編 集 後 記
4月は暖かい日が続いて、桜を追いかけて様々な花が咲いて街も色鮮やかになっている。うっとうしかった花粉症も治まりだいぶ楽になってきた。
今月も月のない頃に再度パンスター彗星の見物に蓼科へ出掛けた。荒れ模様の天気のあとで寒くなったが、朝方には晴れ間が出て彗星を眺めることが出来た。アンドロメダ星雲の上がってくるのを待つと空は白み始めていた。
彗星の話題をもう一つ、今年初めに発見されたサイディング・スプリング彗星 (C/2013 A1) は、その後の観測により決まった軌道によると、来年2014年10月19日に火星にかなり接近する。この時の火星は最接近を四月に終わって、西空の低空の「へびつかい座」にあって、視直径は5.7秒角と小さくなっている。最接近の時刻は今のところ19hGMT頃で日本では沈んでしまっているのが残念である。ヨーロッパ方面の観測時間帯である。
以下のURLで最新情報が得られる。
http://www.jpl.nasa.gov/news/news.php?release=2013-081
http://science.nasa.gov/science-news/science-at-nasa/2013/26mar_marscomet/
四月24日 記
OAA 火星課長 村上昌己