編 集 後 記


 

年が変わって2015年を迎えた、今年も宜しくお願いしたい。20日に「大寒」を過ぎて、このところ日脚もややのびて日差しに力強さが感じられるようになってきた。雪国ではまだ早いことと思うが、藤沢では川沿いの日溜まりで蝋梅が満開となり淡い香りを振りまいて、早咲きの紅梅が数輪咲きはじめていた。本日昼のニュースでも東京で梅の開花が確認されたとのこと、沈丁花の蕾も色づいて、春はそこまでやってきている。

 


 

一月中旬には、夕空の低空で惑星が接近して目を楽しませた。金星と水星が並んで箱根から伸びる伊豆半島の稜線に沈んでいった。水星を肉眼で確認したのは久し振りのことであった。火星も少し離れてあったのだが光弱く目立たなかった。そんな条件の悪い火星を追って南アフリカのフォスター氏からは画像が入り続けている。視直径は一月末で4.4秒角となるが、まだ暗色模様は捉えられている。

 


 

一月26日記

 

火星課長 村上昌己


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