編 集 後 記
三月になると天気の変化は早くなり、関東では早々に春一番の強風が吹いた。その後も天候が崩れると強風になる事が多く今年は花粉症と共に悩まされている。中旬になると暖かい日が多くなり、ソメイヨシノの開花も早くなって、19日には横浜でも開花宣言が出た。とはいえ横浜市はずれの当地では遅れて和泉川沿いの土手の桜の開花は24日となった。
散歩道には、ミツマタ・コブシ・レンギョウ・ユキヤナギが咲き誇り例年通りの春の風情となっている。
火星は「へびつかい座」から「いて座」へとすすみ、土星に近づいてきた。早朝の空には、木星・火星・土星と三惑星が並んで豪華な景色である。
19日には火星が三裂星雲と干潟星雲の間を通過していった。私は所用があり参加できなかったが、友人が17日(GMT)に蓼科で撮した画像をご覧いただく。土星との接近は四月始めのこととなる。
視直径は三月には6.7秒角から8.4秒角と大きくなった。季節λは137°Lsから152°Lsまで進み、傾きは南を向き始めて、夕方の欠けは大きいが、南極域が見えるようになってきた。
三月28日記
火星課長 村上昌己