Forthcoming 13/14 Mars (3)
経緯度図と視直径 I. 衝前
西田 昭徳
CMO/ISMO #414 (
2014年4月8日の衝までの火星の見え方を、2013年9月から10度毎の経緯度図によって廿日毎に示す(00:00
GMT)。赤道は太くしてある。位相角による欠け具合も示してあり、北極冠の大きさの予想図も出してある。今回の接近では北半球がこちらを向いている事が見て取れる。
正午の線(n線)は点線で示してある。もう一方の線との交叉点が、太陽が天頂に見えるところである。記号は『火星通信』の暦に使われているものである。λが季節、φが中央緯度、δが視直径、ιが位相角である。p は運転時計を止めたときに火星の動く方向で、暦のΠ によって知ることができる。