今回接近 |
の主な概要は前稿(CMO/ISMO #384 25 April 2011)で扱っています。本稿では接近後半の様子と、観測目標を取り上げることとします。
メーウスの接近表によると、今回の黄経衝は3 March 20hGMT、最接近(0.67368AU)は5 March 17hGMT(δ=13.89")のことで小接近といわれる接近でした。25 Janには「おとめ座」最西部で「留」となり「しし座」へ戻って接近してきた火星が、再び「留」となり順行に戻るのは15 Aprのことで、東矩となるのが12 June頃、赤緯が南になるのは5 Julyのことです。その後長く夕空に残り、来年四月下旬の「合」に向けて太陽に近づいていきます。その間に15 Augには土星と「おとめ座」で接近します。19 Septには火星食が起こりますが南半球での出来事です。北半球からは、その前後には三日月と並んだ火星が見られることなります。さらに南下して10月上旬には「さそり座」に入り、夕空低く視直径も小さくなり観測は難しくなります。
今後の火星の季節λと視直径δは、以下のように変化します。火星北半球の夏至(λ=090°Ls)を挟んで春から夏の季節を北半球の秋分(λ=180°Ls)頃まで観測出来る事となります。
1 Mar (λ=077°Ls, δ=13.9")
1 Apr (λ=090°Ls,
δ=12.5")
1 May (λ=104°Ls, δ=9.9")
1 June (λ=118°Ls, δ=7.9")
1 July (λ=133°Ls, δ=6.6")
1 Aug (λ=148°Ls, δ=5.8")
1 Sept (λ=164°Ls, δ=5.2")
1 Oct (λ=181°Ls, δ=4.8")
この期間、傾き(tilt)φ (中央緯度)は大きく北を向いており、北極域をつぶさに見ることが出来ます。φが南向きに変わるのは11月のことで、火星北半球の様子を遅くまで観測出来ます。夏至過ぎの北極域を詳しく観察できるのは、傾きが北向きに大きい今期と来期が好機です。次回接近の予習としても後半の北極域の観測を追求してください。ちなみに次回の最接近は2014年4月14日のことで、λ=116°Ls、δ=15.2"、 φ=21.4°Nとなります。グラフからλ=095°Ls以降は来期の方が視直径は大きくなることが判ります。
また、衝の後は欠けが朝方側となり、朝のターミネーターと午前中の様子がつぶさに観測できるようになります。今後の北極冠の様子と午前中の火星面の観測ポイントに関していくつか取り上げておきます。
次に後半の観測のポイントを幾つか上げましょう。
●北極域の様子。
これからの時期の北極冠の観測についてですが、縮小を続けた北極冠はλ=100°Ls付近では永久極冠が残る様になり、融け残りの氷雪原が周囲に現れます。今期は視直径が小さくなっていきますが CCDカメラ撮影では捉えられることと思います。
ここでは、ドルフュス氏が1948~1952年のピク・デュ・ミディでの眼視観測をまとめて発表した論文(A Dollfus : Icarus 18(1973)142)の中から下左の画像を拝借して、極小期の北極冠の様子を眺めてみたいと思います。下記のCMOの記事で引用してあるものです。
CMO#183 (
「北極冠ガイド(ドルフュス図による)」
"A
Guide to the North Polar Cap (by the DOLLFUS Maps)"
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmo/183/cmo183.html
Aで示した明部がオリュムピア(Olympia)と呼ばれ、位置的にはギュンデス(Gyndes)~ウトピア(Utopia)の北に位置します。北極冠との間の幅広い暗帯が、リマ・ボレアリス(Rima Borealis)と呼ばれλ=065°Ls頃から北極冠内に暗帯として現れます。今年はすでに1月中旬(λ=059°Ls)に兆候が捉えられており、2月上旬には、はっきりしてきています。
Bで示した明部はイエルネ(Ierne)でλ=105°Ls頃に分離するといわれています。オリュムプス・モンスの北方に位置します。小口径では難しい対象ですが、眼視的にも捉えられています。
Cを入り口として延びている細い暗帯がカスマ・ボレアレ(Chasma Boreale)といわれる亀裂で、ドルフュスの図には明確ではありませんが、上右のOrbiter 1号周回船(Mariner 9)の画像にはくっきりと写っています。
上記のそれぞれは1997年3月30日(λ=098°Ls)のHSTの下記の画像にも4方向から綺麗に捉えられています。
http://hubblesite.org/newscenter/archive/releases/1997/15/image/c/
いずれにもリマ・テヌイス(Rima Tenuis)と呼ばれる150°W-330°W方向に北極冠を横切る細い暗線は見られません。1980年代にアメリカで喧伝され一時は症候群の患者が出ましたが、探査機の画像で否定されています。1948~1952年のドルフュス氏の観測が正しかったことの証左でもあります。ところが最近の外国の観測ガイドに取り上げられることがあり、CCD撮像の時代になっても亡霊が出たようで驚いています。
他に、北極域周辺の地形には、この季節に見る事が出来るものとして、マレ・アキダリウム(M Acidalium)北方に捉えられる、北極冠に接する濃い暗部のヒュペルボレウス・ラクス(Hyperboreus L)と両者を結ぶイアクサルテス(Iaxartes)などがあげられます。
●(極地)黄塵の観察
また、北極冠の周辺や内部に黄塵が発生することがあり、2009/10年観測期には、春分過ぎのλ=004°Lsから観測されています。その後もλ=026°Lsで見られ、λ=041°Ls以降はたびたび発生しました。λ=045°Lsで阿久津富夫氏が北極冠内からウトピア(Utopia)に掛けて延びる「逆くの字」型の黄塵の筋を撮し出しました。同時期にヨーロッパではマレ・アキダリウム(M Acidalium)の北に発生していたものが捉えられており印象的な現象でした。今期も二月になってλ=065°Ls頃に発生が捉えられています。
また極地ではありませんが、エオスあたりにHSTが27 June 1997 (λ=140°Ls)で黄塵を観測していますので射程範囲です。
1999年には、HSTが捉えた北極域のサイクロンもありました。バルティア(Baltia)に27 Apr (130°Ls) に見られたものです。これは日本で観測されました。また、あまり変わらない時期の五月上旬にも(134°Ls~)にウトピアでも朝雲の活動があり纏められています。1999年には季節が進んだ162°Lsにもマレ・アキダリウムの北に白雲塊の活動が観測されています。マレ・アキダリウムの朝方は要注意です。
また、CMO#184には1970年代にViking Orbiter 1 が捉えた北極域周辺のサイクロンの画像の紹介もあります。105°Ls と126°Lsに発生したものです。
●山岳雲のふるまい
春分を過ぎて暖められた北極地から南下する水蒸気を含んだ暖かい気団は、途中の高山や台地に午後になると上昇気流による白雲を発生させるようになります。現象は緯度の高い場所から早い時期に始まりλ=050°Ls頃にはアルバ・モンスで観測されるようになります。次いでλ=060°Ls頃までにはエリュシウム・モンス、オリュムプス・モンス、タルシス三山のアスクラエウス・モンス、パウォニス・モンス、アルシア・モンスが、午後の時間に白斑として捉えられる様になりλ=090°Lsになると最盛期となります。アルシア・モンスは少し遅れてλ=120°Ls頃に最盛期になりますが、活動時期が違うのは南半球に位置するためで、アルシア・モンスでは南半球の夏のλ=270°Ls~300°Ls頃にも山岳雲の活動が見られます。
●朝靄の中の高山の頂
また、南下する水蒸気を含んだ気団は、春分過ぎには朝方で低層に霧を発生させます。タルシス三山やオリュムプス・モンス山頂は、午前中の火星面で霧の層より飛び出して暗点に見えるようになります。これからの「衝」を過ぎて午前中の火星面が大きく見えるようになってくるときが確認のチャンスといえるでしょう。
●赤道帯霧について
高地に午後の山岳雲をもたらした暖かい水蒸気を含んだ気団は、赤道に達すると急激に冷やされて霧を生じるようになります。シュルティス・マイヨルを挟んでリビュアからアエリア、テュミアマタからクリュセを通ってタルシスへ延びるものが眼視的にも観測されます。クリュセが中央で白く明るく見えてくるのが活発になっている判断の基準となります。CCD撮像ではB光画像に薄明るく撮し出されるので、B光の単色光画像の撮像が重要になります。
この現象の起きるメカニズムの考察は以下のノートに詳しく解説されています。
CMO#200 (25 February 1998)1996/97 Mars Sketch (2)
「北極地から赤道帯への水蒸氣の移動と赤道帯霧」
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn0/97Note02j.htm
季節的には春分過ぎで極地が白夜で暖められ続けている050°Lsころから兆しが見え始め 090°Ls頃には顕著になり、極地の白夜が終わり、赤道帯が暖まってくる秋分180°Lsには見られなくなるという現象です。
●ヘッラスのふるまい
北半球で山岳雲の活動が最盛期を迎える頃に、南半球は冬となりヘッラス盆地には降霜もしくは低地に立ちこめる靄のために明るさを増すようになります。λ=090°Lsころに最盛期となり、白く輝くように見えます。ヘッラスの明るさは午後から目立ってくる山岳雲とは違い。朝縁から明るく見え、そのまま自転とともに廻って夕縁へ隠れていきます。
同様な南半球の盆地のアルギュレは、緯度が高いために今期のように傾きが大きい時には南縁に沿っての明るさとして見られることとなります。
●オリュムプス・モンスの衝効果
オリュムプス・モンスは衝の前後の位相角ιの小さいとき(|ι|≦08°)にカルデラ火口周囲の楯状台地が太陽光の反射で明るく見えるようになります。これは朝方から明るく見える現象で午後に発生する山岳雲の明るさとは異なります。北半球が冬の季節の時に朝から夕方まで明るく見える現象です。最近では2005年2007/08年には記録されていますが、今期のように北半球が夏場の時には上記のように朝夕は霧に覆われたり、山岳雲が午後から発生したりして地面からの反射光を遮ります。前回2010年の衝の時には輝きは見られませんでした。それは衝が29Jan(λ=044°Ls)のことで、すでに北半球の春分を過ぎており全体が薄い霧に覆われていたのが原因とされています。
今年2012年の衝は3Mar(λ=079°Ls)のことで、季節的には2010年よりも午後の山岳雲の活動は活発になっています。位相角ιの5度以下となるのは28Feb~8Marの期間であり、日本からオリュムプス・モンスを正面から見ることのできる経度になります。このような機会は同じ地点からでは希なことですので、計画を立てて注意を払った観測をお願いしたいと思いますが、観測は今案でしょう。しかし、CMTは見られる可能性があります。
終わりに、『火星通信』のバックナンバーにはこれまでの観測の状況や事象の解析などが多く採り上げられ、まとめられていますので、特に1995/1997年あたりのことは調べてください。以下に参考資料として纏めておきます。また、ウエッブページに掲載があり参照出来るものはURLを紹介しておきますので、ぜひ参考にしてください。より深い理解が得られるものと思います。
『火星通信』のウエッブページは、以下のURLが入り口(ファサード)です。
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmo/oaa_mars.html
----参考資料-----
●北極域の様子
北極冠の縮小に関しては
*CMO
#130(25 Feb 1993) p1199 "COMING 1992/93 MARS (5)"
「春の北極冠」
" The North Polar Cap in Spring"
*CMO#338
(25 Nov 2007) "Forthcoming 2007/2008 Mars (14)"
「2008年の北極冠」
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn2/2007Coming_14j.htm
"Coming NPC in 2008"
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn2/2007Coming_14.htm
*CMO#174(25 April 1996) "SOMETIMES SOMETHING OLD (9)"
「花山・飛騨天文臺における1980年初頭の北極冠觀測」
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn5/SO9_KHnpcj.htm
"The Martian North Polar Cap in the
Early 1980s Observed at the Kwasan and Hida Observatories"
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn5/SO9_KHnpc.htm
*
CMO#139 (25 November 1993) p1314 "1992/93 CMO NOTE (12)"
「1992/93年の北極冠の縮小傾向」
"Tendency of the NPC Recession in
1992/93 (Observations by MINAMI at 350°~060°Ls"
*CMO
#381 (25 February 2011) "2009/2010 CMO『火星通信』火星観測ノート(9)"
「2009/2010年の北極冠の縮小状況」
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmo/381/2009_2010Note(9).htm
"Thawing of the North Polar Cap in
2009/2010"
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn4/CMO381.pdf
(Ser3-0087p)
この期間の北極冠内、周辺の様子を考察したもの
*CMO#183
(25 Jan 1997) p1984 "COMING
1996/97 MARS (5)"
「北極冠ガイド(ドルフュス図による)」
"A Guide to the North Polar Cap (by the DOLLFUS Maps)"
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmo/183/cmo183.html
*CMO
#202 (25 April 1998)
"1996/97 Mars Sketch (4)"
「080°Ls~140°Lsに掛けての北極冠内の亀裂について」
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn0/97Note04j.htm
"The Rift-Aspects inside the North Polar
Cap between the Period 080°Ls
~ 140°Ls "
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn0/97Note04.htm
*CMO#231(25 May 2000)
"1998/99 Mars CMO Note (08)"
「イエルネ」
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmo/note/9908/08j.html
" Observation of Ierne"
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmo/note/9908/08.html
*CMO
#386 (25 June 2011)"2009/2010 CMO『火星通信』火星観測ノート(14)"
「2010年のオリュムピア+カスマ・ボレアレ」
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmo/386/2009_2010Note_14.htm
"Olympia Observed in 2010 + Chasma Boreale"
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn4/CMO386.pdf
(Ser3-0141p)
*CMO#208(25 October 1998)
"1996/97 Mars Sketch (11)"
「イアクサルテスの検出 (Id氏の觀測を中心に)」
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn0/97Note11j.htm
"Detection of Iaxartes
by ISHADOH around from 095°Ls
to 120°Ls"
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn0/97Note11.htm
*CMO
#387 (25 July 2011) "2009/2010 CMO『火星通信』火星観測ノート(15)"
「2010年のヒュペルボレウス・ラクス+イアクサルテス」
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmo/387/2009_2010Note_15.htm
"Hyperboreus Lacus Observed in 2010 + Iaxartes"
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn4/CMO387.pdf
(Ser3-0155p)
*CMO#373
(25 June 2010)
"CMO 09/10 Mars Note (1)"
「北極冠周邊の黄塵による擾亂」
"Dust Disturbances at the Peripheral Area of the NPC"
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn5/CMO373.pdf
(Ser2-1377)
*CMO
#226 (25 December 1999) "1998/99 Mars CMO Note (2)"
「七月上旬のマレ・アキダリウム北の朝雲」
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmo/note/9902/02j.html
"The yellow-white morning cloud patch observed to the north of M Acidalium in early July
1999"
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmo/note/9902/02.html
*CMO#227
(25 January 2000) "1998/99 Mars CMO Note(3)"
「1999年四月下旬のバルティア朝の白雲」
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmo/note/9903/03j.html
"Early-morning
white patch witnessed near at Baltia in late-April
1999"
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmo/note/9903/03.html
*CMO
#229 (25 March 2000)
"1998/99 Mars CMO Note (8)"
「1999年五月上旬のウトピア朝雲」
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmo/note/9905/05j.html
"Morning cloud at Utopia evident in early May 1999 "
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmo/note/9905/05.html
*CMO#184
(10 February 1997) "COMING 1996/97 MARS ( 6
)"
「北極地での台風」
"Arctic Typhoon"
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmo/184/cmo184.html
リマ・テヌイスに関して
*CMO#177
(25 July 1996) "1994/1995 Mars Note (12)"
「1995年四月のハッブル望遠鏡による北極冠 (082°Ls)」
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmo/note/9412/note12_2.html
"On
the North Polar Cap by the HST on
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmo/note/9412/note12.html
ドルフュス氏に関して
*CMO#378
(November 2010)
「オードゥアン・シャルル・ドルフュス氏 (1924-2010)」リチャード・マッキム氏
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmo/378/ADf.htm
"Audouin Charles DOLLFUS,
1924-2010" by Richard McKim
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn4/CMO378.pdf
*CMO#381
(February 2011)
「何人かの偉大な火星觀測家の個人的な想い出 (そのII)」ビル・シーハン氏
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmo/381/WSh381.htm
"Some Personal Reminiscences of Great
Mars Observers. II" by William SHEEHAN
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn4/CMO381.pdf
●山岳雲のふるまい
*CMO
#134 (25 June 1993)p1251 "SOMETHING OLD (6)"
「ヘッラスとエリュシウム、ニクス・オリュムピカ」
"
A SMITH & B A SMITH ICARUS
16(1972)509 の内容の紹介
それぞれの地域がB光画像で明るくなる活動期の比較
タルシス三山とオリュムプス・モンス付近の様子
*CMO
#077 (25 September 1989)p636 "1988 CMO観測ノート(6)"
「オリュムプス山とアルシア山の異相について」
"On the Temporary Brightening of Olympus Mons vs
Tharsis Montes"
*CMO#201
(25 March 1998)
"1996/97 Mars Sketch (3)"
「タルシス三山とオリュムプス・モンスの朝夕雲」
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn0/97Note03j.htm
"Clouds at the Tharsis Ridge and
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn0/97Note03.htm
*CMO#215
(10 April 1999) "1996/97 Mars Sketch (16)"
「アスクラエウス雲?とアスクラエウス・ラクス」
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn0/97Note16j.htm
"Ascræus Cloud
and Ascræus Lacus"
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn0/97Note16.htm
エリュシウム付近の現象
*CMO
#383 (10 April 2011) "2009/2010 CMO『火星通信』火星観測ノート(11)"
「位相角の大きいときのターミネータ近くでの火星の火山」
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmo/383/2009_2010Note_11.htm
"Big Volcanoes on Mars Near the
Terminator When the Phase Angle Is Large"
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn4/CMO383.pdf
(Ser3 p0110)
*CMO#140
(25 December 1993) p1327 "1992/93 CMO Note (13)"
「エリュシウムの12 Feb の森田現象について」 039°Ls
" On the MORITA Phenomenon Observed in Elysium on
*CMO#205 (25 July 1998) "1996/97 Mars Sketch (7)"
「1997年三月のエリュシウム 7 Mar (087°Ls) to 13 Mar (090°Ls)」
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn0/97Note07j.htm
"Elysium in March 1997"
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn0/97Note07.htm
*CMO
#389 (25 September 2011) "2009/2010 CMO『火星通信』火星観測ノート(19)"
「北半球早春の明るいエリュシウム・モンス」
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmo/389/2009_2010Note_19.htm
"Bright Isolated Elysium
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn4/CMO389.pdf
(Ser3 p0188)
*CMO#197
(25 November 1997) "1996/97 Mars Sketch (1)"
「107°Lsにおけるエリュシウムから朝方に掛けての朝雲活動」
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn0/97Note01j.htm
"White-Cloud Burst over Elysium to the
Morning Side"
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn0/97Note01.htm
アルバ・モンス付近の現象
*CMO
#179 (25 September 1996) "1994/1995 Mars Note (13)"
「1995年1月のアルバの白雲活動(051°Ls)」
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn0/95Note13j.htm
"On the White-Cloud Activity of Alba
Observed at the End of January 1995 at 051°Ls"
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn0/95Note13.htm
*CMO
#384 (25 April 2011) "2009/2010 CMO『火星通信』火星観測ノート(12)"
「春分期以降のアルバ・モンス像のリスト」
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmo/384/2009_2010Note_12.htm
"List of Images of Alba
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn4/CMO384.pdf
(Ser3 p0119)
●朝靄の中の高山の頂
*CMO
#209 (25 November 1998) "1996/97 Mars Sketch (12)"
「天網恢々: 中島孝捕捉奥林匹斯山在上午?」
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn0/97Note12j.htm
"T NAKAJIMA Detected the Morning
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn0/97Note12.htm
CMO#374
(
「朝霧から突き出たタルシス四山の暗點としての頂上」
"Shadowy Summits of Tharsis Montes and
Olympus Mons Poking out from the Morning Mist"
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn5/CMO374.pdf
(Ser2-1386p)
*CMO#201
(25 March 1998) "1996/97 Mars Sketch (3)"
「タルシス三山とオリュムプス・モンスの朝夕雲」
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn0/97Note03j.htm
"Clouds at the Tharsis Ridge and
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn0/97Note03.htm
CMO#230
(
「1999年朝方の タルシス三山とオリュムプス・モンス」
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmo/note/9907/07j.html
"Trend of Tharsis Montes and Olympus
Mons in the morning in 1999"
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmo/note/9907/07.html
●赤道帯霧について
*CMO#200
(25 February 1998) "1996/97 Mars Sketch (2)"
「北極地から赤道帯への水蒸氣の移動と赤道帯霧」
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn0/97Note02j.htm
"Movement of Warm, Moist Air from the Arctic Area to the Equatorial
Band"
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn0/97Note02.htm
*CMO#375
(25 August 2010)
"2009/2010 CMO『火星通信』火星観測ノート(3)"
「北半球春分後の朝の蒼い模様」
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmo/375/2009_2010Note_03.htm
"Bluish Markings in the Morning after the Northern Spring Equinox"
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn4/CMO375.pdf
(Ser3-0006)
*CMO
#377 (25 October 2010) "2009/2010 CMO『火星通信』火星観測ノート(5)"
「北半球春分後の夕方の蒼い模様」
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmo/377/2009_2010Note(5).htm
"Bluish Markings in the Evening after the Northern Spring Equinox"
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn4/CMO377.pdf
(Ser3-0006)
*CMO
#225 (25 November 1999) "1998/99
Mars CMO Note (01)"
「朝方、淺葱色のシュルティス・マイヨル 」
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmo/note/9901/01j.html
"The morning bluish Syrtis Mj beneath the white mist"
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmo/note/9901/01.html
*
CMO#167 (25 September. 1995) "1994/1995 Mars Note (3)"
「1995年2月上旬の青色光でのクリュセ-クサンテとテムペ」
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmo/note/9403/note3_2.html
"Chryse-Xanthe
vs
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmo/note/9403/note3.html
*CMO
#388 (25 August 2011) "2009/2010 CMO『火星通信』火星観測ノート(18)"
「タルシス地方からアルカディアに掛けてのワイン色について」
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmo/388/2009_2010Note_18.htm
"Wine-Coloured Tharsis to
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn4/CMO388.pdf
(Ser3-0174)
●ヘッラスのふるまい
*CMO
#174 (25 April 1996) p1823
"1994/1995 Mars Note (10)"
「たかがヘッラス、されどヘッラス(1995年のヘッラスはいつ明るくなったか)」
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn0/95Note10j.htm
"Mere
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn0/95Note10.htm
*CMO
#203 (25 May 1998) "1996/97 Mars Sketch (5)"
「顕著期から衰退期に掛けてのヘッラスの動向」
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn0/97Note05j.htm
"White
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn0/97Note05.htm
●オリュムプス・モンスの衝効果での輝き
*CMO#389
(25 September 2011)
「ニクス・オリュムピカについての誤解」
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmo/389/Mn_389.htm
"Nix Olympica
Misunderstanding"
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn4/CMO389.pdf
(Ser3-0185p)
*CMO
#378 (25 November 2010)
2009/2010 CMO『火星通信』火星観測ノート(6)
「何故オリュムプス・モンスは2010年の衝には輝かなかったか。」
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmo/378/2009_2010Note(6).htm
"Why Was
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn4/CMO378.pdf
(Ser3-0055p)
*CMO
#144 (25 April 1994) p1385 "K稿(4)"
「ニクス・オリュムピカ?」
"Nix Olympica/Olympus
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn2/Cahier06.htm
*CMO
#061 (10 October 1988)480p
"OAA MARS SECTION FORTNIGHT REPORT (16~
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