編 集 後 記
一月5日「小寒」・20日「大寒」と寒中になって、横浜でもこの数日は朝の気温が氷点下の冬日が続いている。とはいえ、冬至からだいぶ日が過ぎて太陽の明るさは戻っていて、近所の和泉川沿いの散歩道では早咲きの紅梅は満開となり、蝋梅も今が盛りで、三椏の花もひらきはじめている。明日からは南風が入って暖かくなるとのこと、春の訪れが待ちどおしいことである。
一月元旦の海王星との接近は、関東地方では穏やかな晴天となり横浜の自宅で海王星を追い抜いて順行をする火星の撮影に成功した。最接近は07h
GMT (16h JST)で、まだ空は明るく08h
GMTをすぎて海王星を捉えることが出来た。下の画像で左のものは、明るく大きく滲んだ火星像に適正露出で撮した火星の画像を嵌め込んである。
火星は二月には、「うお座」を順行して赤緯を上げて北の空に戻っている。夕空で金星と並んでいるが接近することはない。天王星とは二月27日に0.6°まで接近して北側を追い抜いてゆくが海王星ほどには近づかない。
視直径は二月上旬には四秒角となり今回接近期の観測も終わりを迎える。二月末には季節はλ=325°Lsまで進んでいる。
一月26日記
火星課長 村上昌己