編 集 後 記
十月も下旬なって、日脚も短くなり日中の暑さも遠のき始めている。関東では汗ばむ日もあるが、北海道からは平地でも初雪の便りが届き始めた。近所ではホトトギスも盛りを過ぎて、柿の実や柑橘類が色づいて秋も深まっている。節季は一昨日23日が「霜降」で、次はもう「立冬」である。
月初めに蓼科から戻って横浜の自宅で過ごしているが、ぐずつき気味の天気は続いていて、このところ高気圧がやっと移動性になって晴天となるがそれも長続きはしない。
火星は足早に順行を続けて「いて座」を進んでいる。日没の早くなったこともあって、夕方には南西の低空に沈み残っていて、晴れた日には望遠鏡を向けることが出来る。とはいえ視直径は中旬には八秒角を下回り眼視観測では様子を捉えることは難しくなっている。昨夕は晴れて西空の惑星の様子を固定撮影で捉えることが出来たので、ご覧いただく。
十月25日記
火星課長 村上昌己