編 集 後 記
皐月となって、新緑の心地よい季節となっている。白旗神社のお節句の空には、白い藤の花(義経藤と名付けられている)のバックに鯉のぼりが勢いよく風に泳いでいた。義経を祭神の一人とするこの神社には、男子の健やかな成長を願って、子連れの参拝客が例年この時期にたくさん詣でている。
5月連休後半にも再度パンスタ-彗星を観望に蓼科を訪れた。彗星はケフェウス座まで北上して周極星となっていたが、すでにかなり明るさを落としていて、双眼鏡では微かに判るだけとなっていた。
惑星達は土星を除いて太陽に近く観測対象ではないのだが、5月の末には夕方の低空に水星・金星・木星の三星が近付くとのことで20日過ぎから夕空を眺めていた。
低い空には雲があり透明度は悪かったが、乾燥した晴天となった24日の夕方には丹沢山地の上に捉えることが出来た。26・27日が正三角形をかたち作って見頃とのこと、28・29日には金星・木星が接近する。
21日に「小満」を過ぎて、南の地方から雨の季節が始まっている。天気の良いのも今しばらくのことであろう。
五月24日 記
OAA 火星課長 村上昌己