω=200°W ら五回観測しました。

比較的シーイングはよいものの風があって不安定でした。

最後の240°WSyrtis Mj.を朝靄の中にやっと確認出来ました。

朝靄がかなり濃いように思いました。

夕縁のオリュムプス・モンスを含む明部はかなり明るく見えていました。

それではまた、草々

村上 昌己

 

●・・・・・題名: CME情報/28 Mar Mk

送信日時: Wed 03/28/2012 15:01 JST

政次 様 前略失礼します。

今日の

http://www.spaceweather.com/

に、CME の拡がる様子をアニメーションにした

http://iswa.gsfc.nasa.gov/downloads/20120327_012900_anim.tim-den.gif

へのリンクがあります。

裏へ回ったAR1429 が 26MarCMEを起こしました。

その伝わる様子が見えます。

9日~10日後に火星に到達するのが予想されています。

村上 昌己

 

●・・・・・題名: 陳謝

送信日時: Wed 03/28/2012 13:41 JST

 南 政次先生、近内令一です。日本語にて失礼いたします。

観測帰りでお疲れのところを素人の軽薄な妄想でお騒がせし

て大変失礼いたしました。現象の呼称の付和雷同も以降慎み

ます。さぞ気を悪くされたことでしょう。どうぞお許しくだ

さい。

 オーロラ観望マニアの友人がアラスカで曇天の夜間一晩中

雲がビカビカ光って、晴れてたらさぞかし凄いオーロラが見

られただろうにと嘆いたことがあったのを思い出し、それを

上から見れば黎明もしくは黄昏の陽光を映す雲をオーロラの

輝きが増光させて目立たせ、分光像は惑星状星雲に反射星雲

が重なっているときのように連続スペクトルに輝線が重なっ

て見えるかな、と連想した次第です。そんな単純な問題であ

ろうはずもなく汗顔の至りです。

 またかなり昔の有名な論文で、磁気嵐の発生と急性歯髄炎、

急性歯周膿瘍(両方とも非常に痛い)発症の相関を調査した疫

学的な研究があって、そこに引用されていた海外の気象学の

論文で磁気嵐の直後に中層大気が攪乱されて気圧の谷が有意

に発生の増加を見るという結論だったことも頭に浮かんでい

ました(気圧の変化が歯痛の発現に関与する症例は多数報告

されています)

 私の晴れ歌は効くような効かないような状況ですが、歌詞

が“いつの日かお前を粉々に砕いてやるぞ”という物騒な脅

し文句なので、英文LtEに書いたように雲を粉々に蹴散らして

はくれそうですが、像を粉々にする激悪シーイングももたら

しそうで困ります。

 また宜しくご指導ください。

   良好視相/健康!

 近内 令一

 

●・・・・・題名: シーイング回復せず

送信日時: Wed 03/28/2012 02:10 JST

  政次先生、近内令一です、日本語にて失礼いたします。

本日も雲間で粘りましたが南東の風が強く、ピントが出ない

ほどの激悪シーイングでした。現在曇っております。明日

(というか今晩)に期待します。

 火星のオーロラ関係の記述添付いたします:

http://www.berkeley.edu/news/media/releases/2005/12/12_mars.shtml

 あの明突起現象は画像ではB,G,R,さらにIRでも明るく記録

されていますので、いかにも連続スペクトルで明るく見えて

いるように感じられます。この点は2003年の先例でも同様で

しょう。あれが純粋なオーロラだとするとR,G,Bそれぞれの

波長域の真ん中にピークを持つ輝線発光が必要となると思わ

れますが、火星の大気の組成からは難しそうに感じられます。

今回は分光観測が多分全く無いので(火星周回衛星や滞在型探

査機の記録は期待できるかも)直接オーロラであることを証明

するのは困難でしょうか。最近の太陽フレア活動と高度の相

関が認められるならば太陽活動の関与を考える必要があるこ

とになるでしょう。その場合、太陽風のプラズマと当該地域

の局所磁場と氷晶雲/ダストとの複合作用などで、連続スペク

トル光で明るい、もしくはIRR,G,Bのそれぞれの波長域のど

真ん中で強烈な輝線で発光するメカニズムを考える必要があ

ることになるでしょうか。地球のオーロラはまさしくそのよ

うな波長域で輝線発光しているようですが。

…撮像家の方たちが大気の色分散のキャンセルに用いている

分散度可調整プリズムの分散度を上げて、適当な角度で撮像

すれば、対物プリズムで撮った惑星状星雲のように、オーロ

ラ明突起ならば輝線別分離像に写るでしょうか。

…つい長々と妄想暴走しまして大変失礼いたしました。

 また宜しくお願いいたします。

   良好視相

近内 令一

 

●・・・・・題名: フレアで陽の目

送信日時: Mon 03/26/2012 14:04 JST

 南 政次先生、近内令一です。日本語にて失礼いたします。

村上氏から転送いただいた南先生とWayne JAESCHKE氏とのメ

ール交換拝読いたしました。評価されるべき人々に陽の目が

当たるように好い方向に事が進み始めそうで喜ばしいことで

す。

 パーカー氏の画像上の顕著さからすると眼視でも検出が可

能だったかと思いますが欧米での記録はないのでしょうか?

意識して張っている眼視観測者がいれば早期alert発令につな

がったかもしれないですね。

 当該地域が東のlimb付近に位置していた構図での画像での

検出記録はないのでしょうか?

 また宜しくお願いいたします。

   良好視相/健康!

近内 令一

 

●・・・・・題名: Mo21Mar_12

送信日時: Mon 03/26/2012 02:27 JST

 21日分をお送りします。Seeingは比較的安定して

シュルテス・マイヨルが中央で良く見えていました。

ヘッラスは明るさに偏りがあります。(英文LtEにも掲載-Ed)

http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2011/120321/Mo21Mar12.jpg

昨日・今日と晴れてはいますが、時々みぞれが

降ったりしていて観測は明日以降になりそうです。

 南 政次 様

森田 行雄

 

●・・・・・題名:視相激悪

受信日時:Mon 26 Mar 2012 00:43 JST

政次先生、近内令一です。日本語にて失礼いたします。

昨日土曜日より業界の年度末引き継ぎ連絡会、及び高校の同

級会で上京し、先程帰宅して火星を30㎝に導入しましたが今

期1~2を争う非道いシーイングでめげて、そのうちに火星

が視野から遥か彼方に吹っ飛ぶような地震があってくじけま

した。

 同級会参加者はたまたま音楽関係に進んだ人間が多数集ま

り、臨時編成の同級生ジャズバンドがぶっ通しでライブをこ

なして盛り上がりました。ビートルズジャズアレンジ30曲メ

ドレーとか。ヴォーカルの女子は78か国語を操るヘンな

(60歳過ぎですが)で“Requests are most welcome, any

song, any language's OK!”とか言うので“The Man I Love?

と向けたら“A piece of cake!”とか言ってサラッと演って

みせました。携帯で 四分間ちょいの動画に収録しましたので、

いずれ添付いたします。演奏後店の外を窺うと快晴で火星が

濃い色で大きく光っていました。レグルスもほとんど瞬いて

いなかったのであららとショックを受けましたがバーボンを

呷って忘れました。

 また宜しくお願いいたします。

   良好視相!

PS:先日ご紹介したESAの火星残留磁場と太陽風の記事の後続

のスペースに、火星の夜光の検出観測が、火星大気の大循環と

絡めて記述されていました。

 近内 令一

 

●・・・・・題名: Re: 天界用グリッド図作成のお願い/25 Mar Mk

受信日時:25 Mar 2012 22:01 JST

西田 昭徳

前略失礼します。 

有難とうございました。 Jpg, psd ファイル正常に届いています。

お手数をおかけしました。草々

        村上 昌己

 

  ・・・・・題名: Mars 2012/03/24-Kumamori

受信日時:Sun 25 Mar 2012 09:51 JST

南政次 様

一日中強い風が吹き不安定な天気でした。

晴れに気づくのが遅く、1セットのみの撮影になりました。

http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2011/120324/Km24Mar12.jpg

よろしくお願いいたします。(英文LtEにも掲載-Ed)

熊森 照明

 

●・・・・・題名: Mo19Mar_12

送信日時: Sun 03/25/2012 00:31 JST

  19日の画像処理がすみましたのでお送り

します。

http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2011/120319/Mo19Mar12.jpg

2021日と撮っていますので今から

処理していきます。

 南 政 次 様

森田 行雄 (英文LtEにも掲載-Ed)

 

●・・・・・題名:CMO/ISMO #395 拝受

送信日時: Fri 03/23/2012 06:11 JST

様:(一本氏にもCcします。)

昨日、CMO/ISMO 395 届きました。

いつもありがとうございます。

 

春の天文学会(龍谷大学)で一本氏と会う機会があり、

南さんの飛騨訪問の話題になりました。五月の連休の頃で

変更はなかったでしょうか?一本氏の話だと、お手伝いする

技官の木村さんや中谷さんは連休だと家族サービスもあるので

連休の前(423日からの週)か後(57日からの週)のほうが

都合が良いとのことなのですが、どちらかにすることは可能

でしょうか?

 

ふもとの長七まで車で来ていただければ天文台から迎えに

来てくれることになっています。

お礼と連絡まで。

田 正

 

●・・・・・題名: 黎明明暗境界線上明突起

送信日時: Thu 03/22/2012 23:05 JST

  政次先生、近内令一です。日本語にて失礼いたします。

英文LtE Nowは欠け際の明突起でしばらく盛り上がりそうで

すね。太陽活動との関連は実際のところどうなのでしょうか。

小接近でもバリバリ写るようになったのは撮像画像処理技術

の進歩の賜物でしょうか。

 成因について考察するならば、auroral luminescence、氷

晶雲、ダスト、水蒸気混じりのダストなどの候補に分けてそ

れぞれの分光学的反射ないしは発光特性を考え、また気象学

的要因、地形学的な要因そして地球物理学的な要因の有機的

関連を季節とも絡めて総合的に考える必要があるでしょうね。

 今回は複数の観測者によって10日近くに渡って同じ地域に

かなり連続的に同様の現象が記録されているわけですから、

天体衝突のような突発的なものではないですね。南緯5060

度の高緯度帯にはHSTや探査機によって高層の雲状物ないし

は明暗境界線からはみ出す雲状物が多数例記録されています

から、この季節のこの緯度帯特有のややstationaryな高層浮

遊物、あるいは連日明暗境界線付近で高層浮遊物を繰り返し

発生させる高速帯流の存在が連想されます(CMO日本語版#

3892011916日付けの拙LtEの追伸のMEX/VMC画像参照)

 ここで村上氏から関連の英文LtEの転信がドドッと入って

きましたが、見当はずれのモノが結構ありますね。ショーン

の言うニュートンとコペルニクスは場所が全然違うし、OM

でも欠け際であんなもんなのに、そのあたりの高地が周囲

より早く朝日を浴びて浮かび上がるわけがねーだろ、です。

 同地域の今期の衝前の東側の夕暮れの欠け際でも突出明部

が見られる画像があるように思います。

 谷オルソ9mmでヘッラスが明るく好く見えるとのことで

幸いです。10mmだと400倍くらいになりそうですが、アメリ

カンサイズのコントラストの高い10mmが手許に見当たりませ

ん。タカハシのLE10mmなど非常に好かったと思うのですが、

今度旧観測所で探してみます。あと、機会があればですが、

直覗きでA-6と谷オルソ6mmを比較していただけましたら有

難いです。

 また宜しくお願いいたします。

 追伸:知無 不意理無粋氏はなんとかちゃいまんねんですか!?

近内 令一

 

●・・・・・題名: Mars 2012/03/21-Kumamori

送信日時: Thu 03/22/2012 20:46 JST

 南政次 様

  ご指導の表記できるだけ揃えるようにしました。

 http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2011/120321/Km21Mar12.jpg

ιの計算ソフトはやはり無いのですね。

L画像にBlue画像を使った L(Blue)RGB 画像を作ってみました。

カラーカメラの画像で色の違いが良く出ていたもので、試しています。  

よろしくお願いいたします。(英文LtEにも掲載-Ed)

熊森 照明

 

●・・・・・題名: 健康一番

送信日時: Thu 03/22/2012 00:15 JST

  政次先生、近内令一です。日本語にて失礼いたします。

中島 孝先生転倒して怪我をされた由、脳障害の疑いありとの

ことで大変心配しております。大事ないことをお祈り申し上

げます。寒暖の変化の激しい時節にも当たり、全身の血管に

負担がかかりますので、南先生もどうぞご自愛ください。

 昨日、一昨日は晴れましたが視相激悪で殆ど何も見えませ

んでした。本日は少しマシになりましたが、シーイングが多

少好くなったかと思うと、あっという間に像が膨潤拡散して

全く何も見えなくなるの繰り返しで、やっとスケッチを2

取りました。私も風邪気味で微熱がありますので撤収して寝

ます。明日スキャン発信いたします。大シュルティス少し太

ったように感じましたが気のせいでしょうか。ヘッラスはあ

りゃりゃと言うくらい大きく、やや青白く、かなり明るく、

境界(北縁)は不明瞭です。内部の暗部は残念ながら確認でき

ませんでした。北極地方はP-ringの外側がやや明るく、その

あたりからウートピア、ボレオシュルティスにかけてかなり

茶色っぽく見えます。

 また宜しくお願いいたします。

   温暖気候!

 近内 令一

 

●・・・・・題名: CMO/ISMO#395拝受

送信日時: Tue 03/20/2012 20:25 JST

 南 政次先生、近内令一です。日本語にて失礼いたします。

CMO/ISMO#395本日正午前のメール便で拝受しておりま

す。いつも有難うございます。

 Aphelion Misty Mars非常に面白いですね。遠日点接近

で観測を再開してラッキーでした。この条件での包括的

な観測記録は非常に少ないので、今期のCMO/ISMOの記録

は長い目で見てとても重要だと私でも判ります。

 ペリエへのご返信の転信有難うごさいました。ペリエの

notesは面白そうで待ち切れませんね。彼は色々な時期の

様々な画像をしっかり整理して揃えているようですし、自

身の経験も重ねつつあって、火星の気象についてgeneral

な、またapparition-specificな、あるいはseason-spe-

cificな観点のいずれからも書ける数少ない人材になりつ

つあるのでしょうね(というより、南先生以外に彼しか書

ける人がいない)。ぜひ“非行”に走らないよう指導して

いただいて、個性豊かな大観測家に育て上げてください。

(南先生から見た非行とはもちろん“火星以外の天体に

走る”ということになりましょうか)。彼は素性的には

visually-rooted(minded) imager”ですが、imager

は違いないので他の惑星の撮像にも当然魅かれるでしょ

う。私のように天文を捨てるという“大非行”に走った

例もありますが、彼は大丈夫でしょう。

 自己分析では私の素性はsketcherでもphotographerでも

imagerでもなく、telescope tinker(望遠鏡をいじったり

覗いたりが大好き)だと思っています。かって惑星は格好

のテストチャートに過ぎず、宮崎 勲君に『もっと対象自

体に興味を持ってくださいよ』と喝を入れられたことも

ありました。今は南先生の薫陶を受けてCMOを教科書に

Martian目指して充電中ですがバッテリーが老朽化してて

充電し切れませんですね。火星の現象を大局的、包括的

に論考するのはとても無理です。ただ細かい変異(?)を拾

うのは得意なので、このヘンな性格でバタバタと騒ぎ回っ

て、ラーメンにかける胡椒のようにCMOの活性化に幾ばく

かの貢献ができればと考えております。むせて嫌がる人

もいると思いますが。

 脱線しましたが、ペリエのnotesは楽しみですね。北半

球の春から盛夏にかけて特徴的かというTharsis Montes

often half-masking, westerly trailing orographic

clouds”の発生機序に踏み込むのでしょうか。そして春夏

の北半球高緯度帯の雲霧の少なさ⇔ワインカラー領域、

を水蒸気と大気のグローバルな循環から考察するのかなと

期待しております。

 一回り前のaphelion寄り接近期のCMOの記述や、HST

の他の資料、そして今期のCMO/ISMOの画像を見ていて気

になるのは、MEZ(赤道帯霧)の分布やseasonal NPC

thawingが回転対称に起こらないように見えることです。

北極地方やTharsis Bulge/Montesの地形学的特異性が気象

に影響しているということでしょうか。他にも私の初歩的

な疑問は幾つかあるのですが、シーズンオフに南先生やペ

リエにまとめて質問したいと思います。

PS: MLw氏のinvestigation面白く読みました。中途半端に

rind-artifactが出ると紛らわしいですね。画像の中には

2次、3次の同心円状のartifactが火星像のかなり内部

(中心寄り)にまで出ている例も(かなり好く写った画像で

)見られますですね。

 また宜しくお願いいたします。

   良好視相!

 近内 令一

 

●・・・・・題名: Mo15Mar_12

送信日時: Sun 03/18/2012 23:32 JST

 15日のものをお送りします。Seeingは比較的良く

少しは見られる像になりました。ヘッラスが明るく

盛り上がって見えています。昨日、今日は雲が多く

晴れてはいますがボヤボヤです。

  南 政次様  (英文LtEにも掲載-Ed)

森田 行雄

 

●・・・・・題名: 編集お疲れ様です

送信日時: Sat 03/17/2012 23:31 JST

  政次先生、近内令一です。日本語にて失礼いたします。

観測+編集で体と頭の休まる暇がなくて本当にご苦労様です。

 ウィットビィ氏のメール転送有難うございました。実に優

しい方ですね。日本語でも英語でも説明しようのない事情で

すので仕方ないことです。

 CMO/ISMOは新しい号がアップされると即座にプリントア

ウトして昼食外食時に読んでしまうのが私の慣例となってい

ます。LtEは皆さん色々書いて来られるので実に面白く、啓

発されることも多いですね。最近WebLtE Now読んでて飯

を噴きそうになったのは314日付けの平 泥撫翁のLtEです

ね。312日の見事な画像のCM少し手前のOlympus Monsの様

子と、同11日の画像で経度で35度ほど前方()に位置する

OM部の外観を比較して『火星の自転に従って50マイル径の

カルデラが明らかに右方に移動したように見えて、10マイ

ル高の山頂がいかに高いかを如実に示しているよな?』と

述べています。12日の画像では白いリングの真ん中に円形

の暗部が見えています。11日の画像ではこの丸い暗部が明

るいリングの中央からやや左方(東寄り原文のright

leftの誤りでしょう)にずれて見えると言っているようで

す。太陽黒点のウィルソン効果(黒点は凹部なので太陽像

周縁部では暗部が半暗部の中で中心寄りに偏って見える)

とちょうど逆で、高山の山頂部が斜めから見ると周縁寄り

にずれて見える、と言いたいのでしょう。う~ん、これは

1112日両日のB画像を参照しても、どう見ても11日の画

像では山岳雲がOM上でやや西寄りに出てOMの内部の暗部が

東寄りに偏っているように見えているのだと思います。

 カルデラについても誤解があるようです。平氏の12日の

RGB画像は私のPCのディスプレイ上では87㎜径に見えてい

ます。定規を当てるとこの画像上でOMの白いリングの外径

7mm、中の暗部は4mm径です。比例計算するとそれぞれお

よそ550km及び300kmで、OMの実際の外径、中央寄りのシー

ルドの傾斜のきつい赤黒い山体部のサイズに好く一致しま

す。カルデラは通常リムレスの陥没火口を意味しますので、

楯状の火山山体と混同されているようです。OMのカルデラ

60×80km径で地球上に持って来ても最大級ですが、この

画像上では1mm径に過ぎず、まあ見えないでしょう。

 谷オルソ9mm500倍くらいで具合が宜しそうとのこと

でホッとしております。¥5000を切る価格でこの性能は

お買い得と思います。製作者の谷光学の谷田貝さんは大

変お元気ですがご高齢ということで、他意はありません

4,5,6,7,9㎜あたりを買い溜めしております。

 事件が火星に起きた時にこそ40分間隔で経度を揃えて

連日追跡する意味が活きるというお考えは好く理解して

いるつもりです。眼視観測の40分リズムは体と気迫に刻

み込むものと心得まして、役立つ日のために修行中です。

私は模様が見えさえすれば描くのは何の苦もありません。

ただ視相条件のやや悪い時に像に集中するのには脳が強

烈にエネルギーと酸素を要求してぐったりと疲れます。

これも経験を積めばなんとかなるかな脳の画像処理能

力が改善するかな、と感じております。

 また宜しくお願いいたします。

   良好心身/視相!

  近内 令一

 

●・・・・・題名: Mars Drawings 16 Mar 12

送信日時: Sat 03/17/2012 22:18 JST

南先生

村上様

316日のスケッチ二枚を送付します。

http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2011/120316/Kz16Mar12.jpg

天気が崩れる直前で、空全体が薄雲に覆われており、火星面はコントラストが低く、

おおまかな感じしか観測できませんでした。

明日も天気は悪いようで、回復は月曜日になる見込みです。

引き続き、ご指導をお願いします。(英文LtEにも掲載-Ed)

神崎 一郎

 

●・・・・Subject: 火星 M120315 ishibashi

Received: Fri 16 March 2012 12:46 JST

http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2011/120315/Is15Mar12.jpg

> 石橋です。

> 北極冠とその周囲のダークフリンジが目立ちます。SYRTIS MAJORの左側とHELLAS付近に夕靄がある

ようです。明け方はTEMPE付近に朝靄があるようにも思います。

橋 力

 

●・・・・・題名: Mars 2012/03/15-Kumamori

送信日時: Fri 03/16/2012 08:33 JST

 南政次 様

  四日連続で晴れました。

http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2011/120315/Km15Mar12.jpg

 シーイングは少し良くなり、北極冠まわりも良く写りました。  

  よろしくお願いいたします。(英文LtEにも掲載-Ed)

  熊森 照明

 

●・・・・・題名: 欠け際の突起?

送信日時: Wed 03/14/2012 14:03 JST

 南 政次先生、近内令一です。日本語にて失礼いたします。

MDc氏の12Mar2012 23:07GMT ω=154°Wの画像の1時半方向の欠

け際に見えている小突起は何でしょうか?RGB及び各コンポ

ーネントにも見えています。この13分前のCFm氏のω=151°W

画像では微妙です。画像処理によるartifactでしょうか?

 1213Marと四枚ほどスケッチを得ております。今日、明

日と日帰り出張ですが、晴れれば観測して、なるべく早め

にまとめてご報告いたします。

 また宜しくお願いいたします。

   良好視相!

 近内 令一

 

●・・・・Subject: Mars 2012/03/13-Kumamori

Received: Wed 14 Mar /2012 07:31 JST

 南政次 様

  http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2011/120313/Km13Mar12.jpg

昨夜より少し安定して晴れましたが、それでも火星時間には雲が流れ

 不十分な撮影となりました。  

  よろしくお願いいたします。(英文LtEにも掲載-Ed)

   熊森 照明

 

●・・・・Subject: 火星画像 AK12Mar12

Received: Tue 13 Mar 2012 12:04 JST

南様

日本語で失礼します。

http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2011/120312/Ak12Mar12.jpg

先週から、インフルエンザにかかり、体の関節がいたくなり、寒気と発熱でダウン、しかし、日本発送品の予定もありまして、無理して事務所に来ていました。

今は、完全に復活しましたが、ほんと苦しい3日間でした。

 さて312日、昨夜の画像を添付いたします。 前回のメールから前後からC14調整を行いました。画像不良の原因が少し、わかりました。

それ以前の2日分の画像はインフルエンザのため、未処理です。(英文LtEにも掲載-Ed)

 阿久津 富夫

 

●・・・・Subject: Mars 2012/03/12-Kumamori

Received: Tue 13 Mar 2012 07:42 JST

 南政次 様

http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2011/120312/Km12Mar12.jpg

  お天気が悪く小接近を過ぎてしまいました。

 今日は堺でも一時雪が降りましたが、積もるほどではありませんでした。

 夕方から晴れ間は出たのですが、火星時間には雲も多くまともに撮影できませんでした。  

  よろしくお願いいたします(英文LtEにも掲載-Ed)

熊森 照明

 

●・・・・Subject: 火星 M120311  ishibashi

Sent: Monday, March 12, 2012 9:17 PM

> 相模原、石橋です。

> やっと晴れましたが、シーイングが悪く、細部は分かりません。

http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2011/120311/Is11Mar12.jpg

> 北極冠か北極モヤが小さく見えます。夕靄も少しあるようですが朝もやの方がCANDORからTEMPE

かけて広範囲にあるようです。

> MARE ACIDARIUMNILIACUS LACUSよりもいようです。

> MARGARITIFER SINUSMERIDIANI SINUSも濃く、PANDORA FERETUMは明るいようです。

橋 力

 

●・・・・・題名: お見舞い感謝

送信日時: Mon 03/12/2012 17:07 JST

  政次先生、近内令一です。日本語にて失礼いたします。

色々な人がいて気の休まる暇がなくて、お体にも応えるの

ではないかと心配しております。いくら出入り自由、投稿

自由を掲げるCMO/ISMOと言っても、ハードロックファンの

私が言うのもなんですが、公序良俗に悖る礼節の欠如は度

し難いですね。私自身も調子に乗り過ぎないよう気を付け

たいと思います。

 地震一年お見舞いのお言葉有難うございます。三連発の

天災+人災は本県民の心に重くのし掛かっています。脳の

生理、機能は辛い記憶を積極的に消し去る、もしくは封じ

込める、ないしは脳全体の活性を鈍らせるという形でパニ

ック経験に対応しているのだと理解しております。そのよ

うな観点からは、このところのマスコミの過剰とも思える

特集報道振りは、心の傷をえぐり出し、塩を塗り込む働き

をしているようにも思え、実際身近にも“そっとしておい

て欲しい”と訴える方が大勢います。精神医学的な配慮に

よる公の報道規制については多分欧米の方が進んでいるか

と思います。同時多発テロの映像など。今回の震災、津波

については損傷の激しい遺体の映像、画像などを興味本位

で流す例が非常に少なかったことは大きな幸いです。ただ

津波の映像については規制がかかって然るべきと考えます。

原発/放射能についての心情反応については複雑過ぎて表

現が難しいのですが…“あ~あ、土地も自然も作物も生き

物も人も穢れてしまったんだ”という実感が残って暮らし

ている人間にはじわじわと浸み込んで来つつあります。穢

れを忌避するDNAは日本人の中に今も色濃くありますから、

本県の自然、生産物、廃棄物、そして本県人を忌み嫌う人

たちの気持ちはよく理解できます。この問題は一代や二代

で薄まるでしょうか。

 話題明転しまして、シリーズ3のアクセスカウント順調

に伸びていて、今月中に一万突破確実ですね。目出度いこ

とです。シャンパンを開けないといけませんね。

 また宜しくお願いいたします。

   良好天気、視相!

近内 令一

 

●・・・・・題名: 生き別れ双子

送信日時: Sun 03/11/2012 22:01 JST

 南 政次先生、近内令一です。日本語にて失礼いたします。

欧米の低俗なメディアじゃあるまいし、“生き別れ双子”の

ギャグ(ブッシュ元大統領とチンパンジーとか有名ですね)

CMO/ISMOLtEに送りつけてくるとは某氏も好い度胸をして

いるというかアホちゃいまんねんパーでんねんですね。本人

は感謝しているかどうか、ホィットビイのような好い友人を

持っていて幸せですね。同氏のLtEからは某氏が出入り禁止

になるのを何とか防ごうという気持ちが伝わってきます。

“パパは月が欲しいと泣いた”という詩は面白いですね。添

えた意味が好く判りませんが、某氏、或いは我々の幼児性を

象徴しているということでしょうか。

 今日も昼間は綺麗に晴れましたが現在は雪が降っています。

位相角がどんどん大きくなってしまいますね。

 また宜しくお願いいたします。

  健康一番、良好天気!

近内 令一

(某氏とはJeff BEISHの事ですが、これはLtEからカットしてあります。Ed

 

●・・・・・題名: Dismal Weather

送信日時: Sat 03/10/2012 21:54 JST

  政次先生、近内令一です。日本語にて失礼いたします。

過分なるお言葉いただきまして大変恐縮し、舞い上がってお

ります。

 しかしこのところの非道い天気ですが、不意の晴れ間に備

えて毎日ほとんど酒を呑まないという慣れないことを続けて

いるせいか、注意力が散漫になってLtEでも入力ミスが多発

して申し訳ありません。今夜も雪が舞っていて見込みがなさ

そうです。隣の居酒屋からは“極上鯉入荷。洗い(酢味噌)

鯉コク(濃醤風味噌)、甘露煮、唐揚げ絶品! 客観的絶対的

有閑美女カウンターにて待つ!”とのメールが入っています。

夜中過ぎに晴れてなければ行くしかないでしょうか。

 相当お疲れのようで心配しております。誤嚥は厄介な問題

で軽視できません。体力が落ちてくると深刻な事態の原因と

なります。重度の蓄膿症(副鼻腔炎)や歯周病があると誤嚥性

肺炎のリスクが高まるとも報告されています。嚥下困難症も

伴っているならば何らかの対策が必要となるでしょう。

 熱い風呂での長湯と歯周膿瘍(歯槽膿漏急性発作)の発現と

の因果関係は証明されてはおりません。長湯や睡眠不足のよ

うな体力消耗要因や精神的ストレスなどが免疫力を著明に低

下させることは好く知られています。それで必ず歯周膿瘍が

起こるかというとそうでもなく、予測は困難です。発症に関

与するファクターが多く、入り組んでいるため、多要因現象

ということで、カオス理論等を適用した病態予測の研究が近

年学会で多数発表されています。実験デザイン自体がchaotic

でなんのこっちゃ好く判らない研究が多いように私は感じて

います。

 誰も先生の替わりはできませんので、ぜひ各科の主治医の

先生方のアドヴァイスを傾聴いただいて、お体を休めていた

だけますようお願い申し上げます。

 健康一番!

近内 令一

 

●・・・・・題名: Solar flares

送信日時: Fri 03/09/2012 22:43 JST

  政次先生、近内令一です。日本語にて失礼いたします。

昨日三月8releaseESA Mars ExpressNewsEarth's

Magnetic field provides vital protection”:

http://www.esa.int/export/SPECIALS/Mars_Express/SEMXWW7YBZG_0.html

を読んでいたら、二番目の図が気になりました。地球のよ

うな惑星内部のダイナモによる強力なmagnetosphere

火星にはないので、強烈な太陽風は火星の大気を容赦なく

(酸素は地球の10倍の早さで)剥ぎ取っていく、という説明

の想像図です。Max-Planck研究所で作った科学的挿絵のようですが、Argyre上空()

あたりに描かれている荷電粒子のコブが気になります。

想像するに、火星の残留局所磁場が傘のようにmicromagnetosphere

を形成しているということだと思いますが、

どうしても4&7 Nov. 2003に南先生が眼視で検出され、

My氏とMo氏の画像によって確認された例の“Prominent

protrusion from the terminator”が連想されます。

 関連情報を求めて蜘蛛之巣徘徊を始めてほどなく:

http://www.nasa.gov/vision/universe/solarsystem/mgs_plates.html

に出会いました。縞状の残留磁気パターンから火星の地

質学的過去におけるプレートテクトニクスの存在を示唆し

た研究を紹介したFeatureですが、二番目の右のイラスト

にはまさしく火星の局所残留極性磁場の傘の数々の想

像図が描かれています。火星軌道周回衛星の観測機器に

よって、このような残留磁場の強い場所に一致して菫外

波長域でオーロラの発生が記録された例があるようです

が、可視波長域での観測例はないようです(可視域の観

測装置がなかった)

 しかしこのところ太陽活動の活発化でフレアの発生も伝

えられていますので、リムや欠け際近くの様子には注意を

払っておく必要があるかと考えております。

 また宜しくお願いいたします。

 良好天気!

近内 令一

 

●・・・・・題名: RT confusion seems subsiding

送信日時: Fri 03/09/2012 09:19 JST

  政次先生、近内令一です。日本語にて失礼いたします。

Gallery Watchingで検索検索すると全画面で閲覧できて

重宝しています。NPC周りの活動は非常に興味深いですね。

MDc氏の01Marの画像などω=200°Wあたりで目立つP-ring

外側の輝斑は、緯度とRGB、各コンポーネントの様子

やその時期の継ぎはぎ提灯の画像からseasonal NPC

the last remnantであったようにも見えます。

 このところ昼間は穏やかに晴れても夜はベタ曇りで、社

長接待中のAk君ではありませんが苛々が溜まります。

 Rima Tenuis騒動も落ち着くべき処へ収まりそうで結

構なことです。ピーチ氏が証拠写真、スケッチを出せと

言っても確たるものが全然出てこないわけですから、

マッキム氏のAshen Light に対する感想ではありません

が、ネス湖の怪獣並みですね。CMO#393の回顧録に銀塩

時代にパーカー氏がビーシュ氏と一緒に暗室内で26時間

費やしてアンシャープマスク法でRTを炙り出したと述べ

ていますが、在るのか無いのか判らないようなシロモノ

だったということでしょうか。実際ALPOのレポートに

ビーシュが『印刷に耐えない描出なので発表しない』と

書いてましたですね。

 いつかオフシーズンに火星観測の用語/略語集を編纂

していただけたらと思います。私もCMOの読み始めの頃、

OMOlympus MonsEMElysium Monsの略であることす

ら判らず、メモを取って整理していました。今でも英文

LtEを書こうという時にたとえば『あ、あの北半球の春

から夏にかけて短波長の画像で赤道から少し下()

ズリ下がった腹巻(a slidden down bellyband)みたいに

写る霧の帯はなんて言ったっけかな?赤道帯霧だっけ?

ECBEBC?雲じゃないからEMBEBMaphelicで特徴的

だからACBABCAMBABM?正確に言えばMEB?…』と

グチャグチャ混乱したりします。用語/略語集では

CategoryConfusing”に収録して欲しいですね。また

上記RTRima Tenuis、そしてBCBlue Clearing

SBCSyrtis Blue Cloud等々はCategoryNostalgia”組

でしょうか。ペリエはblueの前に“所謂”を付けました

から南先生のcautionに反応しましたですね。

 また宜しくお願いいたします。

    良好天気!

近内 令一

 

●・・・・・題名: Mo 29 Feb_12

送信日時: Mon 03/05/2012 02:18 JST

  やっと少し時間が取れ29日の処理が出来ました。

http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2011/120229/Mo29Feb12.jpg

19日、26日と撮ってはいますが、もう少し後になりそう

です。(英文LtEにも掲載-Ed)

  南 政次 様

森田 行雄

 

●・・・・・題名: A Special Day

送信日時: Sun 03/04/2012 02:31 JST (3 March 2012 17:31 GMT)

 南 政次先生、近内令一です。日本語にて失礼いたします。

今日は朝5時まで粘りますが、現在のところシーイング1/10

透明度2/5という残念な状態で火星面にはほとんど何も見えま

せん。このような条件下でも優秀な撮像家はinformativeな画

像を得ると思いますので、眼視でやっている身としては正直

複雑な思いもあります。思うに火星観測はstill in transi-

tional phase; imagers are not confident of their expres-

sions as to whether their seemingly excellent final

images reflect the complex true natures of the red

planet, as they themselves have never experienced to

visually observe the planet with the good resolution

comparable to their images.…というようなことで、詳細は

digital imagesに及ばなくとも、生の火星面を総合光でしっ

かり観察する人間が何人かいることは現時点で色々な点で意

味のあることと思います。南先生に発掘していただいた化石

のような私ですが、今期の火星面を眼視で見始めたわずかな

経験でも既に、CMO/ISMO colleaguesの画像や、HST画像、火

星周回衛星画像を見る眼に変化がでてきていることを実感い

たします。

 Aphelion Nix Olympicaの確実な眼視的検出は厳しそうです

が、お日様を真後ろに背負った満火星の眺めを40年振りに眼

に焼き付けたいので、なんとかもう少し視相、透明度条件が

好くなってくれないものかと思います。手許にスケッチがな

いのが残念ですが、1971年の衝のあたりではSyrtis Mj.から

M. Cimmeriumにかけての暗色模様の北岸に非常に小さな恐ろ

しく明るい点状の輝斑が並んでいたことを思い出します。今

考えれば衝効果の一種だったのでしょうか。

 また宜しくお願いいたします。   良好視相! 

近内 令一

    

●・・・・・題名: ESA北極冠画像撮像日訂正

送信日時: Sat 03/03/2012 16:55 JST

  政次先生、近内令一です。日本語にて失礼いたします。

17Feb付け英文LtEに添付のESA Mars Expressの高解像度立体

カメラによるNPC画像の撮像日は14Febでなくて、15Jan2012

でした。大変失礼いたしました。文字入れ直した画像を本日

添付いたします。

 今夜は晴れそうなので期待しております。

 改良ペンタミラーまずまずの像を結ぶとのことでホッとし

ました。ED対物で接眼A-6の直覗きは考え得る最強のコンビ

ですから(25cmの良好なニュートン+極上の接眼鏡のコンビ

より強力でしょう)、現状では23枚の1.6×エクステンダ

ーレンズが入って、高精度かつ99%超反射率とはいえ二枚の

鏡を介しますから、直覗きとは明らかに違う像になると理解

できます。内臓、自前の歯、義歯と同類で存在をできるだけ

意識させられることなく機能してくれると有難いモノであり

ますね。やはりあのbulkyな中継筒がなんとかなって、バロ

ーエクステンダーなしでペンタミラー+A-6で覗けるように

なれば最高でしょうね。五藤系の知人が何人かいますので

機会があればなんとかなるか聞いてみましょう。

 また宜しくお願いいたします。

   良好天気/視相!

 近内 令一

 

●・・・・・題名: ESA image

送信日時: Fri 03/02/2012 12:06 JST

 南 政次先生、近内令一です。日本語にて失礼いたします。

14Feb撮像のESA Mars Expressの画像は:

http://sci.esa.int/science-e-media/img/66/10247-co-Northpole_410.jpg

です。このサイトはしばしば突然アクセス不能になるので困

ります。CMO/ISMOのリンク集のESAからはMars WebcamFull

report via ESA Science & TechnologyImages and Videos

でこの画像に着きます。

 昨日は次女の引っ越し手伝いに上京し、夜遅く帰宅しまし

て火星を視野に入れますとシーイングはそこそこですが透明

度が低くて、OM付近は辛うじて鈍い白斑+微妙な暗部(?)とし

て認められましたが、山岳雲気味なのかNix Olympica気味な

のか全く判りませんでした。CMTは挟み撃ち法で01Mar2012

15:16GMTと判定いたしました。計算するとω=135°Wで位置は

合っているようです。今夜スケッチスキャンお送りいたしま

す。

 熊森氏の29Feb14:04GMT(謙遜されていますが)見事な

LRGB画像を同13:46GMTB画像と見比べると、山岳雲活動は

さほど強くなくて、衝効果のantisolar brighteningが幾分

か見えているようにも感じられます。ハワイやオーストラリ

アの画像が楽しみです。HSTも向いてくれると好いのですが。

 また宜しくお願いいたします。

 近内 令一

 

●・・・・・題名: Re: Re: Mars 2012/02/29-Kumamori 

送信日時: Thu 03/01/2012 23:16 JST

南政次 様

 報告した画像の約30分前の画像とを、GIFアニメにしたものがあります。

 連続撮影とはならないですが、違いが出ている?かもです。

 ただ、シーイングにより、写りも違うので判断は難しいです。

 よろしくお願いいたします。(英文LtEにも掲載-Ed)

 熊森照明でした。

 

●・・・・・題名: Mars 2012/02/29-Kumamori

送信日時: Thu 03/01/2012 20:13 JST

 南政次 様

  薄曇りで、望遠鏡を覗いた瞬間はシーイングが

良さそうにも思ったのですが、撮影してみるとそ

れほどでもありませんでした。

 北極冠の詳細などには良シーイングが必要なよ

うです。

  http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2011/120229/Km29Feb12.jpg

  よろしくお願いいたします。(英文LtEにも掲載-Ed)

    熊森 照明


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