編 集 後 記
火星は足早に順行を続けて十月には夕空のさそり座にいる。太陽に近付くのはゆっくりで「合」となるのは来年四月のことである。火星に代わっての夕空の楽しみは、当地藤沢では、太陽が富士山へ沈んでいくのが眺められることであった。例年、秋分の頃に起きるが、今年はあいにく天候が優れず、薄雲があって機会が少なかった。
代わりと言ってはだが、薄雲がかかっているので日没を待つ間には「幻日」が出現することが度々あった。近隣の戸塚に住む先輩が江ノ島・稚児ヶ浦から撮したものを紹介しよう。
OAA火星課長 村上 昌己
日本語版ファサードに戻る / 『火星通信』シリーズ3 の頁に戻る