厳しい暑さが続いています。残暑お見舞い申し上げます。

 

関東南部では記録的な暑い日々が続いていましたが、今日は久し振りに曇天となってお湿りもあり、幾分暑さは治まりましたが、蒸し暑さが続いています。暦では「処暑」を過ぎ暑さも和らぐ節気となり、そろそろ蝉の声に変わって、虫の音が聞こえてきて欲しいものと思っています。

前線に近い各地では、ゲリラ豪雨とかで時間雨量の大きな雨が降っているようですが、当地湘南ではこれまでは、どちらかというと雨が少なく干ばつの様相でした。このところの前線の南下で、天気も季節も替わろうとしているように思えます。

街で見かける夏の花は花期の長いものばかりで見映えがしません。この夏、八ヶ岳西山麓の蓼科高原で見かけた花たちを紹介します。

 


 

蓼科へはペルセウス座流星群の見物に行っていました。その期間に村山定男先生の訃報に接しました。親しくお話しをした機会はありませんでしたが、幾度か講話をうかがったり、お姿を拝見したことを思い出します。

先年、南先生と芝・愛宕山のご自宅マンションをお尋ねしたときに、火星観測資料の拝見の傍ら、私が黒点観測をしていることを話しますと、奥から自筆の大黒点のスケッチを取り出してきてくださいました。私が生まれる前の記録的な大黒点で、科学博物館の望遠鏡を使用してのスケッチでした。スキャナーで取り込ませていただいた画像がありますのでご覧にいれます。そのときのお話しが印象深く思い出されます。

 


八月23日 記

OAA 火星課長 村上昌己


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