編 集 後 記

 


 


 

四月に入って各地の桜の便りが届き始めたが、当地でも先月末から咲き始めたソメイヨシノから、山桜、八重桜と次々に満開となり目をたのしませてくれた。 とはいえ月末には八重桜も散り急いで葉桜になって、すっかり気持ちの良い新緑の季節とかわった。汗ばむ日も出てきて衣替えの陽気となっている。

 


 

いよいよ最接近となって、15秒角を越えた火星は久し振りに視野の中で十分な大きさにまでなった。今月末でもまだ堪能できる視直径である。日本では天候は周期的に変化して観測は続かないが、晴れ間には皆さん精力的に観測を続けて報告を出されている。南先生も三月末の観測の後に、晴れ間には幾度か足羽山を訪ねておられるとのことである。筆者は体調のこともあって、「衝」の日の記念観測は行ったが、その後は観測出来ずに過ごしている。下は自宅の20cm反射望遠鏡の画像である。

 


 

ギャラリーにも多くの画像か寄せられている。多くの観測整理に時間が必要で今月号は少し発行が遅れてしまった。先日、図らずも4000hitの画面に遭遇したのでここに記録しておく。

 


四月26日記

 

火星課長 村上昌己


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