編 集 後 記
今日24日が「霜降」だが関東では南風が入り汗ばむほどであった。予報によると明日は風が変わって、木枯らし一号が吹くとのことで寒さが到来しそうである。今月は前半は蓼科の山荘に滞在していたが、山の秋は深まり朝晩はストーブが必要になった。見かける花も少なくなり、紅葉も進んでいて錦秋の訪れが感じられた。月半ばには、横浜の自宅に戻って快適な気候で過ごしている。
今年はジャコビニ流星群の極大日の月の条件が良く、それに合わせて入山したが期待はずれで、一つもジャコビニ群の特徴ある流星を見ることは出来なかった。
現在、火星は朝方のしし座にあり、十一月はじめには視直径は四秒角を越えている。そろそろ観測のスタートを切る方もあることであろう。今号には来年接近の概要と観測目標を取り上げてあり、観測の一助とされることを切望する。
日本時間で19日の早朝に起きた火星による四等星の掩蔽は、船橋在住の友人にビデオ撮影をを依頼していたが、飛来する雲で掩蔽時刻での撮影は適わなかったとのことであった。
十月24日記
火星課長 村上昌己